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http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130111-00030245-zai-bus_all
ダイヤモンド・ザイ 1月11日(金)17時1分配信
明けましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。
本年も何卒、よろしくお願い申し上げます。
さて、2013年最初の立会いとなった4日の大発会の日経平均は大納会比292.93円高の1万688.11円と2002年以来の上げ幅で、大発会上昇は5年連続となりました。
東日本大震災が発生する前の2011年3月10日の終値1万434.38円はもちろん、同3月4日終値の1万693.66円以来、約1年10カ月ぶりの高値で取引を終えたのです。また、東証一部の時価総額は306兆円と11年3月11日以来、300兆円大台を回復しました。東証一部の売買代金は概算で1兆9516億円で、13営業日連続で大台の1兆円を上回りました。
このように2013年は幸先の良い、ロケット・スタートが切れました。今年は株を買っていれば猿でも儲かる「猿相場」になる予感がします。
● これから若干の調整がある可能性は高い
ただし、当然のことながら、足元の日経平均はテクニカル的に超過熱状態です。
26週移動平均線(4日現在、9144.57円)は8週連続で上昇しています。ちなみに、同線は11月16日の週に18週ぶりに上昇しました。まるで、「アベノミクス相場」の到来を予見するかのように・・・。また、13週移動平均線(同、9415.69円)は7週連続で上昇しました。
4日時点において日経平均は26週移動平均線も13週移動平均線も、共に上回っています。また、13週移動平均線・26週移動平均線共に上昇しています。
ですから、相場の基調は完全に上昇です。しかしながら4日現在、13週移動平均線との乖離率は13.51%、26週移動平均線とのそれは16.88%です。これは超過熱水準であり今後、値幅もしくは時間調整入りの可能性が高いとみておくべきでしょう。
値幅調整の場合、まずは大納会と大発会とで空けた窓(1万433.63円〜1万602.24円)を埋めることが予想されます。これでも調整一巡感が出ない場合、12年3月高値1万255.15円付近が次のメドとなりそうです。
一方、上値は東日本大震災前の高値(11年2月17日の1万891.60円)や、心理的節目の1万1000円、そして、2010年4月高値の1万1408.17円などが意識されそうです。
一方、当面の日経平均は25日移動平均ベースのボリンジャーバンドの+2σ(4日現在、1万504.00円)と+3σ(同1万873.43円)との間での「バンドウォーク」を続けるというのがメインシナリオです。
つまり+2σを割り込むまでは調整はなく、上値を目指すでしょう。しかし今後+2σを割り込むようなら、+1σ(同1万134.58円)付近までの調整は覚悟するべきです。
つまり、目先の押し目は+2σ程度を想定しています。+2σを割れたケースでは次のメドは窓埋めとなる大納会の高値の1万433.63円です。さらに、1万433.63円を割っても調整一巡感が出ないようなら、+1σが次のメドです。
● 安倍政権の経済顧問はリフレ論者の浜田氏
ところで、安倍新政権で内閣官房参与に就任したのは米エール大の浜田宏一名誉教授です。内閣官房参与とは、日本の内閣官房の役職のひとつで、相談役的な立場の非常勤の国家公務員のことです。内閣が対応すべき各種分野において優れた識見を有する人材を総理が任命し、総理に対して情報提供や助言を行います。
つまり、安部内閣の経済顧問が浜田氏です。この浜田氏の経済・金融政策のスタンスを知った上で、今後の投資戦略を練ることが今後の株式相場で勝つための条件になるでしょう。
あなたが相場で成り上がりたいのなら、時の政権の経済ブレーンが誰なのかを把握し、そのブレーンの政策が、株式市場にとって、フレンドリーか否かを見極めないとなりません。
「株はインフレが大好きで、デフレが大嫌い」です。浜田氏は日銀の金融緩和策について、買い入れる資産の総額をあらかじめ設定せず無制限にすべきだと指摘、物価上昇率目標の達成に向け、より残存期間の長い国債や株式などリスク性資産の購入拡大が必要との認識を示しています。外債購入も一案に挙げたそうです。
目指す物価上昇率は諸外国並みの2〜3%が適切と述べ、政府による目標設定や、それに伴う説明責任を明確化するため、日銀法の改正は「当然だ」と語ったと伝わっています。これを聞いて市場が小躍りし、買いで反応したのは頷けます。
今後、浜田氏のリフレ政策が実現していく過程で、日本株は強烈な上昇トレンドを発生させることになるでしょう。
● 「猿相場」で儲けるための方策とは?
なお、「猿相場」になり、上昇トレンドを発生させている銘柄を買ったら、そのトレンドが明らかに終わったとあなたが確信するまで猿並みの知性で、阿呆になって持ち続けることです。
下手に、人間的な知性と理性を使って、「いやいや、ここは過熱しすぎだから、売っておこう」とか、考えないことです。正直、「猿相場」が始まったら、人間よりも猿の方が儲かるのです(笑)
最後に、今年の干支は「巳(へび)」です。とりわけ、白蛇は縁起の良い生き物・神の使いなどとされ、金運・財運を司る弁財天の化身としても崇められ、その神通力は、金銭や財産をはじめ無病息災、商売繁盛などのご利益があるともいわれています。2013年はこの巳年効果で、多くの個人投資家が株式投資でガッポリ儲かり、ウハウハ状態になることを心からお祈りしています。
藤井 英敏
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