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2012/12/11 15:58 日々雑感
今回の選挙は第一極の民主党に第二極の自公が挑み、第三極の維新の会が割り込む、という構図をマスメディアが描いて期日前の早い時期から大宣伝を繰り広げた。テレビ報道番組に橋下氏や石原氏が登場しなかった日はないくらいだ。
しかしマスメディアが描いて見せて第一極から第三極までの争いは「消費増税」や「TPP参加」や「脱原発」に関しては全く軌を同じくする「お仲間」に過ぎない。その第一極から第三極までのどの党が政権を握ろうと「消費増税」は実現するし(維新の会は11lにするといっている)、「TPP参加」を断行するのは目に見えている。そして各政党が紛らわしい表現に逃げ込んでいる「脱原発」は骨抜きとなり、再稼動が順次なされるのは火を見るよりも明らかだ。
マスメディアの策略に嵌って、有権者は第一極から三極までの選挙報道に惑わされていたが、選挙に突入すると「平等に各政党を取り上げ」なければならないため、マスメディアが隠してきたほかの政党が見え始めた。
それでも偏向したMC(たとえば辛坊某氏など)は「未来の党」の副代表の発言を遮ったり、無罪判決を受けた「生活」の元代表をありもしなかった捏造疑惑を連想させる発言をしたりと、平等報道とは程遠いネガキャンに専念している。
この国のマスメディアは腐り切っている。彼らは民主党代表として本来なら政権交代でこの国の首相になるはずだった政治家を貶めて政治の表舞台から追放した。マスメディアが日頃口にしている「基本的人権」や「推定無罪」などの憲法で認められている権利をマスメディアが先頭に立って否定し真理追究を放擲した戦前の大本営拡散報道を繰り返した愚挙を一切反省も謝罪もしていない。
彼らが手にしている報道の自由は首相になるべきだった政治家を政治の表舞台から排除するための自由であり、国民に捏造報道を執拗に刷り込む自由でしかない。国民が知る権利に基づき事実を知るための報道はマスメディアの全国紙やテレビから手に入れるのは木に登りて水を得るのと同じぐらい困難だ。
選挙終盤のここに到って、マスメディアは選挙報道戦略の手筈に従って、二段ロケットを切り離すように第三極と散々持ち上げた維新の会を弊衣のように捨て去ろうとしている。マスメディアの「ヨイショ」に乗った維新の会の候補者たちは自腹で勝機のない負け戦を懸命に戦っている。いい面の皮と突き放すしかないだろう。彼らはマスメディアの「国民の生活が第一」から「未来の党」隠しに使われた盾に過ぎなかった。
有権者はものの見事に嵌められて、自公で300越えだとマスメディアは欣喜雀躍状態だ。マスメディアの裏にいる誰が描いた絵か知らないが、ここまでは実に上手くいった。ここまでは。しかし、あと数日残っている。無党派層の有権者が覚醒して正気を取り戻すのを期待するしかない。郵政選挙で熱狂した国民は小泉氏と竹中氏に下駄を預けてどうなったか、思い出してみることだ。それほど遠い昔話ではない。
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