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信じられないかもしれないが、北朝鮮と、アメリカはやがて親密になる。だが、自然にそうなるわけではない。大変な困難な時期と、多くの人々の大変な苦労が必要となる。今は一色触発という感じであり、いつ戦争になるかという感じであるが、必ずしも全面戦争の道以外にないということではない。そもそも北朝鮮は、戦争をしたいわけではなく、支援を求めている。そして世界中から信頼され、尊敬される地位を獲得したいと熱望している。だが、残念ながら、現在の軍事体制では、そうはならないことは誰もが知っている。だが、北朝鮮と、アメリカがやがて同盟国になるとこは不可能ではない。実は北朝鮮からすると、中国やロシアなどよりもアメリカを重視しており、アメリカに気に入られないとやっていけないことを知っている。しかし今のやり方で行くならば、とても成功しないだろう。北朝鮮は、核兵器開発を進め、武器を他国に輸出しようとしている。しかも同時に周辺諸国を脅し続けている。この状態だと、たとえ親密になろうとしても、それは脅迫に屈したということになる。それでは正常な国交はありえない。独裁軍事国家というのは、どこまでも破滅に向かって突き進むものだ。自己改善とか、自己修正はできない。それは過去の日本でも同じことが起きた。独裁軍事体制になると、あらゆる反対派を粉砕し、弾圧し、沈黙させてしまうので、崩壊しないのだ。しかし、それは正常な国家体制ではないので、どちらにしても永続できない。巨大な宇宙船か何かで、完全自給自足体制で、食料もエネルギーも無限にあり、何も心配がないということなら、そのまま続くかもしれない。だがそういう場合は、しつこく敵を探してうろつき、常に戦争を仕掛けるので、いつかは強力な敵が出現して滅びてしまう。北朝鮮が民主主義国家になる可能性はある。だが破滅の道もある。破滅を選ぶ危険性もある。当然ながら、戦争が起きれば、特定の地域に限定されたもので終了せず、周辺諸国は壊滅的打撃を受ける。たとえ直撃を受けなくても、核兵器が使用されれば、使用不能の大地が広がる。そこではいかなる農作物も育たないし、また育ってもそれを食べられない。水も汚染される。放射能被害は、原発事故のレベルよりもはるかにひどくなるだろう。相当な大規模な避難が必要となるが、そんな数の人が避難できる場所はない。また受けれ国があっても、人数を制限するだろう。他国に多数の人がなだれ込むと、紛争が起きる。戦争が起きた現場以外でも、かなり広範囲に影響が出るだろう。使用不能の大地、立ち入り禁止の不毛の土地が拡大し、水も食料も激減することになると、それを求めて争いが起きることは避けられない。その結果、ごく一部の富裕層だけが生き残るだろう。当然だが、あらゆる資源は軍が管理するようになる。そしてあらゆる文化が低迷し、軍事色一色となる。日常生活もガラリと変わる。もはや安全な時代ではない。生き残れるのはごく一部で、ほとんどは死滅するだろう。医療施設も利用が制限される。医薬品の製造は限定的なものとなり、医薬品の供給は断たれる。疫病が広がっても、治療する場所も施設もないし、薬もない。地獄世界が広がるだろう。核兵器も昔のものとは比較にならないほど強力だ。水や食料はもちろん、エネルギー資源までもが放射能で汚染されると、使用できなくなる。そういう世界を本当に希望しているのだろうか?それは地獄以外のなにものでもない。だが、脅しに屈してあれやこれやと好きなだけ支援しても、北朝鮮は、ますます強力な核兵器開発をするだろうし、あらゆる武器を他国に売りまくるだろう。そして結果的にそういうものがテロ組織にも売られてしまい、今度は別の形で破滅が待っている。どうにもならないジレンマ状態だ。
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