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単なる選挙互助会の顔選び――メディアも不毛なお祭り騒ぎ
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2012-09-04 06:50:12 生き生き箕面通信
おはようございます。
生き生き箕面通信1365(120904)をお届けします。
・単なる選挙互助会の顔選び――メディアも不毛なお祭り騒ぎ
本日9月4日のマスメディアは、相も変わらぬ「選挙互助会の顔選び」を
大ニュースに仕立ててはしゃいでいます。読売新聞は朝刊トップに「石原
氏総裁選出馬へ」を、さも独自ニュース風に持ってきました。朝日の朝刊
も一面で主見出しを「党首選『選挙の顔』選び」とし、副見出しは「民主 細
野氏の出馬焦点 自民 石原に待望論」としました。
読売、朝日両紙の中身を子細に見ても、政策に関する記述はいずれ
もゼロです。両紙が石原伸晃氏や細野剛志氏を持ち上げる基準は、単
に有権者に受けがよさそうかどうかだけ。つまり「選挙互助会の顔」にす
ぎない。石原氏や細野氏がどんな政策を重要と考えているのか、日本
をどのような国にすべきだと考えているのか、そうした根幹の政策や国
家像については少しも触れようとしません。自分たち政治記者の自己
満足だけがてんこ盛りの印象です。内容のない政治記事の氾らん。
新聞がポピュリズムをあおっていることは明瞭です。
読売は3面の社説の横に大きなスペースを割いて、「総裁選 石原氏
が軸に 高い知名度 自民重鎮も支持」の見出しをつけ、石原氏を持ち
上げています。安倍、森の元首相も顔写真で登場させ、「良好」「支持」
「微妙」などの相関図まで掲載する親切さ。そこまで親切に紙面を作る
なら、アメリカさまのご意向はどの候補なのかも触れてほしいものです。
もっとも、アメリカさまは、「小沢一郎以外なら、民主であれ、自民であれ、
誰が出てきても、いいように操れる」とタカをくくっていることでしょう。
新聞が、政策に関心が薄いのは、政治家が示す政策をテンから信じ
ていないからです。なにしろ、政権公約(マニフェスト)を掲げて政権交
代した民主党政権に対しても、社説で「できもしない公約はさっさと脱ぎ
棄てて、現実的な路線を取れ」と主張し、消費税増税をたきつけたので
すから。消費増税は財務省のお勧めメニューで、新聞は財務省新聞の
面目躍如でした。
新聞がこんな体たらくだから、有権者の政治意識もなかなか高まら
ず、いつまでも幼稚な政治がまかり通る結果に結びついています。す
るどい切り込みがあれば、面白い記事をいくらでも提供できるはずです
が、わざと無味乾燥の政治記事を溢れかえらせています。「占拠互助
会の顔選び」の記事は、テレビのワイドショーに任せて、新聞はもう少し
ましな、そして読者をひきつける記事を提供してほしいものです。なにし
ろ、結構お高い購読料を取っているのですから。
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