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小沢氏へのネガキャン攻撃を繰り広げるマスメディア。
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2012/07/08 06:42 日々雑感
かつての盟友を登場させて小沢氏が「消費増税」を目論んでいた、と証言させている。だから、民主党離党と新党結成の原因となった「消費増税」反対に正当性はなく、選挙目的に過ぎないというものだ。
良く引き合いに出されるのが「細川政権の福祉税として7%への消費増税」だ。しかし、それは一面的な話しか伝えていない。
当時いわれていたのは「直間比率り見直し」だった。それまで直接税に偏っていた日本の税制を直間5:5にしてバランスの取れた税制に是正しようという議論があった。そのため、小沢氏は「消費税を福祉税として7%」へ増税すると同時に、所得税や住民税などの直接税を軽減して直間比率を是正する、というものだった。その前半の部分だけを取り上げて「小沢氏も消費増税容認派だ」とネガ・キャンを繰り返している。
かつての「同志」という政治家たちを登場させて批判させるのも良くある手だ。小沢氏から離れて行った人たちが、離れてどのような政治行動を取ったかを、まず検証しなければ彼らの言葉が客観的な小沢評なのか判らない。もしかすると卑怯にも小沢氏と袂を別って政権にすり寄った彼ら自身の自己弁護に過ぎない下劣な発言かもしれない。
石破氏は小沢氏と袂を別って政権党の自民党に復帰し、防衛大臣などの役職を歴任した。つまり政治改革の労苦に耐えきれず、安易な道へ回帰したに過ぎない。それなら小沢氏を批判する前に、まず素直に自身の政治姿勢を自己批判すべきではないだろうか。 藤井裕久氏は小沢氏と行動を共にして、民主党政権を樹立したが、菅政権で財務大臣になるや突如として変身した。元大蔵官僚が官僚の本性を現したのだ。そして菅氏の口をして「消費増税10%」を叫ばしめた。
しかし小沢氏と袂を別った多くは自・自連立から再び小沢氏が自由党を率いて連立から離脱する時点だった。今回も「小沢派」から多くの同志が去ったが、彼らも政権党の居心地の良さに負けたのだろう。岩手県議会も民主党残留派と小沢新党派とに分裂したという。それを以て「小沢王国の分裂」とマスメディアは大喜びで゛ネガ・キャンに忙しいが、政権与党の心地良さに酔った連中がその心地良さにしがみついただけだ。政治理念などといった高尚な動機からでないことは明らかだ。
小沢氏と袂を別った連中の動機を探ることなく、彼らの言葉を鵜呑みにすることは出来ない。人は自分を正当化したいものだ。自身の姑息な算盤勘定を承知していても、自分を正当化するためには小沢氏を悪しざまに批判するしかないのだ。
消費増税に賛成した国会議員たちは「国家財政再建のため」だとか「社会保障の財源のため」にやむを得ず増税に賛成したのだと「正当化」する。しかし、それがまやかしだというのは歴然としている。しかも増税で国家財政を再建するのなら消費税は63%にしなければならないという試算も出ている。
デフレ経済下で増税はあり得ない。しかも日本の消費増税はあまねく課税するもので、既に実質的に欧州諸国の消費税と同等の高負担となっている。
財政再建は経済成長によってしか出来ないのは古今東西の歴史で明らかになっている。そのためにまず官僚たちの歳出削減努力と、行政改革を断行するしかない。それも自明の理なのだが、バカな政治家が財務官僚に操られて「消費増税」に暴走して、暴走している自身の正当化のために小沢氏を悪しざまに批判している。何とも浅ましいことだろうか。
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