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2013/1/17 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
やはり実体がなかった株高バブル
上昇を続けていた東京株式市場だが、きのう(16日)は一気に全面安。終値は1万600円44銭と、わずか1日で278円64銭も下落した。下がり幅が270円を超えたのは1年5カ月ぶりだ。
株安の原因は、為替市場が円高に振れたことだ。前日まで90円をうかがう展開だったのが、あっさり円高・ドル安に転じ、一時1ドル=87円台をつけた。突然、円高に転じたのは、閣僚の発言がきっかけだった。
甘利経済再生担当相が15日の閣議後会見で「過度の円安は輸入価格に跳ね返り、国民生活に悪影響も出てくる」と発言。さらに、自民党の石破幹事長も16日朝の経団連との会談で「円安になるとデメリットを受ける産業もある」と発言したのを受け、一気に円高が進んだのだ。
どの業界から泣きつかれたのか知らないが、これには自民党内からも疑問の声が上がっている。
安倍総理が円安・株高の流れをつくろうとしているのに、支えるべき閣僚や幹事長が水を差すような発言をするとは信じられない。特に、経済閣僚が総理の政策と反対のことを言えば、閣内がバラバラの印象を与えてしまう。どういう意図があって、円安は容認できないという姿勢を打ち出したのでしょうか」(自民党中堅議員)
それにしても、閣僚のたったひと言で「円安」が「円高」になり、株価が急落するのは異常だ。
一部では「2万円も夢じゃない」とか言われていたアベノミクス相場だが、早くも頭打ちか。
株式評論家の黒岩泰氏が言う。
「結局、円安に連動して日経平均が上がっていただけで、中身のないバブルだということです。だから、要人の発言ひとつにマーケットが過敏に反応してしまう。野田前首相の解散発言から2カ月の間に期待値だけで2214円も上がったのだから、あっという間に2000円下がっても不思議はないし、4000円下がる可能性もある。今後の展開も為替次第ですが、実体のないバブルに変わりはありません」
過度な期待は禁物だ。
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- Re: 甘利発言で円売りに安心感・・口先介入で「アベノミクス」弾道コントロール! 墨染 2013/1/18 11:08:06
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