http://www.asyura2.com/12/hasan78/msg/738.html
Tweet |
http://toyokeizai.net/articles/-/12078?page=2
外食産業は国内人口縮小のトレンドを受け、1997年の29兆円をピークに、2011年には23兆円にまで縮小、市場縮小に歯止めがかからない。そうした市場環境の中、唯一好調だったファストフード業態も、東日本大震災以降のトレンドをつかみきれず苦戦が続く。
■洋風・和風問わず苦戦
12年度後半は、震災影響が薄れるがファストフード業界は洋風・和風を問わず苦戦が続きそうだ。日本マクドナルドホールディングスは値引き戦略がアダとなり8カ月連続の既存店前年割れに沈んでいる。競合のモスフードサービスも苦戦が続き、減益は不可避だ。ゼンショーホールディングス(すき家、なか卯)、吉野家ホールディングス、松屋フーズの牛丼3社は値引き戦略の行き詰まりに加え、コメや牛肉価格の高騰が大打撃で減益を強いられる。
大庄やワタミといった居酒屋業界は店舗のリストラや改装を進めているが、忘年会商戦が多少持ち直す程度にとどまり業績浮揚の決定打には力不足。ファミレスも直近で見ればサイゼリヤの苦戦、ロイヤルホストを展開するロイヤルホールディングスの好調と明暗が分かれるが、いずれも長期的な衰退傾向に歯止めがかかっていない。
■再度の安値競争突入へ
13年度の上期も既存店の動向については急激な回復は望めそうにないため、ファストフード各社は再び安値競争に突入する。特に牛丼3社は米国産牛肉の輸入規制緩和をきっかけに、既存店のテコ入れ策として再び値引き販促を再開する構えだ。マクドナルドも値引き販促を控え、ビックマックなど基幹商品を売り込むとするが、効果は未知数だ。ファストフード各社は12年度に苦しめられたコメや牛肉といった食材価格の下落、さらにコスト削減といった消極的な手法により、増益に持ち込むだろう。居酒屋業界やファミレスは引き続き既存店の前年割れに苦しみ、話題に乏しい期間となりそうだ。
両期間を通じ、例外的に好調を維持しそうなのはスターバックスとワタミだ。スタバは13年中に国内1000店舗を達成、既存店も堅調を維持しており勢いに乗る。ワタミは居酒屋など外食が弱含んでも、介護や宅配弁当が収益を牽引する。
震災以後、再び業界の長期低迷が明らかになっており、コロワイドによるレックスホールディングスの子会社化など活発な業界再編は続きそうだ。またゼンショーがスーパーマーケットのマルヤを買収し、共同購買による原価圧縮の動きを加速させている。こうした流通への進出を含め業界を飛び越えた再編にも注目が集まりそうだ。
(参考記事)
高水準の生活費と収入のギャップ・・凋落している経済水準に見合っていない惰性の生活観!
http://www.eagle-hit.com/
本日、日銀が発表した11月の国内企業物価指数は、前年同月より0.9%下落し、100.1となり、8か月連続のマイナスとなった。
海外経済の減速による需要の後退が背景にあり、特に鉄鋼などを中心に値下がりが続いているようだ。依然、デフレ傾向が続いている状況を示している。
そんな中、世界の生活費ランキングで、昨年に続き東京が1位になり、以下、名古屋(2位)、横浜(5位)、神戸(6位)と、上位を占めている。
(国際人材コンサルティング会社「ECAインターナショナル」調べ)
ECAでは「日本では物価は低下しているが、東京が世界で最も高額な都市の座を守っている」とコメントしているが、背景には円高があるようだ。
このデフレにありならが、世界の中ではトップクラスを維持している生活費。
それでいて、本日発表の9月時点での生活保護受給者は過去最多を更新する213万3905人となっているという現実。この矛盾は、いかに収入が減っているにもかかわらず、物価が高止まりしていることを表している。
★デフレにあるとはいえ、これまでの高度成長により経済大国へのしあがってきた生活水準が、現在の凋落している経済水準に見合っておらず、高すぎるのだ。
最も高止まりしているのが家賃であるが、最近来、一部不動産リートへの需要が増し、資金が投下され、都会部においては家賃の上昇の圧力となりつつあり、当面不動産価額が高止まりする可能性がある。
だが、リーマンショックの金融危機を引き起こしたのはサブプライムローン、つまり不動産バブルの崩壊であることからも、不動産価格が元の適正な価格に戻ろうとする反動が金融危機だともいえる。
日本の高止まりしている家賃が下落するまで私たちの収入と物価のギャップが埋まらず、生活困窮者が増え続けていくことになろう・・・。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。