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Right the Ship/ハイパーインフレが起こる時・・通貨戦争が生む金融共同幻想[絶望的な時が絶望的な行動を]生む
http://www.asyura2.com/12/hasan78/msg/844.html
投稿者 墨染 日時 2013 年 1 月 06 日 11:03:12: EVQc6rJP..8E.
 

Right the Ship・・通貨戦争が生む金融共同幻想「絶望的な時が絶望的な行動を生む」
http://precursor.blog55.fc2.com/blog-entry-541.html

■今やスイスと英国は通貨戦争状態にある、もし試みたとしても・・貨幣を切り下げる事ができない様に思える。

イングランド銀行は、量的緩和で英国通貨を引き下げようと全ての筋肉を緊張させているが、何が起きているのだろうか?。

スイス国立銀行は、スレッドニードル通り(バンク・オブ・イングランド)に対し、あからさまな英国国債の購入爆撃という切り札を使っている。 ただ彼等は印刷し、そして買うのである。

スイス及び英国の中央銀行は、互いに対する通貨戦争を効果的に「激しく無く」闘っている状況にある。
ある者は、- 15倍の大きさの - 日本が円を引き下げるべく自らの核爆弾的な計画を携えて参加し、アジア諸国が追従した場合に起きる事を、好奇心を持って見ている。

中央銀行の保有高に関する最新の IMF のデータは、これまでに記録された先進国の中央銀行によるポンド建て国債の最大の急増を示している。 それは、第3四半期に$790億から$980億へ跳ね上がったのだ。

通常これらの保有高は安定しているので、SNB に責任がある事は明白である。 既にスイスは、フランを€1.20に維持すべく彼等が狂わんばかりに介入した事で、ユーロ債については飽いている。 彼等自身の使命により、彼等は精力的に多様化を図ってきた。

既に SNB は、昨年のユーロ圏の財政赤字の半分をカバーするのに十分な、$800億の EMU 債を購入したとアナリスト達は述べている。 彼等は、イタリアからドイツへの資本逃避の導管として本質的な役割を演じてきた。

それ以来、伝えられるところでは豪ドル、ルーニー(加ドル)、スカンジナビア諸国通貨、ウォン?、レアル?へ手を広げたという事であるが、それらを上回ってポンドを購入しているのだ。 「もし貴方がユーロ、ドル、円を好まない場合、この「醜い競争」には他に行くべき場所があまり無いのです。」と、HSBC の通貨主任であるデイビッド・ブルームは語った。

★「誰もが自国通貨を弱くしようと同時に試みているのです。 スイスは其処から逃げ出し、今度は日本が試みようとしているのです。 スカンジナビア諸国は髪を掻き毟(むし)っているのです。 トルコは、経済が過熱しているにも拘わらず金利を引き下げ、通貨の上昇を望んでいない為に与信を制御しているのです。」

「政策立案者達は、もしも貴方が4年前に彼等が実施すべきだと彼等に示唆していたら囚人服を着せられて拘置所に放り込まれていたであろう事を行っているのです。
★もはや、この市場において私は如何なる事も排除しません。 絶望的な時が絶望的な行動を生むのです。」と彼は語った。

ベルリンが AAA を失って彼等の債務に取り組む事となり、スターリングは間も無く勢いを失うであろうとブルーム氏は語った。 「今年、米ドルに対し$1.52、そしてユーロに対し€0.88と、私達はスターリングの見通しを劇的に引き下げたのです。 ポンドは多くの圧力を受けようとしています。」

宜しい。
このブログは、民主的な国家の勇敢な擁護者であるスイスを攻撃する意図を持っていない。
★彼等が行っている事は、全く理解できる事なのだ。 その様な介入は、総合的にグローバルな刺激を創り出しており、デフレの世界においては害となるよりも良い事を行っているのだ。
それでも、我々は非常に奇妙な状況にいる。
★世界の大部分は、バランスを戻すべく安い通貨及び高い金利の構造を必要としているのだ。 しかし、彼等の全てが安い通貨を持つ事はできないのである。

その様な状態は、グリーンスパンの時代から我々に遺されている変形した構造なのである。 又は、中国の影響、或いは、それらは同じものなのだろうか?。

FRBがファウスト的な協定を作り、嘗て無く下落した実質金利を選択した1990年代半ばに腐敗が始まったと、輝けるバーナード・コノリー(欧州委員会の元通貨ディレクターで、後に AIG のグローバル・ストラテジスト)は述べている。
何か、この混乱から我々が抜け出す考えはあるだろうか?。(抜粋)


◆ハイパーインフレが起こるとき
http://blog.livedoor.jp/clj2010/archives/65758492.html

日銀にインフレ(物價上昇)目標設定を要求する安倍政權が發足したことで、言論界の一部ではインフレへの警戒心が高まり、ハイパーインフレ(急激な物價上昇)の發生を警告する聲さへある。これに對し、日本はデフレ(物價下落)に苦しんでゐるのだから、心配は時期尚早だと反論する向きもあらう。だがそのやうにインフレへの心配は無用といふ心理が社會に廣がつたときこそ、ハイパーインフレは起こりやすくなる。一昨年刊行されたアダム・ファーガソン『ハイパーインフレの悪夢――ドイツ「国家破綻の歴史」は警告する』(黒輪篤嗣・桐谷知未譯、新潮社)を讀むと、それがよくわかる。

この本で描かれるのは、第一次世界大戰後のドイツを襲つた有名なハイパーインフレである。戰爭で息子を失つた夫婦が、生活のために蓄へてゐたカネまで無價値になり、自殺に追ひ込まれた話(109頁)や、買ひ物客がカネを入れて運んでゐたかごやスーツケースを泥棒に盜まれたが、中身のカネは地面に放り出されてゐたといふ話(179頁)など、異常な物價高にまつはる悲喜劇は一般の歴史書でもよく觸れられるので、割愛しよう。ここでぜひ紹介したいのは、ハイパーインフレの原因の眞相である。

よく語られる説は、ドイツがヴェルサイユ條約で要求された巨額の賠償金を支拂ふため、紙幣を大量に發行し、それが急激なインフレを招いたといふものだ。しかしこれは正確ではない。なぜなら「インフレ率は賠償金が問題になるずっと前から桁外れだった」(301頁)からである。その理由は、戰時中、戰費を調達する都合上、中央銀行であるドイツ帝國銀行(ライヒスバンク)が短期國債を裏附けに紙幣を發行できるやう制度が變更され、大幅な金融緩和が實施されたことにある。

さらに重大なのは、終戰後も、別の理由から金融緩和が續けられたことである。これには政府、勞働組合、産業界、中央銀行それぞれが關係してゐた。

まづ政府と勞組である。終戰後しばらく、ドイツの産業界はマルク安のおかげで輸出が有利になり、大幅に業績を伸ばした。ところが最終的な賠償額が合意に達しかけたのをきつかけにマルクが一時上昇すると、企業業績の惡化から失業率が一氣に上がり、1920年夏には六パーセントに達する。「以後、政府、労働組合ともに、マルクを犠牲にしてでも完全雇用を目指すようになった」(61頁)。つまり金融緩和を求めた。とくに政治家は「通貨が少しでも不足すれば、たちまち社会不安が起こると……考えた」(102頁)。

産業界も同じだった。「有力な産業資本家の多くは、為替相場の継続的な下落によってのみ、ドイツは中立的な市場で競争力を保てるという乱暴な考えを捨てなかった。目先の利益さえ得られればいいという姿勢だった」(102頁)。ドイツ一の富豪で産業界隨一の實力者フーゴー・シュティンネスに言はせると、「インフレは完全雇用を保証する手段であり、望ましいどころか、思いやりのある政府が取り得る唯一の政策」(106頁)だつた。シュティンネスは「国民の生活を維持するためには、それ以外に方法はないとまで言いきった」。

ライヒスバンク總裁のルドルフ・ハーフェンシュタインも、基本的に産業界と同じ考へを抱いてゐた。當時の英外交官の言葉を借りれば、「壊滅的な影響をもたらすとは夢にも思わず、喜び勇んで〔紙幣の〕印刷機のハンドルを回した」(同)。

もう一つ加へるとすれば、報道機關だらう。國内經濟紙は、ライヒスバンクによる金融緩和について「批判的には報じなかった」(同)。それどころか、積極的に後押しした新聞もあつた。有力金融紙ベルリナー・ベルゼン・クーリエ(ベルリン株式新報)はかう論陣を張つた。

今の状況では、通貨の減価そのものより、金〔かね〕が不足することのほうが、悪影響をもたらす。……紙幣の量が現在の3倍に増えても、通貨の安定のさしたる障害にはならないだろう。/それまでは、紙幣を印刷しよう!(122頁)

このやうに、社會の有力者層が國内景氣を支へるためインフレを許容し、歡迎するムードを廣めたことが、ハイパーインフレをもたらす素地になつたのである。「1920年、21年、22年と日々が過ぎるあいだ、つけ払いは先延ばしにされた。予期されるインフレの影響がいっそう恐ろしくなるにつれ、延期はいっそう(むずかしくではなく)たやすくなった」(305頁)。賠償金の支拂ひはこれを増幅させたにすぎない。

いまの日本で、インフレ賛成論者の多くは「目標値を超える大幅なインフレになったら、そこで金融を引き締めればよい」と主張する。だが政治的に決定された目標は、いつでも政治的に變更されうる。政治家にとつてインフレ目標値といふルールは、景氣を一時的にでも良くして有權者の人氣を集める手段にすぎないのだから、物價上昇率が目標値に達しても、景氣が良くならなければ、ルールそのものを變更する議論が勢ひを増すのは目に見えてゐる。かつてのドイツと同じやうに、政治家たちは「継続的なインフレのせいで生じている明らかに危険な状況は、見えていないか、無視」(102頁)することだらう。

ドイツのハイパーインフレは、ある日突然起こつたのではない。1923年末、マルクは第一次大戰勃發前夜の一兆分の一まで値下がりし、紙くず同然となるが、さうなるまでにはおよそ十年の時間がかかつた。「下落の始まりは、ゆるやかだった」(26頁)のである。心配するのに早すぎることはない。
 

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コメント
 
01. 2013年1月06日 12:10:49 : xGekQmjTpI
昔と比較したって意味はない。貯蓄を取り崩して国家を支えればよい。
貯蓄がある者は貯蓄を取り崩して生活する税制改正が必要だ。

02. 2013年1月06日 12:41:53 : E9dVa6Vy6Y
ハイパーインフレは円安が大きな要因になるけど、需要が増えないと起きないと思うし、金利も2パーセントが上限でしょう。バブルのときは郵便局の定額貯金が8パーセントだったことを考えればそれでも低金利でとてもバブルと言えない。

我が家はエコポイントでエアコン2台、TV3台、冷蔵庫を買い替え、照明も全てLEDに換えた。
貰った商品券に追加して掃除機、電子レンジ、炊飯器、ブルーレイディスク、洗濯機、髭剃り等のほとんどの電気製品を入れ替えた。
車も13年乗ってたのを25万貰得るから買い換えた。
今後10年は買うものがなく、あえて言えばゴパン、ルンバ、太陽光ぐらいのもの。
我が家は極端かもしれないが多くの家庭が似たようなものじゃないかと思う。

衣料品も有り余ってるし、人口減少だから食料品の需要も減り、若者の車離れもある。

需給バランスから考えればハイパーインフレが起こりようがない。


03. 2013年1月07日 02:41:16 : sYky4Nb2IM
2さんへ
インフレという現象は人(需要)とモノ(供給)の関係よりも、お金の流通量とモノとの関係で起こる現象と考えるべきでしょう。つまり消費者のモノへの欲求にかかわらず、通貨供給量の極端な増加によって通貨の価値が下落し、相対的にモノの値段が上昇するということです。無論発行されたお金が市中に流れない限りは起こりませんが、お金は使われることでその機能を発揮するものですから、最終的には実物資産や金融資産などへ流れて行き、大小のバブルを発生させることになります。ハイパーインフレは、膨張し続ける国家の財政赤字を支える為に中央銀行が肩代わりせざるを得なくなった時、現実味を増すでしょう。

04. 2013年1月07日 10:23:02 : IjvxvjRSxM
現代の経済は、モノの取引と証券の取引とが完全に遊離してしまっていて、
資金を豊富に供給しても証券市場にバブルが起こるだけ、と云う状態ですからね。

この資金が実体経済に流れ込む、言い換えると賃金が大幅に上がる、ということに
ならない限りハイパーインフレなるものは起こりそうにない気がする。


05. 2013年1月07日 10:50:40 : IOzibbQO0w

>インフレへの心配は無用といふ心理が社會に廣がつたときこそ、ハイパーインフレは起こりやすくなる

ウソをつくなよ

国内生産力が8割消滅した
日本の戦後ですらハイパーインフレではなかった

ワイマール共和国のように国内産業が壊滅し、巨額の外貨建て賠償金の支払いでもない限りは、ハイパーインフレにはならない



06. 2013年1月07日 10:54:17 : IOzibbQO0w

最近で言えば、ジンバブエの場合は、大統領が戦争と贅沢の巨額の外貨建て支払いを行っていた

日本がハイパーインフレになるとしたら、老人が政治を握り続け、自分たちの既得権産業を守るために、規制を続け、生活コストや高い医療費、そして輸入を続けるために、赤字国債を増発し続け、日銀が緩和をし続けない限りは起らない



07. 2013年1月07日 11:26:25 : 9cH0cWljIM
生産力と労働力とカネが有り余ってデフレ気味の国が
通貨増発をしてそれを財源にカネを回すとどうなるのか実験したことはない

究極的な的な話インフレ率が2%になるまで
毎日紙幣を印刷して国民消費期限つきクーポンとして配った場合
ハイパーインフレになるかという話だ。

インフレ率が2%になったら止めると言っていて
生産力が十分にあるのに何故ハイパーになるのか。

そもそも根源的には金本位制と同じように現在の管理通貨制度が
事実上の生産力本位制だとすれば
金本位制を導入していてデフレ気味でなおかつ所有しているゴールドに余裕があれば
それを担保として国が紙幣を発行して消費するのは合理的なものと同じように
紙幣を印刷して消費するという選択がそこまでいけないものなのだろうか?


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