http://www.asyura2.com/12/idletalk40/msg/326.html
Tweet |
日本人の英語力は相当高いのに喋らない人が多い。読めば分かるのに、喋る人はほんとうに少ない。日本語でも外国語でもそうだが、言葉は使えば使うほどに改善すべき点がはっきり分かり、修正を加えながらどんどん上達する。なぜか日本の英語学習法は、この上達に一番大事な「使う」という部分が欠落している。もう5年ほど前になるが、東京に住むインドから来た英会話学校の教師話した時に、彼は日本での英語教育システムに関しておもしろい説を唱えていた。
それは、イギリス人やアメリカ人が日本人に英語を教えるにあたり、かなり昔から、極力上達しないネガティブな方法を考え出してそれを実行している。この説はキリスト教の布教も絡んでいて、これはこれでおもしろい話があるが、それは別の機会にする。彼の説では、日本人は英語教育と聞けばお金を惜しまない。Internationalという言葉に信仰にも近い絶大な魅力を感じている。そこで彼らは、わざわざ細かく難関を設けて、上達を阻むような方法をとるのだという。それでも感謝されこそすれ疑問をさしはさむことはない。早く上達させると収奪できるお金が減るので、適当にあしらってなるべく長くお金を巻き上げることができるようにしているという。
この説は彼の体験もベースになっていて、彼を含む非ヨーロッパ系の英語教師が同じように教えても、日本人は彼らのやり方に疑いを持つらしい。ヨーロッパ系の白人であれば盲目的に信じるのに、なぜか? 日本人はアメリカやヨーロッパの白人に対して「あこがれ」と「極度のコンプレックス」があり、催眠術にかけられているように、うっとりしながらほとんどのことを受け入れてしまうとのこと。特に教師が異性であれば、これを拒むことができる人はほぼいないらしい。
日本の政府高官や役人なども同様の人が多く、ちょっとやさしくすると簡単に「うん」といわせることができるそうだ。非常に御しやすい人たちばかりで、このネガティブな方法はほとんど国家(イギリスとアメリカ)プロジェクトではないかとの主張だった。「みんながみんなそうとは思わないが、日本で長続きしている英語教育システムほどそうなっているよ」と、彼の弁だった。一理も二理もあるな実感した。
矢津陌生ブログ http://yazumichio.blog.fc2.com/blog-entry-43.html より転載
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。