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通貨システムの限界にチャレンジする日米 「バーナンキの背理法」の証明・・世界中の国債が同時暴落する日?
http://www.asyura2.com/12/hasan78/msg/372.html
投稿者 墨染 日時 2012 年 11 月 03 日 08:49:22: EVQc6rJP..8E.
 

http://green.ap.teacup.com/pekepon/936.html

■ 「バーナンキの背理法」の証明 
FRBのバーナンキ議長が3期目を否定しています。
とうとう、「ヘリコプター・ベン」も白旗を掲げるのでしょうか?

バーナンキ議長は、通貨供給を徹底的に行えば、やがては景気が回復すると主張していました。

この説を証明する「バーナンキの背理法」というものがあるそうです。

「量的緩和をしても、インフレが起こらないと仮定する。すると、中央銀行はいくらでも紙幣を増刷できる。しかも、物価は上昇しない。ならば、お金を刷るだけで、政府の歳入をまかなえるから、徴税する必要がなくなる。こうして無税国家ができる。……しかし、そんな馬鹿なことがあるはずがない。ゆえに、最初の仮定は誤り。つまり、量的緩和をすれば、いつか必ずインフレが起こる」

現在世界の中央銀行は、量的緩和を繰り返しており、インフレを待ち望んでいます。

量的緩和の結果、経済が回復して金利上昇が始まれば、バーナンキの主張が証明されることになります。


■ 流動性の罠 
リーマンショック以降、世界の中央銀行は量的緩和を繰り返しています。
しかし、未だににアメリカも日本もEUも景気が回復しません。
1 景気の先行きが不安定な為、消費が回復しない
2 消費の先行きが不透明な為、企業の投資意欲が低い
3 企業の投資意欲が低いので、民間の資金需要が増えない
4 量的緩和で供給されて資金は、金融市場に滞留して、実体経済の回復に寄与しない

これは「流動性の罠」と呼ばれる現象です。
「流動性の罠」を克服しなければ、量的緩和の効果は限定的です


■ 金融機関のリスクテイクの限界 
世界の中央銀行は量的緩和を継続していますが、その規模が適切で無いので、景気が回復しないのでしょうか?

例えば、もっと大胆にマネタリーベースを拡大すれば景気は回復するのでしょうか?

例えば、資金需要を大きく上回る通貨を供給したらどうなるでしょう?

金融機関が中央銀行から供給された資金を運用するときもリスクは意識します。
金融機関は「過剰なリスク」を取らないので、運用資金の規模には限界があります。

単純に考えれば、余ったお金は市場に出回る事無く、金融機関に滞留します。
実際には中央銀行の当座預金口座に「ブタ積」になります。

一時は隆盛を極めたヘッジファンドの多くが、規模を縮小したり、店仕舞いしています。
ジョイジ・ソロスのクオンタムファンドも解散しています。

現在の金融市場はリスクが高すぎるので、ヘッジファンドのビジネスモデルは破綻しています。

アメリカの投資銀行はヘッジファンドに大量の資金を提供して来ましたが、
リスクを積極的に取りに行く資金需要は枯渇しています。

この様に、中央銀行が量的緩和を続けたにも関わらず、市場はむしろ不安定になり、リスクの増大が資金需要の低迷を引き起こしています。


■ 中央銀行が直接リスクを取る時代 
QE3は、FRBによるMBSの金融機関からの買い入れです。
日銀の量的緩和はもっと踏み込んでいて、株EFT市場や、不動産RIT市場を直接買い支えています。

既に金融機関がリスクを負いきれなくなった為に、中央銀行が直接リスク市場に資金供給する異例の事態になっているのです。


■ 「良い金利上昇」と「悪い金利上昇」 
バーナンキが主張する、量的緩和の結果の「金利上昇」は、景気の回復に伴う「良い金利上昇」です。
要は、資金需要が回復して、金利が上昇する。

ところが、米国債金利は低下傾向が続いています。
しかし、細かく観察していると、ピョコ、ピョコっと金利が上昇する時があります。
これは、量的緩和の後に起こる様で、国債金利の上昇時には、株価が上昇しています。

どうやら、FRBの資金供給によって市場がリスクを取り出すと、米国債市場から資金が流出する様です。

ところが、米国債の金利が上昇して暫くすると、株式市場の下落が始まり、資金は米国債市場に還流するのか国債金利が又下落の転じます。

金融市場のリスクテイクによる金利上昇は、実態経済の回復を伴わないので、継続性に不安があります。
一通り稼いだ後は、一気に市場から資金が逃げ出す恐れがあります。

そこで、昨年の米国債金利の上昇局面(株価の回復局面)で、ガイトナーは、「米国の景気回復は本調子でない」的な発言を繰り返し、景気回復の芽を自ら摘んでいまいた。

バーナンキも同様に、株式市場の過熱を牽制する発言をしています。

これらは、過剰なリスクテイクによって、株式市場が暴落する事を牽制している様でした。

量的緩和によって発生する過剰流動性が、市場を不安定にしている事に彼らは自覚的です。

過剰なリスクテイクによって市場が再び崩壊した場合、米国債の信任が揺らぐような事があれば、米国債が売られ、「悪い金利上昇」が発生します。

既に、米国債は過剰に発行されているので、一度不安が広がれば、売りが売りを呼び、国債が一気に暴落する可能性もあります。

FRBの量的緩和は、実態経済を回復させる事無く、市場の不安定性だけを増大させている様に思えます。


■ 財政を拡大出来ないアメリカと日本 
リフレ論者は日銀の緩和希望が小さすぎるから景気が回復しないと主張します。
しかし、アメリカも日本も、過剰な量的緩和は市場を不安定にします。
これが、流動性の罠による、量的緩和の限界なのでしょう。

そこで、今度は財政の拡大によって、景気を直接刺激する政策を求める声が高まっています。

確かに、昨年の日本の震災復興予算は、さまざまな策略によって、震災以外の目的に流用され、結果的に日本の経済を底支えしました。

財政出動は、景気の回復に即効性がある事は事実です。

しかし、問題は、どの程度の規模と期間、財政出動による景気刺激を続ければ、継続的な景気回復軌道に経済を乗せられるか不明な事です。

バブル崩壊以降、日本政府は数々の財政出動を試みましたが、結果的に日本経済は低迷を続け、政府の債務は1000兆円に迫ろうとしています。

アメリカも似た様な状況です。

結果論から言えば、中途半端な財政出動は、債務を増やすだけの結果を生みます。

では、もっと本格的な財政拡大を行ったらどうなるでしょう?
多分、景気は一時的に回復しますが、同時に、財政破綻の聞きがクローズアップされ、国債金利が上昇に転じると思われます。

これは「悪い金利上昇」です。

「悪い金利上昇」がコントロール出来るのかどうか、その手綱は「市場」が握っています。
特に、米国債は、アメリカ以外での流通量も多く、市場がアメリカ国債にリスクを感じたら、一気に米国債金利が上昇するでしょう。

日本国債の金利の変動傾向は、見事に米国債金利の変動に追随していますから、米国債金利の上昇は、日本や世界の国々の国債金利の上昇を伴うでしょう。

アメリカも日本も、財政拡大に消極的なのは、国債の大量発行によるリスクを無視出来ないと考えているからでしょう。


■ 米国債をファイナンスする日本 ■
アメリカ国債はドルの次の信用力を誇ります。
しかし、実際には米国債を買い支えているのは中国と日本です。

最近、中国は米国債の保有量を減らしています。
その分を日本政府があの手この手で買い支えています。

度重なる為替介入で、兆円単位の米国債が買われています。
これらは、不胎化介入なので、日本の景気を潤す事はありません。

さらに、前原氏などは、日銀が米国債を直接買う様に圧力を掛けています。
日本国債の消化ですら大変な時期に、他国国債を買い支えろというのですから、正気の沙汰ではありません。

しかし、もうすこし穿った見方をするならば、米国債が崩壊したら、日本も一蓮托生な訳ですから、日銀の米国債購入は、日本の国益に繋がるとも言えます。

尤も、責任ある政治家の口から、こんな発言が出るのですから、米国債市場がどれ程不安定になっているかが伺い知れます。
(前原氏が責任ある政治家かどうかの問題は別として)


■ 「バーナンキの背理法」のインフレは「悪いインフレ」で終わりそう 
「量的緩和によってインフレが発生すれば、バーナンキの背理法は正しい」と主張する人が多い様ですが、どうやら、発生するのは「悪いインフレ」では無いかと邪推してしまいます。

「悪いインフレ」が発生すれば、経済は破綻します。
そこら変を薄々と感じ取っての、バーナンキの引退予告の様な気がします・・・。

 

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コメント
 
01. 2012年11月03日 18:46:11 : Mb6657x1r6
無税国家はできますよ。
アメリカの所得税が創設され経緯をよく調べてみてください。
そこに通貨の本質が現れています。

02. 2012年11月03日 18:53:29 : Mb6657x1r6
信用創造で利息と取ってお金を増やすことと、通貨を発行することと本質的に意味は変わらない。
ただ、信用創造でお金を増やすことは、借金をするということだがら、景気後退局面において、民間は借金しないからね。
だから、公共事業をするという結論になるんだが

03. 2012年11月03日 18:59:31 : Mb6657x1r6
>では、もっと本格的な財政拡大を行ったらどうなるでしょう?
>多分、景気は一時的に回復しますが、同時に、財政破綻の聞きがクローズアップ
>され、国債金利が上昇に転じると思われます。
全くのデマwww
乗数効果により税収があがって、財政は健全化できるんだよ。もっと正確に言うと借金の名目額ではなく、借金の対GDP比が減っていくことになる。
この辺の詳しいメカニズムは廣宮氏の著作を読めばわかる。
国債の名目金利は上がっても、実質金利が下がるから何の問題もない。

この議論は、資本主義における名目成長の大切さがわかっていないから、こういう間違いを犯すんだろうなと思うよ。


04. 2012年11月03日 19:04:56 : Mb6657x1r6
訂正
↑「税収」ではなく「GDP]が正しいです。

05. 2012年11月04日 02:43:33 : eisNMzGY3I
世界の通過が破綻する時は、もう1つ通貨なるものが出来上がってるときだけだ
もう1つ通貨なるものがゴールドなのか新しい通貨なのか、あるいは通貨みたいなものなのかわからないが、すくなくとも資金の逃げ道がないと破綻には至らないだろう

06. 2012年11月04日 04:56:17 : kngTGEUcDQ
■ 流動性の罠 
リーマンショック以降、世界の中央銀行は量的緩和を繰り返しています。
しかし、未だににアメリカも日本もEUも景気が回復しません。
1 景気の先行きが不安定な為、消費が回復しない
2 消費の先行きが不透明な為、企業の投資意欲が低い
3 企業の投資意欲が低いので、民間の資金需要が増えない
4 量的緩和で供給されて資金は、金融市場に滞留して、実体経済の回復に寄与しない

これは「流動性の罠」と呼ばれる現象です。
「流動性の罠」を克服しなければ、量的緩和の効果は限定的です

こんな理論に振り回されているから駄目なんだ
1については、消費が回復しないのでは無く、消費したくてもお金がないのだ!!

2については、消費者にお金を回す政策を取れば良い。企業の投資意欲が低いのは、借金漬けで財務内容が悪く銀行が融資してくれないため、省エネにもならない非効率的生産設備や体質改善が出来ないのだ!!

3については、2が解決されれば自然と投資する様になる。

4については、銀行は貸し手責任を問われるから、安全な処にしか貸さない。安全な処は無理に銀行から借りなくてもやって行かれる。

結論は、消費者に万遍なくお金が回るようなベーシックインカムの採用である。
単純なことだ!!


07. korekiyo 2012年11月04日 07:50:37 : 9YH1dN7tBJbZY : Snga7aGgrC
隠されている通貨の本質を知らないから、上記のような論理展開になるのだろう。
この「隠されている通貨の本質」は次の2点である。

○ 通貨は本来政府が発行するべきものである。

アメリカは1913年にFRBがアメリカ政府から通貨発行権を奪い取ってしまっているが、我が国、日本国政府においては、現行法でも通貨発行特権を保有している。(但し現在は硬貨のみ発行している。特に理由はない。つまり紙幣でも何でもかまわない。)

○ 通貨発行益は、中央銀行や政府ではなく国民に属するべきものである。

少なくとも日本国政府は通貨発行特権を有しているので、なにも中央銀行や国債などを通して借金する必要などもともと存在しない。そしてその通貨発行益は政府に属するものではなく国民一人ひとりに属すべきものである。
国家が通貨発行益を独占するということは、共産主義国家に近づくことを意味している。ましてや一私企業である日本銀行やFRBがその発行益を持つというのは言語道断である。

この2点をよく理解することができれば、全ての論理構成が根本的に変わってくるはずである。

中央銀行が量的緩和を大幅に増やしてマネタリーベースを拡大しても、金融機関に滞留するだけで市場に出回らないのは、市場すなわち一般企業がこのお金を「借りなければならない」からである。
これが補助金でも助成金でも名目はなんでもいいが「借りる」のではなく「もらえる」のであればどうだろう。断る理由はあるのだろうか?
お金を借りるということは返済を伴う。担保の有無に関わらず返済ができない状況になれば、資産が売却されてその返済に充てられるというリスクを伴う。通常返済でも利益を圧迫していることには変わりない。見通しのつかない経済状況下では、このようなリスクをとらないのは当然であろう。

もらえるのであれば話は別である。

政府や中央銀行の発行したお金は「無」から生じているものであり、誰のものでもない。
また政府は通貨発行特権を保有しているので、国債を発行するする必要などない
この通貨発行益は国民ひとりひとりのものであるべきだから本来は均等に配布するべきものである。

政府や中央銀行が通貨発行益を独占できる権限などどこにもない。何の労力もなく無から生み出されたお金をどうして借りて、そして返さなければならないことになるのだ?
このことに国民は一刻も早く気づくべきである。

これさえ理解できれば、財政拡大をすれば国の借金が増えると言うのはまったくデタラメであることがわかるであろう。国家は通貨を追加発行すれば良いだけのことである。借金などする必要は政府にはない。

財政出動の財源は無限であることを知るべきである。
その時々の状況に応じて適切な量の通貨を発行すればよい。
国債そのものが必要ないものであるから、それに伴う金利についてなど論外である。

ではどのようにして適切な通貨発行量を決めればよいのか?
これは何も難しいことではなく、実際の生産力とのギャップ、すなわちインフレギャップとデフレギャップを正確に計測して、これにもとづき通貨発行量を調整すればよいだけある。
この計測方法はすでに確立されているものであり、この方法に特化すればさらに精度があがるであろう。通貨発行によるインフレターゲットの調整は完全にコントロールすることができる。詳細は割愛するが、これはすでに確立されている「サイエンス」でなのである。
「ハイパーインフレを起こす」とか「財政破綻する」などというのは、通貨を独占している者が自らの不当な独占を隠蔽し、いつまでも人類を欺くために喧伝している妄言である。我が国は何の生産力もない途上国ではない。ギリシャなどと一緒にしてはいけない。

日銀は一刻も早く、ただの日銀券の発行所に成り下がるべきである。
それは単に「すでに流通しているから」というお情けの理由からである。
通貨の本質が理解できれば日銀の存在理由そのものがなくなる。
政府が通貨を発行し通貨発行量を決めればよい。そして国民に均等に配ればよい。
仮に現行法がまったく改正されず日銀の独自性が担保された場合でも、我が国の政府は通貨発行特権を既に保有しているので、日銀に対し日本国通貨を発行し日銀券と換金してもらえばいい。それは即座に国家の財源となる。その気になれば一瞬にして1000兆円の国債を消し去ることも可能なのである。

日本国は特別な国である。大きな法律改正も必要なく、また諸外国に迷惑をかけることもなく一気に景気回復ができる唯一の国である。そもそも好景気不景気などと言う言葉自体が死語になっていたはずで歴史上の経済用語になっていないとおかしいのだが、無知ゆえにここまでだまされて来てしまったのだから今のところはしかたがない。
これから必要なことといえば、一人でも多くの国民、そして国会議員がこの事実を「知る」ことだけである。


08. 人力 2012年11月04日 08:14:51 : IcEmOi2vqF80I : 2tael0GviU
この記事を書いた者です。

「政府通貨」の発行は法的には出来ても、中央銀行制度が通貨を支配している限りは絵空事ではないでしょうか?

日本の政府通貨の前例は、小渕さんの「地域振興券」が思い当たるのですが、ここら辺はタブーの領域に抵触するので、これを大々的にやるとなると、通貨マフィアからキツイお仕置きを喰らうのでは?まあ、命が惜しい政治家は、絶対に手を出さない領域でしょう。

「地域通貨」という形で細々と地域振興を図る分には、問題はないのでしょうが、これが、「通貨」を駆逐する状態も、見逃されないと思います。

という事は、中央銀行制やドル機軸制が存続する限り、私達は現状の延長線上でしか将来を予測できず、世界同時国家破綻でも起こらない限り、現在の通貨制度は、手を変え、品を変え存続するのだと思います。


09. korekiyo 2012年11月04日 12:00:54 : 9YH1dN7tBJbZY : Snga7aGgrC
>>08 人力さんへ
おっしゃるとおり国際金融マフィアが世界中の中央銀行を事実上支配しております。日本銀行もその例外ではありません。中川昭一先生を始め何人かの政治家がこの金融制度に逆らおうとした途端に失脚し、他界するハメに陥っています。
なぜこのようなことが繰り返させられているのか?その最大の原因は、実は、大多数の人々が「通貨の本質」を理解していないことに由来しています。

もしすべての政治家や多くの国民がこの「通貨の本質」を理解したらどうなるでしょうか?正しい金融政策を取ろうとした政治家が失脚しても、即座に、次の誰かが同じ政策を取ろうとするでしょう。その人が失脚してもまた次の誰かが・・・。そしてそこまでくれば失脚の本当の原因が誰の目にも明らかになってくるでしょう。責めるべき本当の敵が誰なのかが明確に浮かび上がってくるからです。
まさに時代はまもなくそこに到達しようとしています。インターネットのおかげです。今はすでに次の段階に差しかかろうとしております。すなわちネットを越えて既存メディアが気づき始める段階が近づいてきております。彼らメディアは、通貨の本質を理解するのに十分な、とても面白い番組をたくさん作り出してくれることでしょう。
人々は、いったんこの通貨の本質に気づいてしまえば、もはや誰が何といおうと揺らぐことはないのです。御用経済学者など一気に消えていなくなります。

恐れることは何もないのです。「恐怖」は奴らが使う洗脳の常套手段です。
「圧倒的多数、圧倒的な善」これに勝つことは絶対にできないのです。
もはや本当に恐れおののかなければならないのは、ただの犯罪者である金融マフィアの方ではないでしょうか。

そして我が国は、先人のおかげで大きな法律改正をしなくても済むようになっています。人知れずかろうじて死守してくれたようです。このことにより我が国はかなり早期に正しい経済政策を実現することができそうです。つまり仮に国民や多数の政治家がなかなかこの本質を理解してくれなくて逆に足を引っ張ったとしても、それを無視して内閣の閣議決定だけで政府通貨を発行できるようになっているのです。後の手続きは前述のお通り。日本の経済は一気に回復基調に突入し、二度と後戻りすることはないでしょう。国民はいやでもこの経済政策が正しいことを身をもって知ることになるでしょう。あとは国民の理解度に合わせて段階的に通貨を取り戻していけばよいだけなのです。

あと一歩のところまできています。
経済の本質、通貨の本質を理解した者はこの流れの後押しをすることこそが「理解した者」の使命ではないでしょうか。もう陰鬱で閉塞感だけをもたらすような経済論は捨て去って、未来に向かって明るく輝く本当の経済論を拡散することに努めるべきでしょう。今はそういう時代です。


10. 2012年11月04日 22:36:32 : 0ZWBY5H2nY
みんなに本質を理解してもらったら、現実にそれを変える手法は?

日本だけ見ても例えば、凌ごうと思えば今のままで延命できるのだけど、それは日本の話。
世界中に溢れてる今日の生活も満足に出来ない人々の問題が解決できない。

自国民だけ救い、多くの見殺しに目を潰るのは日本のすることではない。

もし今、する理由が思い当たらない日本国債の暴落があるとするなら、
これを機に世界中の中央銀行を潰すきっかけとするのも解決への早道。
それが日本発大恐慌だとしても日本がやるから後の処理も出来る。

凌いでも今のままいけば簡単に戦争になる。貧乏を極めれば人は人でなくなる。



11. 人力 2012年11月05日 07:42:17 : IcEmOi2vqF80I : 2tael0GviU
「正義」は「暴力」に裏打ちされます。

日本が「正義」や「正論」を振りかざしても、「暴力」の前には無力です。
「国際金融マフィア」の力とは、暴力に裏打ちされた力である事に注意が必要だと思います。

ネットの普及で「陰謀論」は、かつての「日陰者」の立場を脱却しつつありますが、一部の「派手な陰謀論者」達が、「陰謀論」を内部撹乱しています。

「デマで事実を塗りつぶす」方法論は、諜報の常套手段とも言えますが、「宇宙人の陰謀論」から、「イルミナティーの陰謀論」まで、巷では「陰謀論を下らないモノ」と錯覚させる工作が繰り返されています。

副島氏などは、最近は「世界経営の為の共同謀議」という言葉が妥当ではないかと提案されていますが、私も彼らのやっている事はまさに「世界経営」なのだと解釈しています。

例えば、統制されない世界で、無計画に戦乱が繰り返されるよりも、統制された戦乱の死者や被害が少ないならば、それはそれで正しいのかも知れません。

ただ、人間は神とは違いますから、20億の命を救う為に5億の命を犠牲にする事が倫理的に許されるとは思いませんが、それでも、私は自分の子供達が飢えや戦争で苦しむ姿を見なくて済むならば、「世界の経営者」をも肯定せざるを得ません。

私達は「個人の利害」と「社会の利害」との対立にいつも引き裂かれた存在であり、利己的な個人は、結局、社会の為と称して、個人の利益を最大化しようとします。

もし、超越的な世界経営者達が存在するならば、彼らは「個人」の枠の外側に立っているはずと私は信じています。ただ、彼らも神では無いので、間違いも犯しますし、誰もがハッピになれる様な手段は持っていないのでしょう。

少し概念的な話になってしまいましたが、現在の通貨システムが、世界経営を支えているとするならば、現在の世界経営の構造に変わるものが存在しなければ、通貨体制の崩壊は人類に戦争と貧困という悲劇をもたらすように思えます。

唯一の対抗手段が、アーミッシュの様な原始共同体社会への退行ですが、既に人類はその選択肢を失っています。現在の社会を支える為には、それ相当の生産性が必要である、通貨がそれを支えている事は疑いようの無い事実だと思うのです。


12. 2012年11月05日 20:46:59 : ZhqZKEFoSc
あまりにも論点が概念的になりすぎて現実性が殆どありません。

アメリカについてみれば、
1)シェールガス革命によりエネルギーの自給が可能になれば貿易赤字の削減と雇用の拡大・産業のインプトコストの減少、などにより米国経済は復活の可能性あり。
2)ブッシュ政権により仕掛けられたテロ戦争から脱却できれば、軍需費の大幅削減が可能となり財政は健全化に向かう。

この2点は夢ではなく今現在進行中であるが、まだ実態経済を浮揚させるまでの影響力がない。


13. 人力 2012年11月06日 13:42:16 : IcEmOi2vqF80I : 2tael0GviU
シェールガスは過大に評価されている様に思えます。
従来ガスの枯渇分を補い、かつカナダからのガスの輸入量を減らす事には役立ちますが、石油の代替にはならないでしょう。
雇用創出は2010年で60万人、2015年で85万人。
一方、オバマ政権下で失われた雇用は2300万人。

軍事費の削減は、財政のバランスを改善しますが、アメリカの主要産業である軍需産業には打撃になります。この分野で多くの雇用が失われるのは、公共事業を縮小して不況を深刻化させた日本と同じ。

現在の経済の問題点は、金融工学によって膨らみ過ぎた債務を処理する方法が見つからない事です。量的緩和で先延ばししてきましたが、既に量的緩和の効果も直ぐに消えてしまうマネージャンキーと化した米経済は、かなりヤバイ状態にあるのでは無いでしょうか?

QE3は住宅市場へのてこ入れと報道されていますが、実際には不良債権のMBSをFRBが引き受けているだけ。昨年後半に、ゴールドマンなどがFRBからMBSを入札で買い取っていますが、これをFRBが買い戻すのですから、金額によっては、FRBがゴールドマンに不当な利益を供与した事にもなりかねません。

米、住宅市場に少し薄日が射してきたという報道も見られますが、実体経済はむしろ悪化しているので、QE3の効果を見込んだ、投機的な買戻しが出ているのでは無いでしょうか?失業率の数字も改善していませんし、QE3の効果が思うほどで無いと分かった途端に、米住宅市場は又下落する可能性もあるのでは?


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