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19世紀のゴールドラッシュの舞台となった米カリフォルニア州で最近、砂金探しが脚光を浴びている。
金価格の高騰を受け、週末の河川は砂金をかき集める観光客らでにぎわう。なかには1日に100ドル(約8200円)近くを稼ぎ出す腕利きもいるほどだ。州当局は、川を汚しかねない機材を持ち込む専門業者の立ち入り禁止を打ち出すなどして、環境保全に努めている。(カリフォルニア州コロマ 黒沢潤)
「この辺りでは、純度85%の砂金が取れるんだ」。晩秋の景色が美しいコロマのアメリカン川。長靴を履き、鉄製皿を使って砂金探しをしていたアド・アレンさん(65)は笑顔でこう語った。
川が流れるマーシャル・ゴールド・ディスカバリー公園の関係者によれば、年間約2万5千人が訪れ、晩秋や初冬も砂金を取る人々の姿がみられるという。
ゴールドラッシュの“発祥の地”、コロマで金が発見されたのは1848年。翌年には、一攫(いっかく)千金の「アメリカン・ドリーム」を夢見る人々が全米各地から大挙して押し寄せ、米ナショナル・フットボールリーグ(NFL)の名門チーム「フォーティナイナーズ(49ers=49年組)」の名称の由来にもなった。
幕末に渡米したジョン万次郎も噂を聞きつけ、この地を訪れた。だが、金はやがて掘り尽くされ、コロマは史跡としてその名を残す程度にとどまっていた。
ところがここ数年、取り巻く状況が一変。2000年代初めに、1トロイオンス(約31グラム)当たり300ドル(約2万5千円)だった金価格が上昇を続け、欧州経済の低迷で金が投資対象となり、価格は約6倍の約1730ドル(約14万2千円)まで跳ね上がった。「『ゴールド・ハンター』を目指し、川沿いにテントを張って寝泊まりしながら砂金を取るプロまがいの人々もいる」(郷土史家)ほどだ。
地元の金取引業者、ジェームズ・ハタディスさん(65)は「そこそこの量の砂金を集めて持ち込む人が増えた。引き換えに1人あたり平均80ドル程度のカネを払っている」と話す。
アメリカン川など州内の河川には、ポンプ型の機器で砂金を吸い上げようとする専門業者も4、5年前から本格的に現れた。川の汚染を懸念する州当局は09年、こうした業者の立ち入りを禁じる措置をとった。
当局は今年4月、専門業者からの要請を踏まえ、業者数を従来の半分以下の1500社に絞った上で16年から採取を認めることも検討した。しかし、先住民アメリカ・インディアンのカルーク族や環境保護を訴える人々が反発。このため、当局は16年以降も当面、一般人に限って砂金採取を認める方針という。(産経)
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