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2012/11/2 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
◆来週以降も続々と大手企業が…
パナソニックに続いてシャープの大赤字が明らかになった。13年3月期に過去最悪となる4500億円の最終赤字に陥る見通しだ。しかも9月中間期の決算短信に「継続企業の前提に関する重要事象等」を記載した。
「市場が“危ない企業”と判断するひとつの目安です。GC(ゴーイング・コンサーン)注記ほど危険度は高くないとされますが、2つの境目はあいまいです。台湾・鴻海との提携話も進捗していないようだし、経営がいっそう緊迫してきた印象を受けます」(市場関係者)
今年倒産したエルピーダメモリや山水電気、NISグループは「GC注記」がついていた。それだけに市場の警戒は高まりつつある。
ソニーも9月中間期は赤字決算だった。通期(13年3月期)こそ200億円の最終利益予想を据え置いたが、「パナソニックやシャープと同じように赤字のテレビ事業を抱えているだけに予想通りの結果が出るかは疑問」(証券アナリスト)というのが大方の見方だ。
赤字決算は電機業界ばかりではない。東京電力や東北電力、コスモ石油、戸田建設、日本板硝子、商船三井などが数百億円の巨額赤字を予想する(別表参照)。
東京商工リサーチ情報部の友田信男部長は言う。
「3・11大震災から1年半以上が過ぎました。震災直後は、さまざまな業績悪化要因があったのは確かです。しかしいまだに立ち直れない。これはどういうことなのか。理由は大きく2つあります。国内外で起きている日本製品に対するニーズの減少、それとデフレ長期化による価格競争の激化です。日本経済が抱える構造的な問題ですから、赤字会社はさらに増えるでしょう」
来週は、上場1100社以上の決算発表が予定されている。パナソニックやコスモ石油などは決算発表の直前まで黒字予想だったが、決算公表と同時に赤字予想を開示した。来週以降、赤字転落、赤字額拡大という大手企業が続出しかねない。
◆13年3月期(通期)に最終赤字の見込み
[社名] [赤字額]
パナソニック 7650億円
シャープ 4500億円
ルネサスエレクトロニクス 1500億円
東北電力 1000億円
コスモ石油 740億円
神戸製鋼所 600億円
東京電力 450億円
戸田建設 385億円
日本板硝子 270億円
商船三井 240億円
第一中央汽船 190億円
セイコーエプソン 150億円
東京製鉄 150億円
ミツミ電機 125億円
石油資源開発 116億円
日立電線 90億円
北陸電力 70億円
(赤字額は会社予想)
◆12年9月期(中間期)に最終赤字
九州電力 1495億円
関西電力 1168億円
北海道電力 486億円
ソニー 401億円
任天堂 280億円
LIXILグループ 110億円
(通期は黒字予想、もしくは未開示)
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