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11月15日
解散発言が首相からなされて、日本円が少し安くなったようだ。次の政権では金融緩和が一層進められるだろう、という読みからだそうだ。日本円が強すぎたから円安は歓迎すべきなのかもしれない。
しかし以下のマーク・ファーバーの指摘によれば、これから市場はメルトダウンを起こすからそれに備えるべきだ、という。この問題はこのROCKWAY EXPRESSでも再三指摘してきたことだ。問題はその時期がいよいよ迫ってきている、と言う点である。
これからの数年、とりわけ2013年、2014年は日本もその命運を決定するような時期となる。これはこの世界経済の崩壊問題と、これに加えての天変地異の問題が重なってくるからだ。政治、経済、外交、健康、・・・こういった問題に加えて、自分たちが生きている地球の大変化にも気をつけねばならない時期が来ようとしている。
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◆大規模な市場のメルトダウンに備えるべき
http://www.cnbc.com/id/49802535
【11月13日 Holly Ellyatt】
市場はまもなくメルトダウンに向かうだろう、株価は20%は下落すると考えるべきだ、とマーク・ファーバーは13日、CNBCに語った。
「ギリシャのために市場が下落すると考えているわけでない。『財政の崖』のためでもない。財政の崖は存在しないのだから」と、ファーバーはCNBCの「スクァク・ボックス」で語った。
「市場は、企業の利益が減少し始め、世界経済は来年以降成長は望めず、それで9月の1470というS&Pの指数から、少なくとも20%は下落するというのが、私の見方だ」
弱気の見方で知られるファーバーは、技術分野の巨人であるアップル「AAPL 536.88 ▼-6.018 (-1.11%) 」を引用した。この会社のがっかりさせられる利益が株価を9月の高値から20%、前月から14%下落させたのである。
アマゾン「AMZN 222.95 ▼-3.65 (-1.61%)」とか、マクドナルド「MCD 84.62 ▼-0.02 (-0.02%)」、グーグル「GOOG 652.55 ▼-6.5032 (-0.99%)」のような巨人企業の利益の縮小は投資家らの投資心情をこの数週間冷え込ませている。
ファーバーは、「財政の崖」は、5年間の内にいくらかの小規模な増税が絡むかもしれないし、「100年以内」に経費削減が必要になるかもしれない、と主張している。
アメリカが必要としていることは、少しの痛みだと彼は語った。ユーロ圏で示されている緊縮財政策で、これは成功のための方法をいくつかあわせたやり方で財政赤字の拡大にブレーキを掛けるものだ。
「痛みが、実際的な痛みがあるだろう。問題は、緊縮策で少ない痛みを今受けるのか、5年あるいは10年以内に社会の完全な崩壊のリスクを受けるのか、ということだ」と彼は語った。また、アメリカの予算に取り組もうという政治的な意思が欠けていた、とも述べた。
ファーバーは、「民主主義の世界では、痛みを取ろうとはしないもので、問題を先送りにすることで、ますます問題が大きくなるのだ」と付け加えて語った。
■払い戻し時期
ファーバーは、経済の復興を抑えているいくつかの問題を指摘した。例えば不動産市場である。彼は、不動産はそれほど多すぎるほど建設されてはいなかった、と語った。これからデレバレッジが更に増すことになるだろうと語った。
「日本を含む欧米社会では、問題は大きすぎる負債であり、その負債はどこかでなんとかして支払わねばならず、それは経済成長を鈍化させるようになる」とファーバーは語った。「思うに、1980年から2007年までの間、我々は自分たちの能力以上の生活をしてきたのであり、今は払い戻す時がきたのだ」と語った。
★ファーバーはCNBCに、中央銀行の刺激策は意味のないことで、市場の内破(インプロージョン)が金融システムを再建する唯一の方法である、と語った。
★「世界の全体的金融システムはリセットされるべきと考える。また、それは中央銀行によるリセットではなく、市場の、通貨市場、債権市場、あるいは株式市場を内破させるものでなければならない」と彼は語った。
★「それは起きることになるだろう。ある日それは起きるだろうし、その時、今持っている資産の価値の半分でも持っていれば、我々はラッキーだと言えるだろう」と語った。
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