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[既報] UBS、従業員1万人削減 投資銀行を縮小
スイスの金融大手UBSは30日、従業員を約1万人削減することなどを盛り込んだ経営再建策を発表した。投資銀行業務を縮小し、富裕層の資産を運用するプライベートバンキングに注力する経営体制を整える。2015年までに年間54億スイスフラン(約4600億円)の経費を減らし、世界金融危機やトレーダーの不正取引で悪化した業績の立て直しを急ぐ。
人員削減の規模は現在の従業員の15%に相当する。15年までに世界各国で減らしていく方針だが、主に英国、米国、スイスの従業員が解雇の対象になる見通し。従業員数は約6万4千人から5万4千人に減る。
投資銀行業務では収益性が悪化した債券投資から撤退し、投資顧問や株式投資など自社が強みを持つ分野に専念する。また、リスク資産は現在の約3千億スイスフランから17年末までに2千億スイスフランにまで減らす目標を設定した。
UBSが同日発表した7〜9月期決算は、リストラ費用が膨らんだことから、最終損益が21億7千万スイスフランの赤字(前年同期は10億1千万スイスフランの黒字)になった。10〜12月期も事業の再構築のため、5億スイスフランの追加支出が発生する見込みという。
エルモッティUBS最高経営責任者(CEO)は人員削減について「人がすべてのビジネスであるだけに、難しい判断だった」と表明。業績回復のため「今後3年間で合計15億スイスフランを各事業に投資する。投資銀行でも、存在感のあるグローバルプレーヤーであり続ける」とした。
UBSはサブプライムローンに絡む金融商品を多く保有したことから、08年からの金融危機で債券部門が巨額の損失を計上。経営再建のため、スイス政府やスイス国立銀行(中央銀行)から資本注入などの支援を受けた。昨年には、株式トレーダーの不正取引による23億ドルの損失が表面化していた。【日経新聞 30日21:16】
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★おわかりのように、債券投資部門から撤退が重大な意味を含んでいる。
UBSは、日本国債を大量に保有しているのだ。
撤退ということは、これを売却するということである。
★記事では<収益性が悪化している>としているが、日本国債を(米国債も)リスク資産として捉えているのだ。
つまり、近い将来の国債暴落を見越しているのだ!
国債バブルと言われているが、追加緩和策が取られ、日本の不動産などに資金が流入しはじめ、資産バブルが生じつつある。
国内投資家も利益を上げようと、リスクを取り、これまでの安全資産である日本国債から、不動産投資へ資金をシフトし始めている。
この結果、日本国債を買い支える資金がなくなってしまうのだ。
海外からの売りが出ても、国内勢が買い支えていた日本国債も、ついに歯止めが効かなくなるのだ。
そのような状況下、特例公債法案が成立しなければ、どうなるか。
★金融マフィアの巣窟、スイスの大手銀UBSの行動は、彼らのシナリオに沿って動いている。着々と国債暴落のための仕掛けができているようである・・・。
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