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山中教授のノーベル賞受賞に思う
http://www.asyura2.com/12/hihyo13/msg/427.html
投稿者 矢津陌生 日時 2012 年 10 月 09 日 11:22:25: fqfGCq6zf5Uas
 

今日(10月9日)のニュースは山中伸弥/京都大教授のノーベル賞受賞に席巻されている。受賞のニュースは喜ばしい限りなのだが、今朝の大手メディアの報道の大半は意図的に、ある重要な問題を避けているとしか思えない。それはこの研究が「生命倫理学(Bioethics)」上の大きな問題を突き付けていることだ。以前にもこの手の問題は明らかに「人の生命」を「ビジネス」と割り切って報道している。NHKでも「生命倫理」にちょっと触れるだけである。

本来はその面も大きく取り上げ、生命、不老不死、癌とは「何ぞや」についての議論を広げるべきである筈だと思うのだが。同氏のエピソードやら挫折を繰り返した苦労話とかばかりだ。生命倫理学は人間社会をどのようなものするかの根源的な出発点であるべきである。人間社会の全部のテーマ(医学・生物学、哲学、文化人類学、政治学、法学、経済学、社会学、宗教学など)を包括している。

でもほとんどのメディアは「文化人」に「美容」の大革命になるとか、この研究成果を使ったビジネスは、日本国内でも50兆円規模なので、世界を考えると計り知れないビジネスチャンスであるとか。極め付きは、「若い人は彼らをみならってどんどん新しい分野に挑戦しなければならない。そうしなければ日本の復興はあり得ない。」ととあるMCが結んでいた。なんじゃそれは?と呆れてしまう。

 

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コメント
 
01. 2012年10月09日 13:15:45 : rMrJXX84Ac
ノーベル財団!
国際金融マフィア=イルミナティの仲間だね。

あのオバマも受賞しているし、ノーベル賞の権威も眉唾だ!

この研究が遺伝子組換作物同様、生態系に大きな影響を及ぼすこは確実だ。

同時に莫大な利潤を生むことも予想される。
日本の利益になると単純にはしゃいでいる連中が多いが、
本当の利益を狙っているのは、財団のお仲間のハゲタカたちだ!

単純に喜べないね!


02. 2012年10月09日 18:42:00 : YxpFguEt7k
ノーベル賞の報道について、こういうご意見もあります。

イシカワトモヤ氏
「「壁と卵」の譬えでいえば、ノーベル賞騒ぎといい、五輪報道といい、日本の「世間」は紛れもなく、個人という弱い「卵」をつぶす「壁」である。壁は、揺るぎない存在感をもった固く高くそびえ立つものばかりではない。一見頼りなさげだったり不定形だったり不可視の壁もある。まさに「ねじまき鳥」や「ダンス・ダンス・ダンス」で主人公が通り抜けた、均質で密度をもった重たい空気のような「壁」もある。日本の世間という壁も、間違いなく卵をつぶすのだ。
 村上春樹は、どういう反応を示すのだろうか。サルトルやパステルナークのような道は選ばないだろうが……」
https://twitter.com/Ishikawa_Tomoya/status/255598089728061440
https://twitter.com/Ishikawa_Tomoya/status/255598146812530688

ノーベル文学賞辞退ということですか。
「均質で密度をもった重たい空気づくり」…
いやはや、細かく世の中を観察できる人はすばらしいです。


03. 2012年10月10日 16:12:56 : p6aqqCKmOI
山中教授は大阪市大の大学院卒。
維新の橋下がコメントしたら、「母校」潰しといってやろう。

04. 2012年10月12日 16:49:59 : LYb4kJXwGX
カロリンスカのHPから2人の経歴です。
受賞までにずいぶんと時間がかかったものです。
丁度、ヒッグス粒子のヒッグスさんとLHCの関係のようですね。

Sir John B. Gurdon was born in 1933 in Dippenhall, UK. He received his Doctorate from the University of Oxford in 1960 and was a postdoctoral fellow at California Institute of Technology. He joined Cambridge University, UK, in 1972 and has served as Professor of Cell Biology and Master of Magdalene College. Gurdon is currently at the Gurdon Institute in Cambridge.

Shinya Yamanaka was born in Osaka, Japan in 1962. He obtained his MD in 1987 at Kobe University and trained as an orthopaedic surgeon before switching to basic research. Yamanaka received his PhD at Osaka City University in 1993, after which he worked at the Gladstone Institutes in San Francisco, USA and Nara Institute of Science and Technology in Japan. Yamanaka is currently Professor at Kyoto University, where he directs its Center for iPS Research and Application. He is also a senior investigator at the Gladstone Institutes.


05. 2012年10月12日 16:51:10 : LYb4kJXwGX
受賞対象は以下の論文です。

Key publications:
Gurdon, J.B. (1962). The developmental capacity of nuclei taken from intestinal epithelium cells of feeding tadpoles. Journal of Embryology and Experimental Morphology 10:622-640.

Takahashi, K., Yamanaka, S. (2006). Induction of pluripotent stem cells from mouse embryonic and adult fibroblast cultures by defined factors. Cell 126:663-676.


06. 2012年10月12日 17:14:53 : LYb4kJXwGX
イラストによるわかりやすい解説です。

http://www.nobelprize.org/nobel_prizes/medicine/laureates/2012/med_image_press_eng.pdf


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