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(赤字国債、瀬戸際の攻防 財務省「12月に国債発行停止」の日経記事)より
会合開催自体が、臨時国会での審議が促す狙いがあるようだが、政争だけではなく、金融市場関係や海外投資家の心理を考えてなくてはならない。
記事中にあるように、万一不成立となれば、ネガティブ・サプライズとなり、
一気に国債金利上場、国債格下げという憂き目に遭い、日本の国債バブルが遂に崩壊することになる。
米国の「財政の崖」は歳出削減と減税失効が自動的に発動し、米経済を一気に転落させる危険性を秘めているが、金融市場の最後のよりどころである国債市場は、空前のバブルとなっており、日本国債金利上昇が引き金となり、米国債、ドイツ国債までも連動して崩壊していく恐れがあるのだ。
金融史上、最初で最後の崩壊劇が、今まさに始まらんとしているのである・・・。
◆赤字国債、瀬戸際の攻防 財務省「12月に国債発行停止」
・・簡単に返せる方法は政府紙幣の発行!
http://oyoyo7.blog100.fc2.com/blog-entry-1973.html
臨時国会で、赤字国債発行法案が通らなければ、今年度予算に38兆円もの膨大な穴があきます。
今までの国債償還ができなくなるから、近日中にデフォルトすることになる。
日本の借金は、概ね1000兆円ほどあります。
これが宙に浮く。
まぁ、まだへそくりがあるので、年度末の3月末ごろまでなら、何とかなるという説もありますが。
とてつもない金額だが、実は簡単に返せる方法がある。
1つが政府紙幣の発行。
もう1つが無利子永久国債の発行。
両者は基本的に同じ発想です。
日本政府には、通貨発行権があるのです。
つまり自分で作ればよい。
自分で作ればタダなのに、よそから借りてきて、しかも利息まで取られている。
1万円札の原価は約20円、他のお札も大体その程度です。
政府紙幣がだめならば、無利子永久国債を発行すればよい。
日銀に引き取らせるのです。
無利子ということは、利息が付かないということ。
永久ということは、償還日が来ないこと。
つまり、事実上返す必要がない。
銀行家たちが困るだけで、残りの大多数はこれで救われるわけです。
まぁ、実際にやったならば、仕返しとして要人の暗殺から始まって、世界規模の戦争やら大虐殺やらされるかも知れませんが、やらなくてもいずれ同じことは起こされるでしょうから。
(上記記事のニュース資料)
★赤字国債、瀬戸際の攻防 財務省「12月に国債発行停止」
2012/10/27 0:22 日本経済新聞
赤字国債発行法案を巡る駆け引きが激しくなってきた。財務省は26日、同法案が成立しなければ12月以降の国債発行を停止すると金融機関との会合で表明。金融機関の間で市場の混乱への懸念が大きいことを示し、同法案を巡り膠着状態の与野党協議を暗に促した。財源枯渇まで残り1カ月、日本版「財政の崖」を巡る攻防は瀬戸際に差しかかる。
「法案がこのまま成立しないと、12月4日の10年債入札は実施が難しくなる」
財務省幹部は26日、国債市場に参加する銀行や証券会社の関係者を集めた会合でこう説明した。
同会合は国債の落札額が多い「プライマリー・ディーラー」と呼ばれる国内外の有力金融機関25社を集め、市場動向などの意見を聞く狙い。通常は四半期に1度だが、今回は赤字国債法案の成立のめどが立たないことから、影響を懸念する民間側の要望を受けて臨時に開催した。
政府は毎月約10兆円ずつ国債を発行している。これまでは赤字国債の代わりに公共工事に充てる建設国債や財政投融資に回す財投債などの枠を使って発行してきたが、11月末に赤字国債以外の今年度分の発行枠を使いきる。それまでに赤字国債法案が成立しなければ、12月以降に予定していた約38兆円の国債を発行できなくなる。
債券市場参加者の間では、国債発行が止まれば、長期金利は乱高下するとの予想が多い。直後は国債の需給逼迫で長期金利が低下する一方、法案成立後は大量発行を見越して長期金利が一転、上昇するとの見立てだ。
26日の会合でも「海外投資家が日本国債を売って長期金利が上昇する」など市場の混乱を懸念する声が相次いだ。「赤字国債法案が未成立の状態が長引けば、日本国債の格下げにつながりかねない」との指摘も出た。米欧格付け会社の間で日本国債の格付けを下げる動きが広がると、海外投資家が日本国債の保有を減らす可能性も高まる。
通常は国債を担当する理財局長が主催する会合だが、今回は城島光力財務相が自ら出席し、29日召集の臨時国会で法案の早期成立を目指すと強調した。財務相の出席は2004年の第1回会合以来。赤字国債法案が成立しなければ市場に深刻な悪影響を及ぼすと明示することで、国会審議を促す狙いもにじむ。
市場関係者の間では「臨時国会中に与野党が妥協し、赤字国債法案は成立するだろう」(野村証券の木下智夫チーフエコノミスト)との楽観論が多い。それだけに実際に発行停止となれば反動は大きいと懸念される。
政府は2012年度予算の歳出の約4割(38.3兆円)を赤字国債の発行でまかなう計画。赤字国債を発行できないため、財務省は地方交付税の支払いを一部遅らせるなど今年度予算の執行を抑制している。政府が26日まとめた経済対策も、国費投入額を4千億円と小粒にとどめざるを得なかった。尖閣諸島を巡る日中関係の悪化などを背景に景気の腰折れ懸念が強まるなか、こうした意図せざる財政緊縮が日本経済を下押しすると指摘する声もある。
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