http://www.asyura2.com/12/hasan78/msg/849.html
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http://skywalker333.blog27.fc2.com/blog-entry-1767.html
QE中なのはわかるのだが、世界中の株高（日本まで）が解せない私。
アメリカをリセッションに追い込む「財政の崖」をギリギリ回避したからなのだが、何度も言うけど株式はアメリカのリセッションを織り込んでいなかった。
アメリカの労働市場、住宅市場、消費、エネルギー政策などで雰囲気がいいのもわかる。今週から米企業の決算発表が始まるが、ゴールドマン・サックスがシティを決算前に「買え」というのもわかる。住宅市場の改善は金融機関に潤いを与えているに違いない。
でもね・・・下記にアメリカのGDP成長率の表とグラフを貼りますが、GDP成長率が低下していく局面では株安になりやすいはず。
昨年はユーロ崩壊、中国のハードランディングなど大騒ぎだったが、なんとか危機的状況を乗り越えている。
「財政の崖」も短期で乗り越えて私の策略をあっけなく踏みつぶした。
私が「恐怖」待ちする中でVIX指数が１４を割り、過去最大の下げ幅だったらしいよ。笑えるね。
債務上限引き上げで燃えるだろうアメリカ議会のことは、私を含め市場は相手にしたくない心境だ。
「デフォルト」させるはずないやん。もういいかげんにしてくれ！
というわけで、安堵感というか面白くないというか危機感が感じられなくて退屈じゃないか。
S&P５００は、１４６６ドルまで上げてきた。１５００ドルも視野に入ってきて楽勝ムードだ。
FOMC議事録では、理事が３人ぐらい年内の量的緩和停止を示唆したらしく市場にショックを与えた。
恐らく反対した３人は、このまま米経済が安定した成長を続けると思っているし、インフレになる前に少しずつ「出口」に向かわないとショックが大きいと見ているのでしょう。
直近の雇用統計で失業率が横ばいだったのを受けて量的緩和出口懸念が打ち消されましたが「出口」は投資家に意識されたでしょう。
まだ空売りの残高が多く、このまま株高続くとどんどん踏み上げられるという人もいますが、危機感の少ない退屈な状態で２０年ぶりと言われる増税に踏み切りGDP成長率が低下するだろうアメリカの株式がブル相場になるとは半信半疑なんですよね。
追伸：相場なんてなんとでも言える。現在の報道はアメリカをリセッションに追い込む「財政の崖」を回避したオバマ大統領の勝利！世界経済は救われた。こんな感じかな。
今後、こういうかもしれない。富裕者増税による景気後退懸念が浮上。量的緩和中にも関わらず回復の遅い労働市場に打撃。オバマ大統領支持率低下。どうするバーナンキFRB議長。
◆NY株の大天井が見えてきた。
http://blog.ushinomiya.co.jp/economics/
昨年9月14日の米国政府市場介入の日の85％、その前の2月3日の88.4％を越える88.8％が1月4日記録された。市場は何時も酔ったように大上昇する。その上昇の上限に近いところに来たNY株。日本株も大上昇したが円が15％ダウンの円安による株高になった。このお祭りも終わりに近いようだ。
◆金トレーダー、来週(第２週〜)の相場上昇を予想−米財政赤字問題で
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MG2SJX6JTSER01.html
１月４日（ブルームバーグ）：金トレーダーは、相場が来週、上昇すると予想している。週間ベースの金相場は先週、過去３年で最長の下落を示した。米議会の財政赤字削減への取り組みが不十分との見方から資産保護のための需要が拡大するとみられている。
ブルームバーグがアナリストを対象に実施した調査では、20人が来週の金相場は上昇するとの見方を示し、弱気姿勢を示したのは５人、中立姿勢は２人だった。週間ベースの金相場は昨年12月28日まで５週連続で下落し、ヘッジファンドの買い越しは先週、４カ月ぶりの低水準に減少した。一方、ブルームバーグが集計したデータによれば、上場取引型金融商品（ＥＴＰ ）を通じた投資家による金の保有量は過去最高に近い水準にあり、1419億ドル（約12兆4300億円）相当に上っている。
クレディ・スイス・グループは３日、金相場の今年の平均が過去最高水準に達するとの見通しを示した。米ゴールドマン・サックス・グループも12年に及ぶ金の強気相場が今年、ピークに達する可能性が高いと予想している。
金属やエネルギー資産を運用するブルー・スター・アドバイザーズ（ジュネーブ）の社長兼最高投資責任者（ＣＩＯ）、フレデリック・デュブリオン氏は「財政の崖回避による高揚感は一時的なもので、全ての問題が解決されているわけではない」と指摘。「債務残高は依然として巨額に上る。金は誰の債務でもなく、究極の代替通貨だ」と述べた。
参考記事(抜粋)
★金価格はどうなる？・・メリルリンチ／バンカメ／バリック・ゴールドの予測
http://www.eagle-hit.com/
３社ともに２０００ドルをつけることが予測されている。
共に中国や中銀などの実需買いとFRBの緩和政策が主因となっているが、私流にいえば、やはり「世界通貨の不信任」である。
国債バブル崩壊や世界同時国家破産といった破局的な状況が想定されうるからだ。
無論、円建てでは円安も加わり、６０００円突破が見込める。
いずれにしても、２０１３年、世界経済は良くならないことが、金価格を通して見えてるのである・・・。
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