愚民のガス抜きに敵を設定して利用するのは古来からの手法

宗教的に仏教とキリスト教の性質は完全に異なっている。キリスト教は人間の行為を最終的には神が許し、教会は教義を守らせようとしてきた歴史があるが、時代の進展とともに教義を改変する。

これに対して仏教は人間の生死について教義は経典に明らかなもので、教えに背く罰というものまで経典に決まっている。

日本の仏教に多数の宗派の名残があることは日本の歴史において僧侶が容易に開宗して食を得ることが可能で権力と談合してきたという、仏教上は許されベからざることがまかり通ってきたからである。

悪が存在するから神の存在理由がある。逆もまた真なり

ありもしないものをあると思うと怖くなる、怖くなると救いを求めたくなる。

みなが核武装したがるのと同じようなものだ。ありもしない脅威を煽られて憶え、そして力を欲する。

キリスト教でいうところの悪魔といえば、洋画に出てくる様々な悪魔を連想するけど、仏教用語としては仏道修業、成仏を妨げる働きの意味になる。だから欧米では悪魔は一見して分かるが仏教の魔というものは己心の魔のことで、誰にでもある心の動きとして気持ちの中に存在する。例えば、三障四魔というふうにである。

悪魔を許す神を信じるべきではないだろ。仏の言は未だ地に落ちたことなどないが、乱れた仏教は国を乱す。日本が仏教をちゃんと改革できるなら、世界のキリスト教の信者の相当数が仏教に改宗する可能性は大きいものがあるだろう。

何しろ仏教は不殺生戒がある。国が安定して発展するためにはこの上なく優れた宗教である。日本人は仏教が乱れた歴史の真実を知り是正する義務を負っていることを自覚することが大切だ。

キリストも心の罪を言っている。実際に姦淫を犯さなくても心の中で
姦淫した者は姦淫したのであると。殺人も同じである。

人は姿、形を見るが神は心を見るともある。

仏教本来はそうだろうがソーカナンミョーは人心攻撃、自己中心の魔、
全開だね。どれだけまじめな者が犠牲になっていることか。
これが日本を混乱させ放射能と共に日本を滅ぼそうとしているのである。
天才がこの国に遣わされて早期に問題の解決処理されん事を祈り願っている。

梅の未熟な果実は有毒で死に至ることがあるということを知らずに食べようとしたのではあるが、食べ損ねたお蔭で現在も生きている。人は人の命を救うことができると考えることもできるし、子供であれ大人であれ、正しい知識がないことが原因で命を落とす人が多すぎる現実は厳にある。もちろん殺人事件さえ増加しているのが現実だ。

人が人を救うという命題があるとしたら失敗が許されて良いはずがない。それが正しいことであれば己心の魔に負けて真実を曲げることは許されないということである。

たとえ権力によって邪魔されたり、制裁をうけたり妨害されても自分がノー天気な気楽さを追求しようとする瞬間に不正に転落することになる。広く地動説が認められる前の長き時間において真実を知る者の責務は、たとえ教会によって弾圧されようとも、人々に馬鹿にされようとも、知人に撤回するようにそそのかされても、目が眩むほど誘惑されても曲げることはないだろう。

キリスト教が天動説を支配していたというキリスト教特有の宗儀はなかなか合理的に信じることはできないものがある。最近などは同性婚を認めるようになるなど、明らかにその時々の人間の都合主義がキリスト教を支配し、神さえ人間の欲望による創造物であるという強い異端性がある。

子供の頃は本当に悪ガキで、毎日のように学校では喧嘩ばかり、上級生とも取っ組み合いするなど、近所で評判の嫌われっ子だったんだろ。親が苦心の末にワラにもすがるような気持ちで教会に通わせたんだと思う。

その当時の思い出として、学校でサンタクロースは本当にいると言ってたのは自分だけで、その話のやり取りが原因で熾烈な喧嘩になったことをおぼろげながら記憶している。相手の子達の軽蔑するような激しい眼差しは異常な感じがしたものである。確かに皆が目を吊り上げていたように思う。みんな親から教えられて真実とまで思わなくても知っていたんだろ。

どのような生き方をしたのかという初歩的な疑問は誰もが抱くだろう。子供の頃は
教主なら英雄のような人間だったに違いないと思いたがる癖があったように記憶している。

ところが、イエスはユダヤ総督ピラトに捕らわれ十字架にかけられ絶命したという史実や、日本では法華本門の教主が地頭の東条景信ら率いる念仏者の襲撃により頭に刀傷を受けたなどの記録があることを知ったことにより、言葉を失い思考がしばらく停止するような気持ちになったことがある。

確かな共通点は民衆を救わんがために権力に立ち向かい、そして権力によって迫害を受けたという重い真実と向き合わざるを得ないことだった。壮絶なご一生というものがあり、今の時代でいう正義の味方やヒーローの主人公などという考えでは捉えきれない史実の重々しさだけは残っている。

権力や人の行いにおける誤りを自由に言うことだけはできる今の時代でさえ、それを支える根本は何なのかと考えれば十人十色で人様々だ。結局は誰もが誰をも救うことなどできず仕舞いでは笑止千万だろう。救うとは以後に心配が完全になくなる状態にすることだと考えられる。

しつこい様でござるが老子は悪いことをしても構わないと言ってる訳ではなく、非人間的なほどに高尚な美徳や節制は却って害悪だとおっしゃってるのだと思うのでござる。

別に拙者は孟子も荀子も嫌いじゃないので、誰の言葉が正しいとか間違いだとか言うつもりは無いのでござるが、個人的には老子の考え方が好きでござるな。」
善悪を判断するのが人間であれば、自分の都合のよいことは善、都合のわるいことは悪となる、善悪、両方あわせ持つのが人間。完全なるものが神。