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2012/11/9 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
佐野眞一氏の"盗作疑惑"が新たな焦点に
大阪の橋下市長の猛抗議で、週刊朝日が連載を中止した「ハシシタ」をめぐる問題が、いまだ騒々しい。それも連載そのものというより、記事を担当したノンフィクション作家・佐野眞一氏の“盗作疑惑”に発展し、ネットで大きな話題になっているのだ。
キッカケは、東京都の猪瀬直樹副知事のツイッターだ。猪瀬氏が佐野氏の過去の“盗作疑惑”を次々と暴露し、盗作されたとされる本「池田大作ドキュメント―堕ちた庶民の神」の著者であるノンフィクション作家の溝口敦氏が「佐野氏から詫び状を取った」ことを明らかにしたものだから、一気に佐野氏に疑惑の目が向けられることになった。猪瀬氏が本紙にこう言った。
「もう20年以上前の1985年の月刊『現代』11月号で問題になったのが最初。しかし、『盗用』は担当編集者にとって恥だからみな沈黙する。そして、その都度、繰り返され、書籍化されていくという状態が構造的に続き、きょうまで来たわけです。私はそこを看過できなかった」
ネットのニュースサイト「ガジェット通信」が、佐野氏の複数の著作の盗用疑惑を、文章を対比して詳細に検証しているが、それを見るとア然とする。なんと、間違っていた「誤表記」までそっくりそのままなのだ。
こうなるとモラルの問題だけでなく、法的に大丈夫なのかと思ってしまう。著作権法に詳しい弁護士の喜田村洋一氏はこう言う。
「そこに書かれたことが歴史的な事実ならば、表現が似てくることはあるでしょう。そうでない場合、盗作か否かの判断基準は、元の本の本質的な特徴が残っているかどうかです。似た部分が1カ所なら偶然もあるが、それが何カ所もあれば、盗作と疑われても仕方ありません」
佐野氏の作品は、著作権法違反に問われてもおかしくないのだ。ただ、書き手も書き手だが、それを野放しにするメディア、出版側だって無頓着すぎる。
前出の猪瀬氏はこう戒める。
「私が原作を担当した劇画『ラストニュース』は、1日が終わるその日のうちに誤報を検証しなければならない、というコンセプトでした。盗作も誤報もすぐに改めなければ、読者にも視聴者にも信用されない。報道の自由は『規律』とセットで成り立つものなのです」
このところ、誤報や写真取り違えで大チョンボが相次ぐメディアだが、盗作疑惑も放置するようなら、ますます信用を失う。出版界も読者離れを加速させるだけなのだ。
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