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シャープ 市場の“倒産扱い”は回避されたのか
http://gendai.net/articles/view/syakai/140006
2012年12月8日 日刊ゲンダイ
6日続伸で株価は200円台回復
<「300円まで戻る」との見方も>
シャープの株価が息を吹き返している。7日終値は前日比17円高の216円。11月29日から上がり続け、7日と変わらずを挟み6日続伸となった。この間の上げ幅は52円に達し、上昇率は31.7%にもなる。同期間の平均株価のアップ率2.35%の13倍以上だ。
「200円台回復は2カ月ぶりです。米半導体大手のクアルコム社が約100億円の出資を決めたことが好材料でしょう。シャープとの提携に二の足を踏んでいた台湾の鴻海(ホンハイ)が、米大手の出資に刺激されて動き出す可能性もあります。経営破綻という最悪の事態が少し遠のいた。そう受け止める投資家は多く、株価が戻りはじめたのです」(株式評論家の倉多慎之助氏)
シャープの株価は10月12日に年初来安値の142円まで下落した。市場は「100円割れ」を警戒。来年9月に償還期限を迎えるシャープの転換社債(CB)は半値以下の50円を下回った。10月中旬ごろ、市場はシャープを“倒産扱い”していたのだ。
「そんなシャープを解散・総選挙が救ったのです。自民の安倍総裁が金融緩和に前向きな発言を繰り返し、為替は円安に向かった。これがシャープ株浮上の最大の理由でしょう。シャープの13年3月期下期(10月〜3月)の想定レートは1ドル=79円。現在は82円台半ばなので為替差益が発生し、業績の上ブレ期待も高まっています」(市場関係者)
7日時点で、株価は最安値に比べ52.1%上昇。CB価格は72円に回復。“倒産扱い”は回避されたのか。
「回復傾向を見せているとはいえ、株価は年初来高値の3分の1、CBも額面100円には程遠い」(証券アナリスト)
一方、年末に向けた株高相場で、「シャープ株は300円ぐらいまで戻るかもしれない」(倉多慎之助氏)という。上昇余地は十分。トライしてみる価値はありそうだ。
【株価の動き】
◇日付/終値
◆12月7日/216円
◆12月6日/199円
◆12月5日/181円
◆12月4日/174円
◆12月3日/172円
◆11月30日/172円
◆11月29日/169円
◆11月28日/164円
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