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ついに朝日も、読売新聞もここまで落ちたか
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2012-06-23 06:54:29 生き生き箕面通信
おはようございます。
生き生き箕面通信1292(120623)をお届けします。
・ついに朝日も、読売新聞もここまで落ちたか
読売新聞が本日6月23日の朝刊で、小沢一郎氏の「妻の手紙」などと
いういい加減な怪文書をまともに取り上げ、反小沢キャンペーンを大々的
に展開しました。朝日新聞は本日の社説で、「小沢氏の造反は、大義なき
権力闘争だ」という見出しの、大本営におべっかの”論陣”を張りました。両
紙とも、アンシャンレジーム(旧体制派)のお先棒担ぎにすぎません。
まず読売は、2面と4面に書き分け、「小沢氏が放射能が怖くて逃げた」
と妻が告発し、離婚した、と要旨を紹介。「新党結成に影響も」と、このタ
イミングでの記事の狙いを率直に書きました。そのうえで、4面では、「『小
沢新党』に打撃」という見出しを立て、2面とダブりのキャンペーンです。
ご丁寧に、「手紙の要旨」も写真入りで掲載しました。怪文書を、これほ
ど念入りに取り上げる執念は見事というほかありません。まったく、へど
が出ます。
朝日の社説は、「わたしたちには今回の行動は『大義なき権力闘争』に
しか見えない」と、一方的に権力闘争のレッテルを貼り、「小沢氏がいま
『公約こそ大義』と叫ぶのは、驚きを通り越してこっけいですらある」と、
こっけい呼ばわり。そして、結論は、「首相の置かれた状況は厳しいが、
妥協は不可能だし、すべきでもない。たじろぐことなく採決に臨むほかな
い」と断じました。
よくいうよ。朝日は、「公約をないがしろにすることこそ大義だ」と主張
しているのです。「国民生活を第一に考えるなら、いま急いで増税する
ことはよくない」という主張は、大義がありませんか?「公約をないがし
ろにしろ」と主張することこそ、こっけいなのではありません?朝日の主
張は、現政権のやり方を持ちあげ、現実には国民に思い負担を押し付
けることに手を貸すだけです。「たじろぐことなく採決へ」にいたっては、
民主主義の破壊もここまでいうか、という暗たんたる思いにさせられま
す。権力にすり寄った情けない「にせジャーナリズム」の姿です。しかし、
てんとして恥じるところがない。朝日がここまで落ちぶれるとは、滑稽を
通り越して、情けない。
読売の怪文書の扱いといい、朝日の珍妙な小沢バッシングといい、
いやらしい意図はその抜群のタイミングです。小沢グループが新党も
視野に入れた行動を起こすや、直ちに大バッシングを展開して、現在
の権力に肩入れする。
本日は、「沖縄慰霊の日」です。組織的な戦闘が終了した日です。沖縄
では、実に4人に1人が犠牲になりました。当時新聞は「1億玉砕」を叫ぶ
だけでした。大本営が本土決戦に備えて準備をするためだけの「時間か
せぎ」に沖縄を犠牲にしたことも、新聞は充分に検証をしていません。権
力と一体となって「既得権益勢力の一翼」を担う体制はいまもまったく変
わっていません。新聞が「真実を報道する」などは、うそっぱちです。ご自
分の頭で報道を読み解くことが極めて大切です。とくに、怪文書を麗々し
く取り上げる新聞には眉につばをつけて「読み解く新聞」にする必要があ
るようです。
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