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植草さんと斉藤さんの対談本『消費税増税「乱」は終わらない』を読みました。
本物の経済学者と本物のジャーナリストの知的対談という感がありました。
対談の中で自分が知らない話が色々出てきて興味深く読めました。
消費税について素人感覚では、これをこれ以上、上げると経済、商売にブレーキが掛かるのでないかと危惧していましたが。
対談でこれが実に中小納入業者・弱者を直撃する悪魔の税だと解り驚愕しています。
やはり消費税をこれ以上、上げるのは、他の色々な担税能力がある層から税を徴収した後ではないかと思いました。それとシロアリ利権を粉砕してからです。
消費税は広く公平に徴収する優秀な税として採用されたとか。
しかし、東電、マイクロソフトのように税を価格に転嫁できる独占企業と納入業者など競争の激しい業界を同一にして徴収する問題ある税と解りました。
消費税を価格に転嫁出来きる事業者と転嫁出来ない事業者は天と地の開きがある。
世の中には、やはり力関係が存在する。それを無視して一律に徴収するのは、企業の担税能力無視した政策です。
これは、財務官僚が税を徴収して予算を配分して使う、下々が解らないお上感覚の発想から出来た税ではないか。
今後の増税で事業利益より消費税を納める額が大きい事業者が続出する可能性がやはり大きい。
これで中小納入業者の人件費削減圧迫と企業廃業で失業するが増大する。
今の日本の社会構造、中小企業が仕事を分担して最終的に優秀な製品や優秀な仕事が完成する日本の仕組に亀裂が生じる可能性もあると思います。
日本は、中小企業が雇用の70%を支えているとか。この部分に猛烈に非正規雇用化と所得デフレが起きる。
小泉・竹中構造改革時からの大企業と中小企業の格差が更に拡大する。
消費税増税で日本の雇用は一部エリート正社員とその他パート・派遣社員ばかりに更に進行する可能性大きい。
非正規雇用層は社会人になった時点で将来に夢と希望を持てない日本絶望社会へとなる。
それと共に日本社会の活力が失われる。
消費税は輸出企業には還付があるとか、やはり公平でない税の仕組みです。
税率が3%の時は問題がそれ程、表面化しなかったが、税率が5%になり本格的に不況になり悪魔の税である事が判明したと思います。
消費税率が5%に上がり、課税最低限が一千万円に下がった段階で税を滞納する事業者が続出している事を考えれば悪魔の税と言える。
今後、次期国政選挙で消費税増税阻止、原発廃止、反TPP(反オスプレイ)を勝ち取らないと日本国が衰亡して行く可能性が大きいと思います。
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