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2013/2/6 晴耕雨読
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CIAの対日工作について、ここまで調べ上げたジャーナリスト、研究者はいない。
以下、連投。
2月5日(火)、春名幹男氏インタビューの模様を実況します。
岩上「尖閣事件以降、日米中の関係がこじれた。石原前都知事が米国のヘリテージ財団で尖閣購入宣言した。しかしヘリテージ財団にはチャイナマネーが流れているというが」
春名氏「当初、WTOに中国が加入することをヘリテージ財団が反対していた。パパ・ブッシュ政権に入ったエレーン・チャオ氏がヘリテージ財団の上級研究員に。その人物が江沢民と関係が深かった」
春名氏「チャオ氏は父親のコネクションを使って中国本土で集金活動した。チャオ氏の夫はマコネル氏。この人も保守的な人だが中国から金が入っている。中国の新しい外務大臣はブッシュファミリーの友人」
春名氏「韓国も米国と親しい。オバマ大統領が挙げた『親しい首脳トップ5』に李明博大統領が入っている。G20の開催を当時の麻生総理は東京でと頼んだが無視された。結果、ソウルでの開催に」
春名氏「核セキュリティサミット。オバマ大統領はパーティーの席で当時の鳩山総理と会談した。大変失礼な態度。米国の意にそぐわない人物には非常に冷たい態度に出ることが分かった」
岩上「外務省の官僚が米国に『鳩山さんに冷たくするように』と伝えていた」
春名氏「ウィキリークスが暴いたんですよね」
岩上「日本が属国だという構造になっている」
春名氏「鳩山さんにも苦言を呈したい。彼は東アジア共同体の具体的なビジョンを持っていなかったと思う。米国が反発することを分かっていなかった。李明博は『脱米入亜』と米国に告げ口した。十分な準備や戦略が無かった」
岩上「在米韓国人、在米中国人の数が増えている。チャイナロビーがイスラエル・ロビーに肉薄しているのでは」
春名氏「米国の人口構成が劇的に変わっている。大統領選でオバマには黒人、ヒスパニック、アジア系の票が大量に入った」
春名氏「オバマはリベラルに完全に舵を切った。アジア系は教育熱心で進学率が高い。収入もアジア系が高い。1位が中国で2位がインド人、3位がフィリピン人。日系人議員も、中国系、韓国系の支持を取らないと当選出来ない」
春名氏「2000年、米国で日本帝国政府公開法というものが出来た。日本は冷戦構造の中で戦争犯罪を追及して来なかった。米国でこのような動きがあることを日本のメディアは全く報じていない」
春名氏「かつてシーファー大使が『従軍慰安婦』という名称はおかしい、あれは『性奴隷』だと言った」
岩上「冷戦時と状況が変わっている。日本の保守は鈍感極まりない」
春名氏「かつて麻生外務大臣が『核武装を検討する』と。するとライス国務長官が飛んできて『米国は日本を守る』と」
岩上「日本が核武装すると韓国が武装する。東アジアのバランスが決定的に崩れる」
春名氏「2012年8月16日、尖閣に対する米国政府の方針が変わった。オバマ政権は、あえて『守る』と言わないようにした。これを共同通信がスクープ。この件を国務省の報道官は『変わっていない』と」
春名氏「しかし米国の会見は違う。記者がどんどん突っ込むと、変わったことを明らかにした。あの漁船事故は、米国の方針が本当に変わったのか、中国側がテストしたのではないか」
岩上「ヘリテージ財団が出したクリングナー論文というものがある」
春名氏「おお、まだ読んでいません」
岩上「アーミテージレポートと同じで厚かましい内容。石原氏に会見で聞いた。筋書き通りではないか、と」
春名氏「安倍総理がオバマ大統領に電話したが訪米を断られた。本音をぶつけあって議論する関係にない。オバマ大統領は『野田さんとは上手くやった』とわざわざ言ったりしている。これは大変な嫌味だ」
岩上「安倍さんは親米色が強い。しかしなぜ米国に突き放されるのか」
春名氏「やはり歴史認識。安倍さんの言い方も『村山談話を踏まえる』とかなり変わっている。”狭義の強制性”の否定は従軍慰安婦の存在を否定していること」
岩上「米国の下院に日本の右寄りの団体の人たちが”電凸”した。すると、(米国の)議員に圧力と受け取られ、かえって反発を買ってしまった」
岩上「日本国内の歴史修正主義や歪んだナショナリズム、こういうのを米国はすべて分析している」
春名氏「日本はかなり遅れている。情報を集めて分析するというシステムを急いで作らなければならない」
岩上「オバマが首脳会談で集団的自衛権行使容認の話を持ち出さないでくれ、と言った。中国に配慮したもの。これは安倍さんも外務省も衝撃なのでは」
春名氏「憲法改正反対では内政干渉になるのでこういう言い方になったのでは」
春名氏「米国の圧力に抗して『出せない』と言える政治家は今の日本にはいない。集団的自衛権は結果として行使することになると思う。9条2項を改正せよとは言わない。解釈でいけるだろう、と」
岩上「自民党の改憲案。これが実現すると日本は近代民主主義国から脱落する」
春名氏「日本が強いのは、本音と建前の使い分け」
岩上「戦後民主主義国家という建前を使っていくべき」
春名氏「その通り」
岩上「アベノミクスについて」
春名氏「バーナンキはじめ、米国側は相当頭にきていると思う。『エコノミスト』は日銀の独立性が失われると痛烈に批判した」
岩上「戦前の昭和恐慌が想起される。イギリスで反日感情が高まり、それが米国にも飛び火した。黄禍論の高まりにもつながった」
春名氏「メルケルも日本を非難している。外交には戦略が必要。総理が人間的な関係をいかに築けるか。我々は『日本人』を打ち出さなければならない。オバマ大統領は韓国系アメリカ人を政権で重用している」
春名氏「日本人は本来嫌われていない。日本が右傾化した、と外国から散々叩かれている。平和国家を売っていかなければならない」
岩上「右傾化していると全く報じられていない」
春名氏「ワシントンの特派員に仕事をしてほしい」
岩上「大日本帝国が最初に作った紙幣が神功皇后。朝鮮半島を侵略しようという意志があった。今、過去を過剰に美化しようという動きがある」
以上で実況を終了します。アーカイブはこちらから御覧ください。→http://t.co/DkvZ3l2e
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