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★「天木直人氏の視点ー(2013/03/10)」★ :本音言いまっせー!
発売中の週刊フライデー3月22日号にに嬉しい記事を見つけた。
その記事とは昨年3月から米国UCLAに客員研究員として留学して
いたNHKのアナウンサー堀潤氏の近況を教えてくれる記事だ。
私が堀潤アナウンサーの事についてはじめて書いたのは2011年
12月15日のメルマガ第889号であった。
読者からの投稿で堀潤というアナウンサーが原発事故について、
「もう国や組織に頼っていては駄目だ。僕らで考えよう、僕らで動こう」
とみずからのツィッターで呼びかけている事を知ったからだ。
当時掘潤アナウンサーは夜の「BIZスポ」というニュース番組の
総合司会に抜擢されていて私もその番組をよく見ていた。
出世間違いない三十代のエリートNHKのアナウンサーが、国や組織
に反抗して立ち上がったのである。
これは物凄い事件だ。
その衝撃を私は当時のメルマガで書いた。
彼は間もなくその番組を降板し、翌年3月に米国での研究生に転出した
ところまでは知っていた。
その彼が、留学先のUCLAで、でさらに反原発の活動を続けていた
のである。
米国のスリーマイル原発事故をテーマにした反原発ドキュメンタリー
映画を自主作製し、上映会を開いていた事をその記事で知った。
堀潤NHKアナ健在なり!
その反骨魂を知って私は嬉しく思った。
しかし私が嬉しく思ったもう一つの理由がある。
それは、そんな堀潤氏に熱いまなざしを注いで、その近況を我々に
教えてくれた飯塚真紀子という在米ジャーナリストの存在である。
飯塚真紀子さんはそのフライデーの記事で要旨次のように報じている。
堀潤氏が反原発になったきっかけは原発事故の2週間ほど前に福島の
農家の人たちを取材した事がきっかけだったという。
地銀と協力してブランド力のあるアスパラガスや養殖のマスを
売り出そうという取り組みをしていたその人たちが、原発事故が起き、
生活を完全に破壊されてしまった。
それだけ影響力の大きい原発であるのに、その安全対策があまりに
杜撰なことに憤りを覚えたのが堀潤アナが脱原発になったきっかけだ
という。
もちろん堀潤アナのその怒りには、原発事故が起きた後の政府の対応
の鈍感さに対する怒りもまた間違いなくあったと思う。
以来局内ではテロリストのような扱いで、上層部に何度も呼び出された
堀潤アナウンサーは、「BIZスポ」の番組終了に伴い昨年3月から
UCLAに渡った後も、脱原発への思いは強く、その思いがこの映画を
作らせたのだ。
私が飯塚氏のその記事の中で注目したのは、
飯塚氏に堀潤NHKアナウンサーが語ったという次のようなNHKの
実態だ。それはとりもなおさず日本のメディアの実態でもある。
「テレビ番組の数分の短いニュースは結論まで決まった台本が先に
あり、それに合う映像をつくってこなくてはならない。
そのため大本営発表に偏りがちになり、市民一人一人が抱えている
不安や思いはこぼれ落ちてしまう事が多い。
情報が多くの人たちと共有され、知恵が結集されることで、
そこからいい解決法が生まれてくる・・・」
まさしく私が目指すもう一つのメディアである。
堀潤氏は4月からNHKに復帰するという。
しかし報道番組ではなく「きょうの料理」の司会者としてであると
いう。
ジャーナリスト飯塚真紀子さんはそんな堀潤氏の将来について
次のように書いている。
二度と政治的な発言をしないようにと用意されたポストだ。
本人は「1年後はフリーになっているかも知れない」と笑うが、
仮にそうなったとしても、政治的発言を繰り返す彼を起用する
メディアは多くないだろう。
アナウンサーとしては茨の道がまっているかもしれない。
しかし本人は「これまで、上をおそれず発言して来たつもりです。
そしてこれからもおかしなことがあれば意見をして変えて行きたい」と
自分の信念に忠実であり続けると語っている、と。
インターネット政党が実現した暁には、私はその政党の主要な活動の
一つとして「もう一つのメディア」を立ち上げる密かな野望がある。
どうにもならない今のメディアに対するアンチテーゼを国民に
提示するためだ。
堀潤氏とその堀潤氏のよき理解者である飯塚真紀子氏こそ、
私のそんな夢を託せるジャーナリストである。
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