http://www.asyura2.com/12/hihyo13/msg/204.html
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造反したものの離党しない事を表明した小沢一郎氏=26日午後、東京・衆院第1議員会館(鈴木健児撮影)
【花田紀凱の週刊誌ウォッチング】(368)小沢擁護『ポスト』の無理筋
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120630/bks12063012010004-n1.htm
表紙のまん中を白く抜いて、大きな文字で「妻・和子の手紙の真相 小沢家の悲劇」。
小沢べったりの『週刊ポスト』(7・6)が、早速『週刊文春』の「離縁状」スクープに猛反論だ。
〈政治家のプライバシーが公共の問題たりうるという名分をいいことに、政治謀略や個人攻撃の材料にすることは許されない。そう思う〉
まるで署名記事のようなリードで始まり、一方的に和子夫人の手紙を否定する、著しく客観性を欠いた記事。
いちばん言いたいことは〈手紙が和子の手によるものか真贋(しんがん)はわからない〉〈内容には、明らかに事実ではないことも多い〉の2点らしい。
では、なぜ和子夫人がこの手紙を書いたか(真贋はわからないと言いながら「書いた」と理由を云々(うんぬん)するのも妙だが)。
2003年、夫人の実弟ががんで死亡、続いて09年に実父も死亡し、〈最愛の肉親を2人失った寂寥(せきりょう)感、心の空洞〉〈親を失う時期は、心身の変調に苦しむ人生の壁と重なる〉〈異常な行動が周囲を驚かせる“事件”も起きた〉。
要するに手紙を書いた当時、和子夫人の精神状態は正常ではなかったと、言いたいらしいが、〈政治謀略に終止符を打つ真実〉(リードより)にはほど遠い内容だ。
しかも『文春』(5月3・10日号)の「小沢の隠し子」スクープを次の週(5・18)で「大誤報」と断じながら(和子夫人の手紙では認めている)、そのことにひとことも触れていない。『ポスト』は釈明する責任があろう。
『週刊文春』(7月5日号)は巨人原監督1億円恐喝事件の第2弾「原一億円恐喝事件で『中畑清DeNA監督が元暴力団員を仲介した』」。
中畑監督が仲介したなら、原監督がなぜかくも簡単に1億円という大金を払ったかという疑問も解ける。『文春』、おみごとと言うしかない。
『週刊新潮』(7月5日号)、いちばん読み応えがあったのがヒマダネ「健康志向の落とし穴 数字が語る身体の『危険信号』」というのも寂しい。(『WiLL』編集長)
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