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東京・お台場のフジテレビ本社ビル前に掲揚されている国旗。
ぴったり真ん中から縫い合わされています。
昨年の9月には、とうとう「ボロボロの国旗を取り替えろ」とデモ隊が押しかける始末。
デモ隊の背景どうこうは別にして、これは、この放送局の姿勢を表したものです。
雄弁会OBの売国奴晩餐会をわざわざ報道する狙いは?
「25日、野田佳彦とフジテレビ会長の日枝久が、都内のフランス料理店で会食した」というニュースが一斉に報じられました。
国内のメディアはもとより、時事通信を通じて、ウォールストリート・ジャーナルまでこのニュースを扱っています。
何か感じませんか?
五感の欲望、特に食べることに関しては人一倍貪欲な野田佳彦が、テレビ局の最高幹部と会食したことがこれほど話題になる国は他にないでしょう。
こんなニュースバリューの乏しいガジェットニュースが、これだけ報じられること自体、その裏側には別な意味があると考えないとならないわけです。
「しのぶれど 色に出でにけり わが恋は」…。
原発に恋する二人のオヤジ、互いの心奥深く秘めていた相思相愛の恋心を、たまらなくなって世間に見せびらかしたくなった、というわけです。
おえっ
短い新聞記事の無駄な部分を省いて、少し詳しく書き直すと以下のようになります。
野田佳彦は7月25日午後7時30分から、都内のフランス料理店「シェ松尾 松濤レストラン」で、フジテレビ会長の日枝久と会食した。
同席していたのは、財務大臣の安住淳と首相補佐官の手塚仁雄。
会食では、9月に行われる予定の民主党代表選が話題となり、日枝久が「あなたに決まりだ」と、再選は確実との見方を示した。
野田佳彦は「油断はいけない」と気を引き締めるように語った。
野田佳彦はまた、環太平洋連携協定(TPP)など政権が抱える諸懸案について「いろいろ課題をやらざるを得ない。自分の宿命かもしれない」と述べた。
首相ら3氏(野田佳彦、日枝久、安住淳)はいずれも早大出身。
こんな意味のないニュースをなぜ拡散するのか。ましてや、ウォールストリート・ジャーナルまで。
グルメ首相の晩餐をていねいに追いかけているサイトを見れば、野田佳彦は、およそ2〜3日置きに都内の高級ホテルで、閣僚や政府要人と会食しているようです。
その面々のほうがよほど重要なのに、たかが凋落著しい斜陽テレビ放送局の老醜幹部と会食したニュースが、これだけ大きく報じられる不思議の国・日本。
第一、麻生太郎が総理大臣の職にあったとき、やはり都内の高級ホテルでひんぱんにディナーを取っていると、民主党の議員たちが「庶民感覚とかけ離れた総理」とネガティブ・キャンペーンをやっていなかったか?
しかし今度は、何も言わない民主党の議員。
もっと驚きなのは、攻めどころ満載の野田周辺なのに、自民党が責め立てないことです。
そうです、自民党は野田内閣が壊れてしまうことを恐れているのです。
今では、自民党代行として汚れ役を一手に引き受けてくれる野田内閣の面々は、自民党にとって利用価値大だからです。
さて、ここに書かれていないこと、書かれていても別な方向に誘導しようとしていること、さらにこの晩餐会の売国奴たちの本当の思惑について書いてみましょう。
「首相ら3人は、いずれも早大出身」と書かれてありますが、野田と安住、首相補佐官の手塚は、3人ともに早大・雄弁会の出身です。
早稲田大学の雄弁会からは、第55代内閣総理大臣・石橋湛山から、第85・86代内閣総理大臣の森喜朗まで、歴代総理やその他数え切れないほどの政治家が出ていることから、別名・政治家弁論養成所のように言われてきた大学弁論クラブ。
これも東大原子力閥と同じように、“早大政治ムラ”とも言うべき強い結びつきを持っているのです。
辛辣な言い方をすれば、「政策は官僚におんぶに抱っこでいい。いかに弁舌で国民を魅了するか、我々はそれをやればいい」と思っているような政治家志望の連中が行きたくなるような弁論クラブ。
だから、早大雄弁会出身の総理経験者だけを見ても分かるように、頭が空っぽの政治家が多い。
実利に敏感な野田にとっては、一文の得にもならないオリンピック開会式に参加するよう、フジテレビのCEOとの会食のほうが大事というわけです。
私たちは、日本の大マスコミ(在京テレビ局、在京大新聞)が、大政翼賛会となって国会議員たちの首根っこを押さえ込んでいる現実を見せ付けられているのです。
日本の支配層は何も変わっていないのです。
野田は、大マスコミ大政翼賛会と、実質、東電が支配している経団連に絶対に逆らわないどころか、今回の晩餐会のように、いそいそと揉み手をして歩み寄っていったのです。
野田の目的は国民のための政治をやることではなく、総理大臣の椅子に座ること、そのものだったのです。
彼は国民を犠牲にするだけ犠牲にして、その目的を達成しました。
そして、次の民主党代表選でも続投できるよう、国民との約束は、すべて“キャンセル”しておきながら、日枝などの重要人物に「お呼ばれ」したときには、万難を排してでも駆けつけるのです。
野田という男は、「スウィングするように嘘がつける」稀有な才能を持った二重人格者なのです。
「死の街」発言によって、言葉狩りされて大臣を辞めさせられた鉢呂前経産大臣は、国のエネルギー政策を根本から決める「総合資源エネルギー調査会」のメンバーが原発推進派に偏っていることから、人数的に同じにすべきだと主張し、「原発エネルギー政策見直し人事」の発表すべく準備していました。
これが、大マスコミの記者(フジテレビの記者)から東電が支配する経団連、そして官僚に漏れ伝わったことから、鉢呂が「政策見直し」を発表する前に、大マスコミ総動員の「辞めろ大合唱」によって辞任に追い込まれたのです。
それもそのはず、フジサンケイグループは、2011年の秋頃から福島で行われた美人コンテストや女子駅伝などのイベントに後援してきました。
福島の放射能禍から人々の目をそらし、被害を過小評価させようと努力してきたのです。
発端は、フジテレビのフリーランス・キャスター、安藤優子が「鉢呂経産大臣、死の街発言」と報じたことからでした。
これは事実とは言えませんでした。
安藤優子のジャーナリストとしての才能はゼロですが、それでもキャスターとして長く居座っていられるのは、日枝会長の覚えめでたいからでしょう。
命令されればカメラの前で考えなしに何でも言うKY女。
日本では、原発推進のグローバル主義の経済団体と、プロパガンダ装置である大マスコミ、そして官僚の逆鱗に触れると、例外なく鉢呂のような目に遭わせられるのです。
鳩山由紀夫と菅直人が、こうした連中の罠によって総理大臣の座を追われた様をすぐそばで見ていた野田佳彦は、「自分は彼らの轍は踏むまい」と決心したのです。
その結果が、今日の、かつてなかったような野田ファシズム政権による売国政策なのです。
鉢呂は、福島から戻ってきたその晩には、「死の街」発言はしていないのです。
フジテレビの「鉢呂が言った」と主張している女性記者は、ストレスから幻聴になったのか、最初からフジテレビ幹部の指示によって捏造情報を流したことになるのです。
日枝ら、フジテレビの幹部たちは、こうして背後で大マスコミを誘導しているのです。
フジサンケイグループと読売グループは、原発推進プロパガンダを続けてきたメディア・コングロマリットです。
民主党代表選が近づいてくると、もう一度、世論調査をやるようになるでしょう。
おそらくそのとき、フジサンケイが出してくる世論調査の結果は、「野田内閣支持率40%以上、民主党支持率10%」。
これに近い数字を上げてくるはずです。
メディアを支配する者たちにとって、野田内閣は“馬鹿が集った売国奴集団”なので手放したくないのです。
メディア・コングロマリットは、民主党支持率10%(前後)と煽って、民主党の徹底的な分裂・崩壊を仕掛けてくるはずです。
国民の多くは騙されています。
大マスコミの行う世論調査は、まったく信じてはいけません。インチキだからです。
この野田と日枝の会食の記事は、国民向けのものではないのです。言ってみれば、マスコミ業界内部へのインナー・プロモーションなのです。
この記事が暗示していることは、「フジサンケイグループは、読売グループとともに野田佳彦が民主党代表に再選されるように、全力で国民をマインド・コントロールすることを表明した」ということです。
「野田が再選されて、さらに野田が推挙している田中俊一を原子力規制委員会の委員長に据えれば、原発の再稼動は、どんどん進む。
そうすれば大暴落して底値圏でウロウロしている電力関連株も回復するだろうから、再び、新聞に電力会社の広告が入ってくるよ」と、他のメディアに知らせているのです。
このシグナルを読み取ったマスコミ各社は、原発叩きもほどほどにして、そろそろ原発推進に傾斜した記事を書き始めたほうが良さそうだ、と考えるでしょうから。
ひとつは、そういうことです。
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日本をTPPに参加させるため、フジテレビは野田佳彦が再選されるよう全力を尽くして国民をマインド・コントロールにかける
この記事に秘められている、もうひとつの暗示はTPPに関することです。
どの新聞も、野田佳彦が会食の席で日枝会長に「環太平洋連携協定(TPP)など政権が抱える諸懸案について、いろいろ課題をやらざるを得ない」と言ったことを書いているのです。
TPPとは、アメリカ政府が毎年、日本に押し付けてくる年次改革要望書(その背後には、中東民主化ドミノ革命にスポサードした同じグローバル企業が、いくつか控えている)そのものなのですが、それを、この日本がある限り、ほぼ恒久的に定着させようと「多国間条約」に姿を変えただけです。
TPPに参加した加盟国は、互いに縛りあい、挙句は監視し合うようになって、自国で国民の生命と財産の安全を守ることが出来ないようにされてしまうのです。
これは民族国家の分担と破壊につながるもので、TPPに参加した加盟国はやがて文化まで破壊されていきます。
一方、日本国内では、グローバル主義者・大前研一の操り人形にして“歩く生殖器”の橋下徹が唱えている道州制の実現に向けて、その気運を高めようという動きが出てきました。
日本で道州制が導入されれば、どんなに古く尊い歴史と文化を持っていても、ゆるやかに国の分断が進むのです。かつて列強や、中国が今でも恐れている「日本人の団結力」は失われ、日本の国力の衰退が始まります。
そして、日本は「サムライ」の誇り高い精神をなくして何もかも減衰されてから、グローバル主義の世界に完全に組み込まれていきます。
それは強者だけが生き残る世界。弱者は切り捨てられるグローバルな全体主義へとつながるのです。
後で振り返ってみれば、これが完全なる共産主義への前章であったことが分かるのです。
そのときは時すでに遅しです。私たちは優等生的奴隷になっているでしょう。
TPPの中身は、すべての研究者、政治家、経済人が「よく分らない」と言っています。
よく分らないのに、なぜ参加しようとするのでしょうか。
売国奴だからです。
去年の11月11日夜、アジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議に出席するためにハワイに発つ直前、首相官邸を訪れ、野田佳彦と会談したキッシンジャーのニュースを真っ先に、それも大々的に報じたのはフジテレビでした。
そして、私たちの知らない水面下で、交渉への参加に向け、アメリカとの事前協議を始めているのです。
この記事の本当の目的は、ここにあります。
「すでにTPP交渉参加の段取りはできている。野田が民主党代表選に勝てるようにフジテレビは全面的にバックアップするし、再選が実現すれば、一気にTPP参加へ向けて野田政権を支援するので、他のメディアのみなさんも足並みヨロシク」と言っているのです。
日本をとにかく分裂させて、ガラポンの後、グローバルな地球主義に組み込みたいのです。
それは、ジョージ・オーウェルの描くビッグブラザーの世界です。
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