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マスコミのヤクザ化 日本人の白雉化 流されやすい人間のほうが幸せなのか (第2弾)
第2弾というより、本編に入りますね。
2週間くらい前ですかね。
「マスコミのヤクザ化 日本人の白雉化」というタイトルで、
”体罰”と”いじめ”に関して、書きましたね。
”体罰”を全面否定するなんて、とんでもないことだ。と。
体罰は絶対に善だとか、体罰は絶対に悪だとか、
そういうふうに、極端に、決め付けることじたいがおかしい。と。
「時と場合によっては、体罰が必要なときがあるのは当たり前である」と。
これが、正解なのです。
「体罰」と「言葉の暴力」と、どちらが酷なのか。
後者のほうに、決まっているのである。
女子の”いじめ”の8〜9割は、「言葉の暴力」によるものである。
女子の”いじめ”の8〜9割は、「言葉の暴力」によるものである。
つまり、ようするに、
女子のいじめられっ子が、壮絶な集団いじめを受けて、
自殺をした場合、
それは、その多くの子が、
「言葉の暴力」によって、
命を落としていくのだ。
マスコミ・官僚にとって、悪政を推し進めるには、どうしても小泉のような「スター政治家」を”かつぐ”必要があるのです
「小泉さんがやったことなら許しちゃう」。
この話しは、私のオリジナルではない。
7年くらい前に、森永卓郎の本に書いてあった話しである。
そんな森永氏も、
最近では、ほんとにただのテレビタレントになってしまったが。
まぁ、それはさておき、
ようするに、都合がいいのです。
マスコミや財務官僚にとって、
新自由主義を推し進めたい、今の大マスコミや財務官僚にとって、
小泉のような「スター宰相」は、大変、都合がいいのです。
小泉政治・小泉構造改革とは、なんでしょう。
よく、不良債権処理や労働者派遣法の改正を取り上げる人がいますが、
小泉構造改革といったら、それは、緊縮財政策である。
そして、それは小泉の場合、歳出削減のほうである。
小泉構造改革といったら、
公共事業の大幅削減と、補助金・地方交付税の大幅削減なのです。
亀井静香が、よく”土建の神”などと言われてますが、
彼は、金には汚いが、
政治は正しいのだ。
知らない人が多いのだが、亀井静香は、小渕政権で政調会長をやっていたとき、
無駄な大型公共事業を削減しました。
3兆円ほど。
ここで、植草一秀氏の本をちょっと文字起こししたいと思います。
(日本の独立 著:植草一秀)
小泉氏は、福田赳夫氏の書生を政治家としての出発点としている。一九七二年の自民党総裁選で、田中角栄氏が福田赳夫氏を破って、田中内閣を創設して以来、二〇〇一年の小泉政権発足まで、自民党は田中派支配の下に置かれた。
小泉元首相が旧田中派支配の構造を破壊して構築したのは、清和会による自民党支配だった。岸信介氏の流れを汲む、自民党の保守本流が清和政策研究所=旧福田派である。
「改革」の看板の下で小泉氏が実行したのは、郵政三事業、日本道路公団、住宅金融公庫の解体だけだった。予算編成では公共事業が標的とされ、厳しい削減の対象にされた。
旧田中派の牙城だったのが、旧建設省、運輸省、農林水産省、郵政省だった。
公共事業削減、郵政解体、道路公団民営化、住宅金融公庫廃止は、すべて旧田中派の牙城解体を意味した。
他方で、小泉政権時代に霞ヶ関権力が集中したのが、警察庁、検察庁、そして財務省だった。これらの官庁は、清和政策研究会=旧福田派の牙城である。
小泉元首相は、れっきとした大蔵族議員であった。大蔵族議員は、大蔵官僚利権の擁護者であると同時に、金融界の守護神である。
郵政民営化は、小泉氏の個人的怨恨(ルサンチンマン)、米国の指令、銀行界の要請の三位一体による産物だった。
銀行界にとっては郵政つぶしが長年の悲願だった。小泉氏の郵政民営化論は銀行界への利益供与策でもあった。住宅金融公庫の解体も、銀行界の要請を受けたものだった。
「改革」という言葉は雪のような側面を持つ。雪におおわれればすべての汚れが白銀の世界に転じてしまうが、雪の下の汚れが消えるわけではない。
国民は「改革」の言葉の響きに目を眩まされたが、改革の言葉の下で進展したのは、どろどろの利権をめぐる死闘だった。
(終わり)
「小泉さんは抵抗勢力と戦っている 小泉さんは族議員と戦っている 小泉さんは官僚と戦っている 」
こういった、このような演出をしたのがマスコミだ。
マスコミは、小泉があたかも巨悪に立ち向かう一匹狼的な勇者のように演出をしました。
とくに、テレビ朝日とTBSが。
そして、当然、こんなことは大ウソであったのは、
今では、誰でも知っていることではないんでしょうか。
日本は、小泉政権になってから、「騙しの時代」に突入したのです。
小泉構造改革は、財務官僚主導のもとで行われました。
小泉が、官僚と戦っているなんていうのは、大マスコミの懲役100年以上ものの国家的詐欺だったのです。
マスコミは、
「族議員をなんとかしないといけませんね 族議員がいけないんですよ 小泉さんはやってくれるでしょう。」
なんて、演出もしてましたが、
以上の植草氏も言っているように、そもそも、小泉純一郎じたいが、バリバリの「大蔵族議員」だったのだ。
小泉構造改革は、「角福戦争」だったのです。
誰よりも”派閥”にこだわった小泉純一郎の怨恨による、自民党内の権力闘争だったのです。
ようするに、小泉構造改革は、暴力団の縄張り争いと全く同じような、
自民党内の、族議員vs族議員の、族議員同士の権力闘争だったのです。
しかし、そんな暴力団や政治家の権力闘争など、
自分たちだけが傷つき合うだけなら、結構なことだが、
そうじゃない。
これは、信長、秀吉、家康といった、
戦国武将たちにも言えることだが、
このような、権力者同士の権力闘争で、被害を受けるのは、
いつも、庶民である。
とりわけ、低庶民である。
とんだ、とばっちりを受けるのは、低庶民なのだ。
で、小泉構造改革の頭脳だったのが、財務官僚(旧大蔵官僚)たちである。
大蔵族議員の小泉と、財務官僚の思惑は当然、一致しており、
「緊縮財政」ばかりを考えている財務官僚にとっては、
小泉構造改革は、大変都合のいいものだった。
公共事業の大幅削減と、補助金・地方交付税の大幅削減。
これによって、建設関連に従事してる人たちの生活と、
地方経済は、
ボロボロになってしまった。
で、先ほども言いましたが、
亀井静香は、大手ゼネコンだけが潤い、経済波及効果が小さい、無駄な「大型公共事業」を
3兆円ほど削減しましたが、
それとは対照的に、
小泉純一郎は、その無駄な「大型公共事業」には、なにも手をつけず、それらを温存したのです。
小泉純一郎と財務官僚は、
地域の小さな必要な必要な、公共事業を削減しまくったのです。
その削減した額は10兆円。
これによって、地方経済、地域経済は、ズタズタになりました。
「小泉純一郎と財務官僚による、医療と福祉の削減」
これは、私が説明するより、これらを読んで頂きたい。
どちらも、短文です。
療養病床の削減問題
http://www.election.ne.jp/10018/2737.html
「小泉構造改革」は弱者を見殺しにする
http://janjan.voicejapan.org/living/0801/0712308210/1.php
つまり、このように、小泉という人間は、ほんとにどうしようもない政治家である。
日本の全国の療養病床を半分以上削減しちゃったんですよ。
そのうえ、病人のリハビリ期間の上限を設けて、
その結果、多くの病人が死んでしまった。
世界的な学者までもが、それによって死んでしまったのである。
小泉が、このような弱者切り捨ての政策をやらなければ、
助かっていたはずの多くの病人が、死んでしまったのだ。
そして、マスコミはどうしたかというと、
このことに対して、なにも報道しなかったのである!!
そして、もう一つのほうの「福祉の削減」。
障害者自立支援法である。
支援なんていうのは名ばかりで、
なんのことはない。ただの福祉切り捨てなのだ。
これによって、作業所(障害者の方たちのリハビリみたいな所)に行けなくなった障害者の方が激増し、
その方々の生活も、ボロボロになってしまいました。
そして、ここでもマスコミは・・・・・
この悪法の障害者自立支援法という法案が通ったとき、
またしても、マスコミはなにも報道しなかったのだ!!
私は、大手新聞社やテレビ局に抗議の電話をした。
そしたら、
「あの日は、内閣改造があったので」
どこの社も、みんなこのような言い訳だ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
あのな、内閣改造は本来、その4日後辺りにやる予定だったのに、
わざと、小泉陣営は、障害者自立支援法案が通る日に、その日に合わせて、前倒ししたのだ。
こんなことは、一般の市民でもわかっていた。
そして、本来なら、マスコミはこう報じるのが普通だったのだ。
「今日、障害者自立支援法が通りました。これによって、障害者の方々の生活は苦しくなります。
そして、こともあろうか、小泉内閣は、予定していた内閣改造を、”今日”に前倒しして、この障害者自立支援法をごまかそうという姑息な手段をとったのです」
このような報道をしないどころか、
この障害者自立支援法という悪法を隠したいために、なにも報道しないとは、どういうことなのだ。
じゃあ、五十歩ゆずって、
仮に、その日に報道しなくても、翌日に報道するべきではなかったのか。
そして、百歩ゆずって、
当日や翌日に報道しなくても、1週間後くらいに報道するべきではなかったのか。
しかし、当日や、翌日や、1週間後どころか、
マスコミは、法案が通る前から、障害者自立支援法がどれだけ悪法であるか、それをわかっていたのに、
2006年9月26日の小泉政権が終わるまで、そのことを一切報道しなかったのである。
なにわともあれ、小泉政権は、このように医療や福祉を切り捨てました。
「小泉さんがやったことなら許しちゃう」
欧米人がよく 「日本人は優しい。日本人は親切だ。」
なんてことを言いますが、
それは、間違っている。
どうでしょう。
日本人は、日本国民は、
今、説明した、この小泉の医療や福祉の切り捨ての話しを聞いても、
けっきょく、
「そうなんだ。亡くなった人はかわいそうだね。 でも、小泉さんがやったことなら、許しちゃう!」。
これが、今の日本人ですよ。
・・・・・・・・・・。
タイトルの、
マスコミ・官僚にとって、悪政を推し進めるには、どうしても小泉のような「スター政治家」を”かつぐ”必要があるのです
この意味が、わかって頂けたでしょうか。
「まだ首相になってないのに、すでにマスコミ・官僚に利用されてる小泉進次郎 『純一郎ブランド』は今でもぜんぜん健在である」
彼が、まだ首相ではないことは、小学生でも知ってることですが、
しかし、まだ首相として、かつがれてないのに、「小泉効果」というものは、すでに出ているのです。
そして、それは進次郎本人にとっても、アメリカや官僚やマスコミに利用されようが、
どうでもいいことなんです。
どんなトンデモ発言をしても、マスコミはそれをなにも批判せず、批判をしないどころか、持ち上げてばかりしてくれるのだから、
進次郎本人にとっても、好都合なことであるからだ。
安部政権が、老人の医療保険の負担を、来年から、1割から2割に引き上げることを決めましたが、
1週間くらい前に、小泉進次郎が国会の一般質疑で、
「老人の医療保険の負担を引き上げるのは当然だ。」みたいな発言をしたんですよ。
ようするに、「俺だから、俺がこういうことを言っても、誰も怒らないだろう。」
このように、本人も本人で、そのようにタカをくくってるんです。
ようするに、マスコミが作った「純一郎ブランド」は、未だぜんぜん健在なのです。
未だに「純一郎ブランド」が効いているから、そのような発言が堂々とできるのです。
で、話したいことはまだまだあるんですけど、
ちょっと、もう体力がなくなってきたので、今日はここまでです。
で、最後に言っておくことは、
マスコミは、この「進次郎」を首相にして、それを長期政権にさせたいのですが、
まだ31歳の若手議員。
だから、進次郎が円熟するまで、その”つなぎ”として、
マスコミは、橋下徹を首相にさせたいんです。
橋下徹は、おそらく参院選に出るでしょう。
そして、当選したら、さらに次の衆議院選挙に出るでしょう。
参院選で、自民・公明が、過半数を取れなかった場合、
「維新の会」が、政権与党入りします。
維新の会としては、
「(自民・公明に)あんたらと手を組んでもいいよ。でも、条件は、石原代表を首相にすることだよ。」
過去の実績や年功序列的なものを考えれば、
当然、最初は、石原を首相にさせるでしょう。
そして、夏の参議院選を経て、次の衆議院選で、橋下が当選したら、
橋下首相の誕生です。
いずれも、選挙の結果次第ですが、
そのために、マスコミは懸命に「維新の会」を持ち上げます。
次の衆議院選まで、マスコミは、懸命に懸命に、
「維新の会」を持ち上げます。
ところで、テレビというのは、誰でも、スターにできるものだ。
もちろん、最低限の資質は必要ですけどね。
細川護煕が出てくる前までは、 見栄えのいい政治家といったら、
石原慎太郎と、柿澤弘治くらいだった。
小泉なんか、ただのオッサンでしたよ。
テレビに出れば、郵政民営化の話ししかしない。
芸術家にいそうな、風変わりのオッサンってかんじでした。
それでも、首相になってからは、あそこまで一世風靡したのだから、
その”最低限の資質”は持っていたんでしょう。
で、小泉のカリスマ性というのは、本物か。 どうなのか。
そういう動画があるんですよ。
この動画なんですけど、2分くらいで終わるので、 見てってくださいな。
.小泉純一郎の人気はライオンヘアーにあった
それでは。
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