http://www.asyura2.com/12/hasan78/msg/899.html
Tweet |
1ドル90円台の値にも、円高是正はまだまだ進みそうだ=18日朝、東京都港区の外為どっとコム
進む円安、1ドル=110円の分析も「経済効果に爆発的な影響力」
http://www.zakzak.co.jp/economy/investment/news/20130118/inv1301181143002-n1.htm
2013.01.18 夕刊フジ
18日午前の東京外国為替市場の円相場は、日銀が追加金融緩和に踏み切るとの観測から円売りドル買いが進み、一時1ドル=90円台をつけた。2010年6月以来、約2年7カ月ぶりの円安ドル高水準。市場では「本格的な円高是正はまだこれから」との見方もある。
午前11時現在、前日比1円25銭円安ドル高の1ドル=89円85〜90銭。また、対ユーロは2円39銭円安ユーロ高の1ユーロ=120円15〜17銭と円の独歩安が鮮明となった。
日銀が21〜22日に開催する金融政策決定会合で、物価上昇率目標を2%とし、同時に大胆な追加金融緩和を決めるとの思惑が拡大。麻生太郎財務相、甘利明経済再生担当相、白川方明日銀総裁が18日に都内で会談し、デフレ脱却へ向けた政府と日銀の合意文書の最終調整を進めたことも円売りに拍車を掛けた。
市場では「米国の経済指標が改善傾向にある一方で、日銀は金融緩和を当面強化し続ける」(外為ディーラー)との見方が優勢。日米金利差の拡大を意識して、円の先安観が強まった。
今週はじめにも90円に迫ったが、甘利氏が過度な円安に対する警戒感を示したとの発言が伝わり、一気に87円台まで円高に反転。株価の大幅下落を招いた。17日に甘利氏が「為替相場は引き続き過度の円高からの修正局面にある」との見解を示したことで、円売りの流れが再び強まった。
円安は想定レートを1ドル=80円近辺に設定している自動車メーカーなど輸出関連企業にとって大きな増益要因となる。雇用についても「88〜90円程度の円安が続けば、企業は工場を海外から日本に戻すため国内の雇用が増える。周辺の経済効果を含め爆発的な影響力がある」(楽天証券経済研究所の今中能夫アナリスト)と期待される。
円高が是正されるなかで、ガソリン価格の値上がりなど円安の弊害を懸念する声も出始めた。
ただ、「90円台は“円高是正”の段階に過ぎず、“円安局面”に進むのはこれからだ。十分な金融緩和を実施すれば、2008年のリーマン・ショック前の110円台まで戻っても何ら異常なことではない」(国内系エコノミスト)との分析もあった。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。