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討議より弾圧を正当化する読売新聞
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2012-06-22 06:28:56 生き生き箕面通信
おはようございます。
生き生き箕面通信1291(120622)をお届けします。
・討議より弾圧を正当化する読売新聞
「民主は厳正処分を事前に示せ」が読売新聞の本日の社説見出しです。
要するに「討議よりも処分(弾圧)を優先せよ」という主張です。言論を命
とし、民主主義を守り抜かなければならない使命を託されたはずの新聞
でありながら、この乱暴な物言いは何んとしたことでしょう。
この社説では、民主党執行部が強引に議論を打ち切ったことには、何
の言及もありません。読売の論説子には、「打ち切りは当然」という認識
があるのでしょう。
一般の市民の感覚としては、「社会保障が安心できるものになるなら、
増税もやむを得ない」ということではなかったでしょうか。つまり、老後の
安心のためには増税を認める、ということだったといえます。何が何でも
増税に反対ということではありませんでした。
しかし、増税を採決しようという今、社会保障の姿はほとんど先送りで、
将来の不安が取り除けるような納得できる内容はありません。
さらに根本をたどれば、「日本のあるべき姿」という理念の論議を置き
去りにしたまま、ただただ目の前の案件処理だけにとらわれて右往左往
している。これが今の民主党政治の実態といえるのではないでしょうか。
新聞は、そしてジャーナリズムは、その理念を常に大切にした論調で、
現実の政治を論評すべきです。
ところが、読売の論説委員は、ただただ目の前の案件を処理するだけ
にとらわれた論調を掲げています。目の前の案件処理を、理念もなく、
単なる「数合わせ」で乗り切れば良しとする論調です。「理念なき数の
論理」は、形は民主主義の姿を見せかけながら、中身は全体主義、ファ
シズムです。この21世紀の日本で、現実にファシズムがまかり通りはじ
めたといえます。
本日の読売新聞の社説は、どっかりとファシズムのうえに腰を下ろした
内容です。読売新聞の論説陣は、渡邉恒雄という頭目のもとに一糸乱れ
ぬ全体主義者で固められ、その論調はファシズム新聞というほかない恐
ろしい姿で立ち現われていると結論できます。論説に関する限り、読売新
聞は、反国民的な役割を鮮明にしてきました。極めて危険な新聞に変身
してしまいました。
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