http://www.asyura2.com/12/hihyo13/msg/523.html
Tweet |
ミラー 尖閣報道地元の視点で (東京新聞)2012.11.24
無職○○○子 63才
(沖縄県糸満市)
「尖閣に関しては事実を誇張し、ゆがめた報道が多すぎます。
私が最も気になるのは、
中国漁船がいかにも無秩序に違法操業し、
沖縄の漁業者を脅かしているかのような報道です」。
この発言の主は尖閣諸島の地元・沖縄県石垣市の八重山漁協組合長の上原亀一氏です(十八日付の沖縄タイムス紙上の対談)。
上原氏は、尖閣周辺の領海内での中国漁船の違法操業は
二〇一〇年九月の衝突事件以降は確認されていないとして、
「泥棒していない人を泥棒扱いするのはよくない」とも言っています。
昨今の尖閣報道のゆがみを明らかにしている地元漁師のこうした発言は、
全国紙ではほとんど目にすることかありません。
連日報道されているのは、それ自体は国際法に反するわけでもない
接続海域内での中国艦船の航行うんぬんばかりです。
私は、意図的とも思われる報道の結果、
反中国感情が全国的にまん延しているように感じます。
腹立たしく思うのは、そうした報道に
地元・八重山や沖縄の視点が抜け落ちている点です。
万一、尖閣で不測の事態が発生した場合、
一番損害を被るのは八重山の人々や沖縄県民です。
今回の日中関係悪化の契機を作った前東京都知事の石原慎太郎氏らは
「中国船を追っ払え」などと勇ましい発言を繰り返していますが、
自らは、おしなべて尖閣からは遠く離れた安全なところにいる人たちです。
NHKや全国紙などのメディアは、
一面的な報道を改めて、
もっと地元の視点を踏まえた正確な報道をするべきではないでしょうか。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > マスコミ・電通批評13掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。