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私は、以前、ナンパの名人という人物に遭遇したことがある。それは、別にそういう人物に出会いたくてそうなったわけではないが、ある一ヶ月程度の短期の用事で、行動を共にしたのだ。それは旅行ではないし、遊びでもなく、ある種の研修のようなものだったが、完全に自腹ということもないし、また全てが無料ということもなく、一ヶ月間、宿泊費用の一部を負担してスケジュール通りの会議や、いろいろな見学や、あるいは、実際に作業に参加するなどした。結構ハードスケジュールで、気楽なものではなかった。そのナンパの名人は、やはり言葉が非常に巧みであり、饒舌だった。また服装もばっちり決まっており、高級そうな車も乗り回していた。ただしその車が、自分のものなのかローンが長期で残っているのか、あるいは大金持ちで小遣い程度で簡単に買えるのか不明だった。タバコをいつも吸っていて、気取っている印象を受けた。なにかいつもポーズを決めているという感じであり、やはり女性には人気があった。しかし、やばい連中との交際もあるようであり、暴力団関係者とも親密なようだった。全体的に危険な印象を受けた。非常におしゃべが上手なので、営業とかに向いているようだったが、車の運転は非常に乱暴であり、いつ事故を起こしてもおかしくない運転をしていた。あまり長生きできるような感じはしなかった。何かいつも危険を求めて行動しているかのようであった。ただ女性に人気があったのは事実である。この人物は、かなりハードな日中の業務をこなしたあとも、毎晩必ず外出し、飲み歩いて、帰宅は遅かった。いつも翌日の午前中にならないとホテルに帰らず、全く帰ってこないで、翌日のスケジュールに出てきたりした。どこで何をやっているのかわからない感じがした。かなりの大金持ちらしく、本当に湯水のように金を浪費していた。他のメンバーも含めて20人程度の参加者がいたが、殆どは貧乏で、一ヶ月のホテル代の負担だけでもかなり大きかった。それに食費やら衣服代や交通費等も重なり、かなりのダメージを受けていた。後半になると、もはやホテルから外に出る金もない有様だったが、その人物は毎日豪遊していた。あれだけ金を使えばもてるだろうなと思った。メンバーの多くは貧乏人だったため、とても毎晩外出することなどできなかった。それにかなり日中の作業だけで疲労していた。その人物は明け方近くになってホテルに戻ることも多く、なんというか常に活動的だった。いつも行動していたし、いつもしゃべっていた。何か非常に疲れる人物だった。それにやばいこともい裏でやっている印象を受けた。道徳心とか、倫理観とか正義感とか、そういうものは一切ないようであった。何をするのかわからないという感じがした。とても落ち着きがなく、いつもキョロキョロしていたし、何かに追われている感じがした。それでも会話は饒舌であった。
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