http://www.asyura2.com/12/hasan78/msg/761.html
Tweet |
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MF97XC6JIJVN01.html
12月18日(ブルームバーグ):米投資会社ダブルライン・キャピタルのジェフリー・ガンドラック最高経営責任者(CEO)は18日、投資家は現金を保有し、より安い価格でリスク資産を買えるよう待つべきだと述べた。
ガンドラックCEOはブルームバーグテレビジョンの番組「マーケット・メーカーズ」でのインタビューで、各国・地域の中央銀行による量的緩和策は回を重ねるごとに「リターンが減少しているように思える」と指摘。「放射性粒子の半減期のようだ」と話した。
同CEOは、政策効果が低下しつつあるとし、投資家は中銀の行動に「条件反射的に反応」し、リスク資産に投資するべきではないと発言。米連邦準備制度が2008年に量的緩和第1弾(QE1)を実施した後、S&P500種株価指数 は50%上昇したが、今年QE3を導入して以降は8%程度しか値上がりしていないと説明した。
同CEOは「S&P500種のように、てこ入れされてきた資産の多くは大幅に値下がりする可能性がある」と述べ、リスク資産価格の見直しが15年までに起きると予想した。
◆中国にはタカ派、金融にはハト派」
http://www.mmc.co.jp/gold/market/toshima_t/2012/1321.html
シカゴ通貨投機筋は、「84円突破には自公320議席必要」と事前予測してきたが、結果的に市場は「満額回答」を得た。ここからはモメンタム(勢い)に乗る円売りと、日本の金融節度、財政規律の緩みを懸念する「悪い円売り」の共振現象がマーケットをヒットしそうだ。
まずは、19−20日の日銀金融決定会合への注目度が更に高まる。仮に、市場が期待する「満額回答」が出なくても、次回への期待感で円安は持続しそうだ。
政権交代で、日本の少子高齢化傾向や移民を拒む国民性が変わるわけでもない。「流動性の罠」に陥った「低血圧症」の日本経済に、無制限の国債買い取り、インフレ・ターゲット、大型財政出動などの「昇圧剤」を投与して、一時的に血圧が上がっても、過剰投薬の副作用が避けられない。
欧米市場は、選挙直後のハネムーンから覚め、「モーニング・アフターのコーヒー・タイム」でマーケットが感じるであろう寒々としたセンチメントを懸念する。
外為市場では、IMM(シカゴ国際金融市場)における投機筋円売越残高は、94,401枚と5年超ぶりの高水準にある。この残高は、12月11日時点の数字なので、21日に発表される12月18日時点での数字は更に増加するであろう。
その結果、市場内には記録的な円買戻しエネルギーが醸成されている。円売り→利益確定の円買い→円高で戻ったところを再び円売り、という「売買回転が効いている」限りは、戻りの円高といっても82円程度に留まろう。
しかし、市場がアベ・ユーフォリアから覚醒したときの円買い巻き戻しのマグニチュードは、タイミングが先送りされればされるほど、強烈になることは肝に銘じるべきだ。
更に、最も重要なことは、中長期的トレンド。
これについては本欄でも繰り返し述べてきたが、貿易収支赤字を所得収支黒字が埋める構造変化が、「極端な一方的円高トレンド」の終焉を告げている。
潮目はたしかに変わった。しかし、これをもって直ちに「円安トレンドへの転換」を保証するものではない。
中期的に円安トレンドが進行するシナリオは、2013年に欧米で「日本債務危機」が材料視され、足の長いマネーが円離れを起こすケースだ。
アベノミックスは、ある意味で寝た子を起こしてしまったような感がある。これまで、リーマンショック、欧州債務危機の中で、相対的に「安全視」されていた円の「避難通貨」としてのブランドのメッキが剥げてきたからだ。
このままゆくと、2013年は、FRB,日銀、そしてECBの「量的緩和競演」という「舞台の場」になりかねない。金市場では、この「場」が「通貨堕落debasementの競演」と呼ばれている。
その「幕」では、米国経済の住宅・雇用関連指標の改善が続き、欧州債務危機懸念が一服するような展開になった場合に、相対的に日本の公的債務危機懸念が浮上しかねない。
あくまで「懸念」であり、決して2013年に現実化するわけではないが、マーケットはセンチメントで揺れ、また、先取りして動くものだ。
米国のQEは中央銀行主導でバーナンキFRB議長の記者会見などを通じ市場とのコミュニケーションも充分に図られている。しかるに、日本のQEは政治主導だ。中央銀行の独立性が危うい国の金融節度に、欧米諸国は特に敏感である。
それゆえ、19−20日の日銀金融政策決定会合で、FRBに「負けず劣らず」の数字が出るか否かが注目されるのだ。
(略)
まさに「量的緩和競演」の様相である。
なお、円高への本格的巻き戻し局面としては、来年2月頃が意識される。
「米国債務上限引き上げ」が決定され、「米国債格下げ」の事態になると、ドル安インパクトが円安インパクトを上回るかもしれない。
また、欧州債務問題も「緊縮」と「成長」の狭間に揺れ、「最悪の時は去った」との楽観論も台頭しつつあるが、まだまだ予断を許さぬ。欧州発のリスク・オフが、相対的に円の「安全通貨」ブランドを復活させるやもしれぬ。
これらの事態が同時に起これば、ドル円80円割れも十分に考えられる。
(略)
筆者の見立てとしては、長期的には円安トレンドだが、短期的には、今週が「安倍円安」のピークか。
最後に、日中関係の悪化が孕む「地政学的リスク」も2013年の潜在的要因として、欧米市場関係者の新年市場展望レポートに書き加えられそうだ。
日中間の外交のパイプが破断されたまま、修復の可能性は益々低くなった。
中国側も、このタイミングを狙って、「領空侵犯」などの「挑発的行為」を繰り返すだろう。
もはや、両国とも、振り上げた拳の落としどころが見えない。
日本の新政権には、中国にはタカ派、金融にはハト派というレッテルが貼られ、そのリスクが意識されている。(以下略/豊島逸夫)
◆12月21日・・株と金はどちらかに動く?
http://blog.ushinomiya.co.jp/economics/
大きな注目点はこの週末、21日であろう。全市場のボラティリティの上昇の可能性が高い。
ボラとは法螺かも知れない?が上下動の動きが始まる日で有ろうか?ボラの上昇により株と金はどちらかに動く。
騰がりすぎた株価、出来すぎの自民党のようにその反動は怖い。
金のチャートが示す形はもうすぐ、どちらかに動くサイン、金鉱山株は上昇待ち、さて株は?
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
- Re: 60円まで円高進行、シャープ国有化 、サクソバンクの2013年大胆予測 (WSJ) 墨染 2012/12/20 11:34:10
(0)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。