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パリに本部を置くジャーナリストの国際団体「国境なき記者団」は、毎年、国や地域ごとにどれだけ自由な報道が認められているかを表す「報道の自由度」のランキングを発表している。
今年、日本は、東京電力福島第一原発の事故で開示される情報が限られているなどとして、前年の22位から53位へと大幅に順位が下がった。
日本は、東京電力福島第一原発の事故について、「透明性に欠け、個別取材に対して政府などから開示される情報があまりにも限られている」などとされ、前の年の22位から53位へと大幅に順位が下がった。
「国境なき記者団」では、「例年は上位に入っている日本の評価が急落したことは、警鐘が鳴らされたものと受け止めるべきだ」と指摘している。
ほかの国や地域の順位を見ると、1位のフィンランドを筆頭にヨーロッパ諸国が上位を占め、アジアでは、民主化が進むミャンマーが、当局による検閲が行われなくなったなどとして前の年から18順位を上げ、151位とされたほか、中国がほぼ横ばいの173位、北朝鮮は変わらず178位でした。
もっともな評価だと思う、中国ほどではないが、日本もどんどん権威主義国家に近づいているということだ。
日本は近代国家だと思っている人が未だいるかもしれないが、とんでもないと思う。
一番の元凶は、マスコミがだらしなさすぎることもある。
小沢一郎に対する国策捜査を見れば分かるように、日本は「官僚が支配する前近代律令国家」なのです。小沢一郎がかろうじて近代主義への運動を始めた矢先にアメリカに内通した日本の律令官僚が、検察(昔で言う検非違使)や特捜部(征夷大将軍)を使って、アテルイである小沢を討伐しようとした。これは私も著書『日本再占領』で詳しく解説したところだ。
東電や原子力をめぐる問題でも情報開示がまず足りない。原発をどうするか議論すべき時に、正しい情報へのアクセスがない。東電のビデオ映像も音声がないとは信じられない話だ。
にも関わらず、安倍政権の圧力や福井県に代表される原発立地地元の自治体や電気事業連合会のロビー活動の成果かわかりませんが、原発の安全基準が骨抜きにされてきていると、いろいろな院内勉強会に参加した人たちなどから聞きとれる。
原子力発電への賛成・反対ということも重要な論点ですが、情報のディスクロージャーが選択的に行われている風土はおかしいと思っていたので、私は国境なき記者団の評価に賛同します。
日本は近代国家ではない。
これが外国のジャーナリストたちからの答えなのである
http://hellow42.blog.fc2.com/blog-entry-143.html
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