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2012年11月20日 日刊ゲンダイ
株式市場は解散・総選挙を好感している。19日終値は前日比129円高の9153円。4日続伸で、この間に490円以上も値上がりした。上昇率は5.68%だ。
「相場のムードが激変です。市場では、野田退陣が一番の株価対策といわれていましたが、その通りの展開になっています。新政権は金融緩和を一段と進めるだろうし、そうなれば円安に振れます。円安は企業業績にプラスなので、株価はさらに上昇するでしょう」(株式評論家の倉多慎之助氏)
総選挙は株価を押し上げるという心強いデータもある。90年以降の総選挙は7回。投票日直前と、20日前(営業日)の株価を比較すると、例外なく上昇だった(別表参照)。平均で2.67%アップだ。
「変化への期待が株価に反映されるのでしょう。今回の総選挙は、領土問題、原発問題、TPPなどさまざまな争点がありますが、市場はほとんど無視。金融緩和期待と円安傾向という好材料だけに目を向ける。この流れは、12月16日の投票日まで続くと思います」(株式アナリストの櫻井英明氏)
上昇率が最大だったのは00年で5.97%。05年の郵政選挙でも3.51%上昇した。09年はリーマン・ショック(08年9月)が尾を引き、米GM破綻(6月)という経済ショックに襲われたにもかかわらず1.71%アップしている。
今回の投票日に当てはめると、20日前は11月15日。終値は8829円だった。
3%アップで9093円だが、早くもここは突破。6%上昇で9358円になる。
「もっと伸びると思っています。微調整はあるが、投票日までに1万円に乗せる可能性が高い。市場は政権交代を視野に入れ、遅れていた復興需要が動き出すと読んでいます。建設、ゼネコン、住宅関連が牽引(けんいん)するでしょう」(倉多慎之助氏)
自民党の安倍総裁が、日銀に対して強気な発言を繰り返していることも相場にはプラスだ。
「白川日銀総裁の任期は来年4月までです。おそらく次期総裁は金融緩和に積極的な人が選ばれます。となれば、さらなる円安、株高の期待が高まります。少なくとも年内は株高が続くでしょう」(市場関係者)
過去のデータ通りなら、投票日までは上昇するはず。乗ってみる?
【90年以降の総選挙と平均株価の上昇率】
◇時期/総理大臣(解散時)/上昇率/主な出来事
◆90年1〜2月/海部俊樹/1.89%/89年12月平均株価最高値(3万8915円)
◆93年6〜7月/宮沢喜一/2.66%/93年5月Jリーグ発足。コメ緊急輸入(93年10月)
◆96年9〜10月/橋本龍太郎/2.15%/96年4月東京三菱銀行誕生
◆00年5〜6月/森喜朗/5.97%/00年7月沖縄サミット。ITバブル崩壊(00年〜)
◆03年10〜11月/小泉純一郎/0.82%/03年4月平均株価が7607円に下落
◆05年8〜9月/小泉純一郎/3.51%/“郵政選挙”。05年4月個人情報保護法施行
◆09年7〜8月/麻生太郎/1.71%/“政権交代”選挙。08年9月リーマン・ショック
◆12年11〜12月/野田佳彦/?/消費税増税。領土問題。原発の是非
(株価上昇率は投票日直前と20営業日前の終値を比較)
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