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■オバマ大統領の2期目は「戦闘モード」、行き過ぎへの懸念も
およそ2週間後に2期目の就任式に臨む米国のオバマ大統領は、既に「戦闘モード」を全開にしている。年末の「財政の崖」問題では、共和党の足並みの乱れを利用し、戦闘的なアプローチで合意に持ち込んだ。また、コネティカット州ニュータウンのサンディフック小学校で起きた銃乱射事件を受けた銃規制問題でも、強硬姿勢を示している。直近の事例では、強い反対意見を無視する形でチャック・ヘーゲル元上院議員(共和党)を国防長官に指名した。
オバマ大統領は、もう再選を目指す必要がなく、より自由に振舞うことができると感じているのかもしれない。1期目には、共和党に対して融和的過ぎると、リベラル派の支持者から苦情が出ることも多かった。このように自信を強めるオバマ大統領に対して、行き過ぎのリスクを警告する声も一部で上がっている。オバマ大統領はむしろ、財政問題の解決に向けて共和党との信頼関係を築く必要がある、という主張だ。
オバマ大統領は7日、パネッタ国防長官の後任にチャック・ヘーゲル元上院議員(共和党)を指名した。イスラエルやイランに関する過去の対応をめぐり反対意見も上がるなか、上院での承認難航が予想される。('中略)オバマ大統領の元側近は、閣僚人事をめぐる攻防について、オバマ大統領が2期目のスタンスを内外に示す好機だった、と話す。つまり「良い人になるのはやめる、言いなりにはならない」というメッセージだ。フォーダム大学の政治学者、コスタス・パナゴポウロス氏は「大統領は選挙から解放されたと感じている。政治的な力があると考えており、それを行使するのに時間を無駄にするつもりはないようだ」と述べた。
<オバマ大統領「債務上限問題では交渉せず」>
議会は年末の「財政の崖」問題で、富裕層増税や歳出強制削減先送りで合意、経済が大混乱に陥る事態はひとまず回避された。共和党は増税反対という中核的な理念を捨てざるを得なくなり、富裕層増税などを通じ財政問題に対処すると公約していたオバマ大統領の勝利となった。
大統領と議会は3月末までに、16兆4000億ドルの債務上限引き上げ、ひとまず凍結された850億ドルの歳出強制削減の行方、一時措置失効後の政府の資金調達を支援する法案可決で合意する必要がある。
債務上限問題では、オバマ大統領は議会に速やかな引き上げを要求、交渉はしないと宣言している。大統領側は、米国がデフォルトに追い込まれても、国民は大統領ではなく共和党を非難すると考えている。
上院予算委員会のセッションズ議員(共和党)は、オバマ大統領が交渉を拒否していることについて「明らかに行き過ぎ、傲慢(ごうまん)だ」と憤る。財政交渉をめぐるオバマ大統領の強気姿勢は、移民制度改革や銃規制など、それ以外の課題に取り組む上ではマイナスに働くかもしれない。【ロイター 9日 15:15】
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この21日に2期目の大統領就任式を迎えるオバマ大統領は、従来のスタンスを変えて強硬路線をとることが明示されている。
無論、オバマの背後にいる陰の勢力の意向でもあるが、これまで政府や議会に食い込んでいたロビイストらにも影響を与える。
保守ハト派のヘーゲル氏の国防長官起用は、脱イスラエル!!!となる。それがゆえ、上院での承認が難航されるとみられているが、オバマ側はゴリ押しすることになろう。
これにより、反オバマ勢力が反攻に出てくる可能性が高まってくる。
イスラエル暴走の危険性が高まるのだ。
★あるいは、ケネディと同じ命運をたどるかもしれない。
そして、債務上限引き上げ問題では、一切交渉しないことを宣言している。
デフォルトも辞さない構えである。
裏返せば、デフォルトした場合の次なるシナリオ、戦略も用意されているということである。 オバマ大統領の"豹変"と同期して、世界に"大異変"が起きようとしているのである・・・。(小出宏実)
◆「1兆ドルプラチナコイン発行で米国債務危機を回避?」
http://www.mmc.co.jp/gold/market/toshima_t/2013/1331.html
米国財務省が額面1兆ドルのプラチナコイン(法定通貨)を発行することで公的債務上限を実質的に1兆ドル引き上げることが可能。
こんな議論が米国の主要メディアに流れている。
荒唐無稽な案ゆえ、筆者は、これまで無視してきたが、ノーベル経済学賞を受賞したポール・クルーグマン・プリンストン大学教授がニューヨーク・タイムズや米国ABCテレビで「Why not? いいじゃない」と発言。英エコノミスト誌も取りあげ、ナドラー下院議員(民主党、ニューヨーク州)も公に賛同を表明するに至り、事の次第だけでも記しておく。
1996年に米議会で「財務省は任意の額面、大きさのプラチナコインを法定通貨として鋳造することができる」という法律が可決された。そもそもは記念貨幣発行を意識した動きであった。
しかし、この法律は思わぬ使い方を秘めていた。財務省が例えば1兆ドルの額面のプラチナ貨幣を発行して、FRBに持ち込み、財務省口座に入金すれば、米国債を発行せずに1兆ドルが調達できることになるのだ。1兆ドル相当もの大量のプラチナは存在しないが、標準サイズの1オンス(31.1035グラム)のプラチナコインに1,000,000,000,000ドルの額面をつければよい。このプラチナ法定通貨が市中に流通することもない。鋳造にあたり議会の承認も必要ない。政令である。
この案をクルーグマン教授は支持したが、まさか実際に鋳造の実行を迫っているわけではない。オバマ大統領が債務上限引き上げにより歳出強制削減回避を図るが、議会は拒否姿勢。このままではデフォルトも想定外とはいえず、という瀬戸際の状況ともなれば、この案が「最後の手段」として考慮されても止む無しとの判断のようだ。債務上限引き上げ交渉が決裂しても、この代替手段であれば、デフォルトは回避できる。デフォルトのような破滅的可能性をちらつかせ大統領を脅迫するようなクレージーなやり方に対しては、クレージーな方策も選択肢に入る。そこで「Why not? いいじゃない」とのコメントが出てくる。
とはいえ、どう見ても、非現実的な政策手段である。
債務の崖問題先送りで積み残しとなった歳出削減の問題と、2月にも瀬戸際を迎える公的債務上限法の問題についての交渉の行き詰まり懸念から苦し紛れに出てきた案程度に捉えるべきであろう。
さて、国際金価格は反発しましたが、ドル円が若干円高に振れて、円建て金価格に著変なし。中長期的には安倍政権のインフレ政策で日本人として金を保有する意味が増したと感じています。。(以下略/豊島逸夫)
◆「財政の崖」第2幕 米大統領に奥の手 1兆ドル硬貨発行 債務の制約回避
<アメリカの通貨発行権の歴史について・・暗殺の歴史!>http://oyoyo7.blog100.fc2.com/blog-entry-909.html
1兆ドル硬貨。(約88兆円)
これを2枚発行する。
すごい額ですね。
政府紙幣や、無利子無期限国債と同じようなものです。
これをFRBに預けて、2兆ドル分を決済する。
これにて、当面のデフォルト危機は回避。
こういう案があるそうです。
★まぁ、実際にやったら、大統領の暗殺は間違いなしでしょうが。
アメリカの財政は、今のままだと、早ければ2月15日には、破綻のXデーに直面。
遅くとも、3月1日には避けられません。
米国で成功したなら、日本でもやりましょう。
1000兆円硬貨1枚で、債務問題は解決。
100兆円硬貨1枚で、財政問題も解決。
<追記>
http://www.tomabechi.jp/archives/51378154.html
とある。硬貨を米財務省が発行してきた事実はアメリカ史を読む一つの鍵だ。金本位の時代のかつてのアメリカ大統領達はアメリカで豊富に採れる銀貨を発行して、世界の金を支配するヨーロッパの銀行家に対抗しては、暗殺されてきた歴史がある。
オバマ大統領はそれを1兆ドルプラチナ硬貨二枚でやろうとしている。ただ、かつての大統領達のように、FRBを通さずではなく、FRBに硬貨を一度預けるという工夫付きでだ。FRBを敵に回さない配慮だ。もちろん、FRBの通貨発行権を侵す前例は作らせないFRBが拒否する可能性が高いが、命がけとも言えるオバマ大統領の一手だ。この出来事の背景を知るには、アメリカの通貨発行権の歴史を知る必要がある。
アメリカ建国は、大統領と銀行家との間の通貨発行権の取り合いの歴史だ。
アメリカ独立宣言で有名な第三代アメリカ大統領トーマス・ジェファーソンは、以下を言ってる。
Jefferson "If the American people ever allow private banks to control the issue of their currency, first by inflation, then by deflation, the banks and the corporations which grow up around them will deprive the people of all property until their children wake up homeless on the continent their fathers conquered."
「民間銀行に通貨発行を支配されると、まずインフレ、そしてデフレが引き起こされ、我々の子供達がホームレスになるまで、アメリカの富の全てが、銀行と銀行が儲けさせる企業群に略奪され続けるだろう。」
建国の頃から年表的にみてみよう。
1816 Second Bank of United States が、資本金米政府20% に対して80%をヨーロッパの銀行家の出資で設立されたのが、正式にアメリカの通貨発行権がヨーロッパの個人銀行家のものになった最初。
1831 ジャクソン大統領が、銀行がマネーを縮小させ不況を引き起こしていると批判
1834 米国議会が銀行調査委員会を設立。銀行は調査を拒否
1835 ジャクソン大統領狙撃されるが一命をとりとめる
1836 Second bank of US の銀行業務更新を米政府が拒否
以後77年間アメリカには中央銀行がない状態が続く
1861 南北戦争が勃発。ドイツのビスマルクは銀行家が裏で糸を引いて戦争が引き起こされたと批判
1862,1863 リンカーンが450億ドルの米国政府ドル(グリーンバックス)を中央銀行を通さずに発行。1996年までグリーンバックスは流通。
1864 リンカーンが、"banks more selfish than buarucracy" と発言。
1865 リンカーン狙撃され死亡。
その後、銀行はマネーサプライを徹底的に縮小
1866年には一人あたり50.46ドルであったマネーサプライが1886年には6.67ドルに
この間、1876年に、 ガーフィールド大統領が、中央銀行を通さずシルバードル、銀硬貨を発行。
ガーフィールド大統領はその後射殺される。
1907 証券暴落
1913 12月22日、米議会でクリスマス休暇中に、FRB法が多くの議員不在のまま、強行採決、以後、アメリカの通貨発行権はFRBに。
因みに、FRBは、名前は連邦準備銀行であるが、民間銀行であり、アメリカ政府は株式を一株も持っていない。
1963年6月 ケネディ大統領、財務省ドル発行
大統領行政命令第11110号を発令。FRBを通さず、Federal Reserve Bankと札面に印刷されるところに、United States Note(連邦政府券)と刻印された財務省ドルを42億ドル発行。
1963年11月 ケネディ米大統領射殺される。
ケネディ財務省ドルは全額回収され、その後、アメリカの中高の歴史授業では、ケネディ大統領がFRBを通さず財務省ドルを発行した事実さえ教えられていない。
2013 オバマ大統領、FRBに一度預け、引き出す形で、1兆ドル財務省プラチナ硬貨二枚を発行か?
イギリス革命、アメリカ独立戦争、アメリカ南北戦争、ロシア革命、第一次、第二次世界大戦と、戦争が起きる度に裏にヨーロッパの銀行家がいるとされてきたのは、戦争が起きれば、当事国の法貨紙幣は紙切れ同然となり、戦費調達に金本位の銀行家から資金を借りねばならないから。だから、通貨発行権を失う度に、銀行家は政府から通貨発行権を取り戻すために戦争を起こして来たとされる。
もちろん、私たちの通常の論理は通貨発行権は国家にあると考えるのだが、ヨーロッパの銀行家に言わせると、それは、死に値する勘違いということになる。オバマ大統領を見習って、安倍さんも、100兆円プラチナ硬貨二枚を発行する勇気はあるかな?
当のワシントンポスト http://www.washingtonpost.com/blogs/wonkblog/post/can-a-giant-platinum-coin-save-our-credit/2011/07/11/gIQA2VAPjI_blog.html
によると、金貨、銀貨、銅貨には、これまでの歴史で、財務省による通貨供給量の上限が定められてるけど、プラチナ硬貨には、上限が定められてないから、合法という論理らしい。FRBが金本位制の時代につくった縛りだから、グラム4700円程度のプラチナコイン一枚が80兆円は想定されてなかった法の抜け穴ということだ。発行されたら世界のドロボーが狙いそう。
政府と銀行家の通貨発行権をめぐる戦いは、『経済大国なのになぜ貧しいのか?』http://amzn.to/ZtZ4AL や、『現代版 魔女の鉄槌』http://amzn.to/13jZNbB などに書いた。
PS もちろん、IMF, World Bank, BISといった組織は、ヨーロッパ銀行家の支配下にあることは言うまでもない。また、ジェファーソンのいう、「銀行と銀行が儲けさせる企業群」が、アメリカ内外でロビイストを動かし、新自由主義を進めてきた事実も忘れてはいけない。日本で言えば、郵政民営化や最近で言えばTPP推進です。日本人の金融資産の支配と日本の通貨発行権の支配が彼らの視野にある。(抜粋)
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