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http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130531-00010001-cyzoz-soci
サイゾー 5月31日(金)21時53分配信
自由報道協会代表(5月17日に辞意を表明)で元ジャーナリスト・上杉隆氏の「記事盗用問題」で、名誉毀損だとして訴訟を起こされていた経済学者の池田信夫氏が反訴を宣言し、話題になっている。
池田氏は「被告は2011年3月19日の読売新聞の記事とまったく同一のリストを3月24日発行のメールマガジンや、その後の著書などで何度も『著者調べ』として発表したが、これは読売新聞社が取材した情報の盗用である」と再度断じ、上杉氏が12年10月、TOKYO MXテレビ『5時に夢中!』で「池田氏が自身のツイートを削除して過去の発言内容について証拠隠滅を図った」などと事実無根の主張をしたことが、名誉毀損に当たるとしている。
上杉氏は盗用疑惑に加え、経歴詐称疑惑など、近年問題が相次いでおり、決して旗色がいいようには思えない。それでも徹底抗戦を続ける理由とは――? 自由報道協会の内情に詳しく、上杉氏をよく知るA氏は、次のように予測する。
「読売新聞社のデータを丸パクリしたのは、誰が見ても明らかです。それでも名誉毀損だとして裁判を起こしたのは、“時間稼ぎ”でしょう。というのも、彼はメールマガジンの発行を止められるのを恐れていたからです。『まぐまぐ!』のメルマガで、おそらく年間2000〜3000万円ほどの収入があるのですが、まぐまぐの規約に『内容に剽窃があれば発行を中止する』という文言がある。これに『規約違反ではないか?』という問い合わせがあったそうなのですが、訴訟を起こせば『係争中だから資料は出せない』と言ってごまかせるし、和解すれば『問題なかった』と言い張ることができる。反訴は想定外だったでしょうが、裁判費用に500万円くらいかかっても、彼にとっては続ける意味があります」
A氏は、盗用や経歴詐称の疑惑がありながら、上杉氏がこれまで厳しく追及されなかったことについて、「やることがセコいから」と呆れ顔だ。
「例えば、上杉氏は過去にNHK社員として働いていたかのような発言をし、『経歴詐称だ』との批判を受けました。しかし、『NHKに入社した』ではなく、『NHK勤務』と言っていたので、それがアルバイトだったとしても嘘とは言い切れない。大きな悪事を働けば当然、反発も強くなりますが、“100%嘘とは言えない”と逃げ道を用意すればそうはならない。同じ理由で『元ニューヨーク・タイムズ取材記者』というのも、実際は記者ではなく、データを収集するリサーチャーとして働いていただけらしいのですが、これもはっきりとは叩きづらいんです」
そんな上杉氏の“いい加減さ”から、A氏は「ジャーナリストとしての資格はあるのか」と問う。例えば12年1月、ジャーナリズム賞であると謳った自由報道協会賞を小沢一郎氏へ贈ることが一時決定し(その後、各所からの批判により延期のまま)、同協会と政治との距離感について疑問の声が上がった。そのなかで、話題になったのが「自由報道協会の事務所があるメゾン平河町(東京都千代田区)が、小沢一郎氏の妻・和子氏の所有である」という噂だ。
「ある会員が、この件について上杉氏に事実確認を迫ったところ、“小沢氏やその秘書らに直接確認したが、そんな事実はなかった。私が休日にそこまでしなければならないのか。ネットの情報を信じ過ぎないように”といった旨の回答があったそうです。しかし、別の会員がメゾン平河町の登記を調べてみたら、小沢和子氏が所有する部屋があることがすぐに判明しました。結果的に、協会の事務所と和子氏所有の部屋は無関係であり、単なる偶然だと結論づけられたそうですが、実は上杉氏はきちんと“ウラ取り”をしておらず、小沢氏の関係者の結婚式の席で、秘書に軽く聞いただけだったといいます。政治家やその関係者の発言を鵜呑みにしないというのは、ジャーナリストにとって基本でしょう」(A氏)
このように、数々の騒動で上杉氏の信用は薄れ続けており、彼が代表を務める自由報道協会も崩壊の危機を迎えている。もともと既存のクローズドな記者会見にはない「自由な報道」を理念として掲げてきた同協会。だが、江川紹子氏など著名な協会員が次々と脱会し、池田信夫氏がエイプリルフールのネタとしてブログに投稿した「解散」の報も、本気で受け止める読者が続出した状況だ。
「上杉氏は、人を使うのが苦手で、仕事がうまくいかないときには人をなじる。理事長という立場で、またジャーナリストとして知名度も高い上杉氏に言い返せる人はそうそういないし、ある事務局の男性は『上杉さんは、人をなんだと思っているのか』というメールを残して、去ったといいます。上杉氏のご機嫌を伺うのがバカバカしくて辞めた人は、ひとりやふたりではありません」(同)
かくして、崇高な理念を掲げた自由報道協会は、上杉氏に私物化されていった。彼の知名度と実行力に頼り、もてはやし、利用しようとした一部会員にも非はあるとしながら、結局「気に入るか、気に入らないか」だけで人を選ぶ上杉氏への反感が、同協会の今日の崩壊を招いたという。
「小沢一郎氏の協会賞受賞も、完全に上杉氏の独断であり、暴走でした。暴走という点では、上杉氏は本気で“炎上マーケティング”を考えていたと、話す人もいる。11年10月に同協会で小沢氏の会見を開いた際に、“質問は1回”というルールを守らなかったとして、上杉氏が読売新聞記者を恫喝した問題がありました。どうやらその後、協会への寄付が激増したらしいのです。だから、上杉氏はあらゆる場面でケンカを売るようになった。ところがその後、寄付は増えるどころか減る一方になって、上杉氏の暴走は単に協会の品位を貶めるという結果になっています」(同)
現在、自由報道協会の会員はまだ残っているが、「記者会見を企画できる人がいない」という。上杉氏は会見のセッティングをするわけではなく、また内部での揉めごとが絶えないため、事実上、組織として機能していないようだ。
今般の上杉氏への批判の高まりを考えれば、彼の暴走も限界にきているように思われる。牙城であった自由報道協会すら崩壊しつつあるなかで、池田信夫氏の反訴をきっかけに、上杉隆包囲網はさらに強くなっていきそうだ。
(文/伊田祐介)
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