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日本の高齢化は、宝の山であり、チャンスである 欧州の南北問題 欧州の南北問題
http://www.asyura2.com/12/hasan78/msg/289.html
投稿者 MR 日時 2012 年 10 月 27 日 12:51:54: cT5Wxjlo3Xe3.
 

◇colum1 田村耕太郎『日本の高齢化は、宝の山であり、チャンスである 』

◇colum2 丸尾孝俊『未開拓のマーケットにこそ勝機アリ!』

◇colum3 高城剛『ユーロ危機の本質とは?欧州の南北問題』

◇colum4 東岳証券『欧州の南北問題』


 高齢化は、ただ単に暗い話だろうか? 物事は考えよう。古代から人間の願いは長寿。それを達成できる人がたくさん出てくることは、人類の夢がかないつつあること。喜び誇るべきこと。特に国の栄養から医療までの豊かさと長寿は比例する。よって、日本は代表的な豊かな国。

 高齢者は、能力が落ちた人ではない。運動能力や短期記憶力はそうかもしれないが、問題解決力や言語能力は70歳を超えても向上し続ける。亡くなる二年前まで、これらの能力は向上し続けることが知られている。

 アメリカのカウフマン財団によれば、高齢者が起こすベンチャーのほうが、若者が立ち上げるものより成功率が高いそうだ。鉄道王バンダービルド氏やケンタッキーフライドチキンのカーネルサンダースがいい例だ。

 高齢者は能力が高く、資金力もあり、経験も多く、人脈も多彩だ。人生90歳時代。人生は二毛作も三毛作もできる時代となった。サラリーマンをやった後、起業してもいいし、教壇に立つのもいいだろう。高齢者を活用してワンランク上の教育を子供に施す学校も出てきた。引退した商社マンや外交官を活用して外国の文化や英語を仕事に活かす方法等を教え始めている。

 また、社会参加が健康寿命を延ばすこともわかっている。社会参加の度合いと医療費の関係をみても、高齢者の労働参加の割合が高い地域ほど、医療費は安い。独居老人の機能低下がいわれて久しいが、実は独居が問題なのではなく、社会参加が問題であることもわかっている。独居でも社会交流さえあれば、健康寿命が保てることも明らかだ。

 70歳を超えて健康寿命を保てる人と、徐々に悪化していく人の差も、社会参加にあるといわれている。高齢者は国の宝だ! 経験と資産と問題解決能力を持った高齢者に積極的に社会参加してもらえば、社会をよくして、健康を保ち、医療費を抑えて、個人としても社会としても国としても素晴らしいシナリオが描ける。

 高齢者が増えれば、新しいサービス産業も生まれる。高齢者には、早い安い美味いというキャッチフレーズで、10秒で牛丼が出てきてもしょうがない。それより、ゆっくり仲間と食べられるようなサービスが求められる。

 考え方に加えて、社会インフラも変えていかねばならない。たとえば交通信号ひとつをとっても、今は一秒で一メートルを歩く設定になっているので、高齢者の多くが渡りきれない。歩道橋や地下鉄の階段も健常者を想定している。

 高齢化は、これからは都市部で起こる。高度成長に日本のインフラが作られた1950年ごろは、高齢者の人口は5%に過ぎなかった。これから人口の4割以上が高齢者の時代を迎える。これらは準備を急がねばならない。

 高齢者を多く抱えたまま、東海・南海地震や首都直下型地震が想定される。高齢者の運動能力に合わせた非難プラン防災計画を立てねばならない。これらのインフラ整備には、日本の誇る技術を総結集すべきだ。

 耐震、情報技術、ロボット技術、再生医療等。高齢化に対応することで日本の潜在能力が活かせる。そしてやがてまちがいなく高齢化を迎える世界に対して、日本は、これらの高齢化対策をパッケージとして売れる。日本の高齢化は、実は宝の山であり、チャンスなのである。明るい時代だ!


▓ 田村 耕太郎
前参議院議員。当選二回(鳥取県選出)。山一證券、大阪日日新聞社社長を経て2002年に参議院員で初当選。現在は、ノーベル賞受賞者を29名輩出した世界最強のシンクタンク「ランド研究所」に所属。また、シンガポール大ティーチングフェローを務めるなど、世界経済の最新状況に明るい。

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<読者の質問>
 鳥取在住のサラリーマンです。貯金は600万。「ホンマもんの成功法則」を拝読し、限られた資産、不動産を入手し、大屋業に君臨することを目指そうと決意しました。まずは次回の宅建の試験を突破することが目標です。

 並行して、競売物件や埼玉や北海道などの格安中古物件を改修して回していきたいと考えています。日本において、大屋業で最初に入っていく際の注意点やアドバイスありましたら、お願い致します。

<丸尾孝俊の回答>
 600万かぁ…。不動産じゃないかもしれんのぉ。地震が多い日本で、アパート買って家賃収入っていうのは、じつは微妙や。倒壊、出火、何もなくなって、廃材処理とかに金がぼぉぼぉいっていうのは避けて通らなならんかもしれん。だから、最初そこじゃないな。とにかく大屋業が絶対っていう話じゃないねん。修繕費もかかるし、客が入れへんかったりするからな。

 となると、まず身近でどういうものが売れてるか考える方がええな。
鳥取県と言えば…砂丘…メロンの産地やな…カレー、名産なんやろな…。もっと具体的なことがわかればええんやけど。まず、親が何しとるとか、周りの環境、こんな友達いてるとか。状況によっては、限りなく安い農地買うて、ウィークエンドかなんかに生産者募って、利益折半にするとか、そんな方がええんかもしれんと思ったりする。

 農地やったら地震きて、野菜ひっくり返っても起こしたらしまいや。リスクが減るわけや。おれが、みんな何故やれへんのかなと思ってんのはヤギや。ヤギ飼ってチーズを作るねん。シェーブルチーズや。

 沖縄では食べるけど、本州ではそれほど普及してへんねや。このビジネスの良いところは、ヤギってのは安く生産できんねん。病気は少ないし、手間もほとんどかからない。餌は雑草でええし。ごっつい安上がりや。だから、ヤギは大昔前から豚のライバルやったんや。

 あとは、シェーブルチーズを居酒屋から家庭にまで普及させる工夫できたらキミが日本で第一人者になんねや。

 敵おらんとこで勝負するねん。敵の根を抜いてまでっていうのはやったらいかんねん。敵にも従業員がおったり、いろいろ生活があったり、悲しむ者もようさんおったりする。共存を考えると、敵がいないとこを自分で切り拓く、そこに新しい誰かが資本持って追いついてくるっていう状況。そっちの方がええねやて。

 自分に非がないやん。自分はキチっと天国行ける状況っていうのを常に保つっていうのがおれはええと思うな。


▓ 丸尾 孝俊
元暴走族総長。16歳から仕事をはじめ、吉本興業など数々の職種を経て独立。1995年に単身インドネシア・バリ島に移住し不動産業を興し従業員数5千人以上のゼネコンPASTIグループに。資産数千億を超える大富豪。

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 ECBの実質的な限度無し国債購入システムにより、通貨ユーロは安定してきました。しかし、これは一時しのぎであることは間違いなく、問題の本質的な解決にはなんの役にも立っていません。あくまでも暫定的処置であり、問題の先送りにしか過ぎません。これが例え一時的にしか効果がなくても、現状をどうにかしのがなくてはならないほど、ユーロ危機は深刻な状態なのも間違いありませんし、危機が続行中なのも間違いありません。今後、南欧でデモも暴動もまだまだ続き、社会問題になるでしょう。

 この問題の本質は、欧州の南北問題にあります。一般的には、働かない南欧の人々に対し、よく働く中北欧の人々という印象があり、また南欧は温暖な気候なので、致し方が無い、などとも言う話しもよく聞きます。

 しかし、僕が近年イギリスとスペインで暮らしていて思う事は、思ったより(日本からは想像できないほど)南欧の主力宗教であるカトリックに対して、中北欧がプロテスタントであることが、問題の根底に大きくあると感じています。

 いわゆるEU(欧州連合)や通貨ユーロはキリスト教国家の集合体です。ここには正教会も含まれており、ですので、いつの日かロシアもEUに入る可能性が高いとこのメールマガジンで何度かお話ししました。

 そして、いま深く根ざしているユーロ危機の本質に、カトリックとプロテスタントの違いがあることも事実だと思います。少し乱暴に言えば、プロテスタントでは一般的に「勤勉は美しい」と考えられているのに対し、カトリックは「労働は罰だ」と考えられているからです。

 特に産業革命以降、勤勉が富をもたらすと考え、成功を収めた中北欧プロテスタント諸国に対し、カトリックは、かつてエデンの園で神の命令に背き、禁断の実を食べた罰として労働を与えられた、働く事はそこまで素晴らしい事ではない、と考えられています。ですので、労働に対して「悪いもの」という意識が常にどこかにあり、決して勤勉であるとは言えません。温暖な気候と厳しい気候の違いも大きいと思いますが、そのような自然現象とは別の、長年培われた宗教的道徳心の違いも本当に大きいと感じます。

 また、現在の欧州を支えていると言われるドイツのメルケル首相は、CDUキリスト教民主同盟の党首であり、父親はルター派プロテスタント牧師です。メルケルは常に「プロテスタント的道徳心」に基づいて行動しているのを忘れてはなりません。

 また、この宗教観の違いは、今後南北アメリカをも大きく分断することにつながっていくと思います。基本的にプロテスタント国家の道徳を持つ北米に対し、カトリック国家である南米諸国の違いは、今後ますます大きな溝が生まれることになるでしょう。

 一般的には、年々どの国の人々も信仰心が低くなる傾向にありますが、しかし、例え無神論者でも自国に根付く「道徳心」の定義は、そう簡単に変わるものではありません。長い年月を経て根ざした宗教的背景は、そう簡単に変えることはできないのです。


▓ 高城 剛
日大芸術学部在学中に「東京国際ビデオ・ビエンナーレ」でグランプリを受賞。総務省情報通信審議会専門委員などの要職を歴任。メルマガ「高城未来研究所」では実際に海外を飛び回って入手した世界情勢や経済情報など豊富な内容で配信。

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 食糧価格を研究するには、価格の変動に影響を与える要因を知っておかないとならない。我々は下記のように簡単にまとめた。

 まずは、世界の食糧供給変化が食糧価格の変動に影響を与える。世界の経済が成長し続けているなか、新興国と途上国の経済成長が最も堅調であり、世界の消費需要を刺激している。経済の成長が必然的に食糧価格を後押しする。もし世界の食糧生産の増加幅が食糧消費の増加幅を下回ると、世界の食糧需要を増加させ、食糧価格と食品価格を押し上げる。

 次は、他の分野への応用も食糧価格に影響を与える。例えば、バイオ燃料の台頭が世界の食糧価格の上昇を更に刺激する。現在、多くの国が、トウモロコシを使用してエタノール燃料を生産し、大豆を使用してバイオディーゼル燃料を生産している。バイオ燃料の台頭が大量の食糧を消耗したことで、食糧価格が押し上げられた。

 また、自然災害によって食糧価格の上昇が発生する。深刻な自然災害が発生すると、世界の食糧が減産し、食糧価格が高騰する。

 その他、食糧在庫の変化も食糧価格に影響を及ぼす。もし世界各国が食糧在庫を増やすと、市場価格を安定させられるだろう。逆の場合、即ち各国が食糧在庫を大幅に減らすと、市場を安定させる在庫の機能を削減して食糧価格を後押しする。

 投機的な取引も食品価格に影響を与える。投機的な資金流入・流出が、世界の食糧価格の上昇、或いは下落を助長する。証券や債券などの投資商品のリスクが高くなっているとともに、大口商品である食糧は国際投資資本の対象とされている。投機的な行動が食糧価格の変動幅を拡大し、価格の変動に大きな影響を与える。

【信頼が揺らぐ外貨MMF】
4. 過去のMMF 元本割れが物語る危機の深刻さ

そもそも外貨MMF という商品は米国では現金及び現金同等物に準ずるものとして捉えられています。

それだけに過去のMMF の元本割れという事態は、その現象が具現化しているので、状況の悪さが目に見えて認識できますが、今の状況は元本割れこそしていませんが、MMF が安定運用できない経済状況であることにおいては事態の深刻さの点では同水準といえるでしょう。また、その事実こそが、今回のユーロ建てMMF での、ユーロ圏の経済状況の悪さが如何に深刻なものであるかを如実に物語っていえるでしょう。
http://www.mag2.com/o/kinyukeizai/2012/1026.html  

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コメント
 
01. 2012年10月27日 18:29:06 : QZcIyLchYs
姥捨て山の発想があるのか、高齢者を社会から除外しがちな日本。
高額な定年退職金と年金は、社会からの手切れ金です。
日本では、宝の山(高齢者)をうまく活用できない気がします。
米国や欧州のように定年制度が無い方が、まだ高齢者が生き生きしていますね。

02. 2012年10月27日 18:52:49 : cqRnZH2CUM

>日本の高齢化は、宝の山

優秀な高齢者は、その通り

だから高齢者を特別扱いして優遇しなければ別に問題はない

逆に言えば、年金にせよ、医療にせよ、生活保護にせよ、今は過剰に、税金を高齢者に投入していることが問題ということ

もっと平等かつ適正に再分配すればいいだけだ


03. 2012年10月27日 19:01:51 : cYwQ5lW2to
高齢者が高度な技術や経験を若い人に伝える伝統的な継承が無意味になった時代が今日だろう。コンピュータテクノロジーの進展が高齢者と若者を共に不幸にしてしまったのかもしれない。高齢者は若い時から常に最新の技術を学ばなければ、昔のように尊敬されないし、高給が保証されない。若者も自力で新技術を獲得しなければならない。

04. 2012年10月27日 20:45:46 : VbWAbFllIA
高齢者の活用は若者とのバランスが重要だろう。
現在日本は定年が60歳で65歳まで再雇用義務化だが
欧米では定年は70歳か米国のように無い国もある。
日本もあと10年すれば定年は65歳になるだろう。
そうなれば高齢者はかなり活躍出来ることになる。

しかしその反面、低成長で仕事の総量は変わらないので
若者の雇用が失われ失業率が増大するのは欧米で証明済み。
日本は少子高齢化に悩んでおりこれ以上の若者の
失業の増大はさらなる人口減少へと進むはず。
このバランスをどうとるかが重要だろう。


05. 2012年10月28日 10:27:52 : 6kuobrWeYc
>>04
高齢者に活発に消費してもらうしかないね。
たとえば、70歳以上には財産税をかけ、金を使わないやつからは税金を取るとか。

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