★阿修羅♪ > 経世済民78 > 249.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
ユーロ圏の第2四半期政府債務残高、GDP比90%に上昇 ドラギECB国債購入擁護、デフレ警告 頼みの綱モンティ?
http://www.asyura2.com/12/hasan78/msg/249.html
投稿者 MR 日時 2012 年 10 月 25 日 03:29:42: cT5Wxjlo3Xe3.
 


ユーロ圏の第2四半期政府債務残高、GDP比90%に上昇
2012年 10月 24日 19:51 JST
トップニュース
任天堂が今期営業益予想を下方修正、「3DS」販売計画100万台減
10月ユーロ圏総合PMI低下、09年6月以来の低水準
10月IFO独業況指数は10年2月以来の低水準、予想も下回る
JFEが経常利益予想を50%下方修正、市況低迷など響く

[ブリュッセル 24日 ロイター] 欧州連合(EU)統計局によると、ユーロ圏の2012年第2・四半期政府債務残高は、域内総生産(GDP)比で90%となり、前四半期の88.2%から上昇した。

国内総生産(GDP)に比べて債務残高が最も重いのはギリシャで、第2・四半期の公的債務残高は3008億0700万ユーロに上り、GDP比で150.3%となった。債務残高が3409億0600万ユーロだった前年同期の158.8%からは低下した。

第1・四半期にはギリシャ向け民間債権の再編を受け、同国の債務残高は2804億2300万ユーロ、GDP比で136.9%に低下していたものの、その後ユーロ圏から新たに借り入れを行ったことで再び債務残高が膨らんだ。

© Thomson Reuters 2012 All rights reserved.

関連ニュース

ESMによる銀行への直接資本注入、13年に実施へ=仏政府筋 2012年10月19日
欧州銀行監督一元化、制度構築には数カ月以上要する=独首相 2012年10月19日
EU首脳会議は銀行同盟が主要議題に、スペイン救済問題は先送りか 2012年10月18日
ギリシャの債券買い戻し案が浮上、債務削減進まず=ユーロ圏高官 2012年10月14日
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE89N06U20121024


ドラギ総裁:ECBの国債購入を擁護、デフレを警告−独議会で

  10月24日(ブルームバーグ):欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は24日ドイツの議会で、デフレのリスクを警告してECBによる国債購入の計画を擁護した。
ECBが配布した資料によるとドラギ総裁は、ECBの購入プログラムであるアウトライト・マネタリー・トランザクション(OMT)は「インフレにつながらない」とし、「われわれの判断では、現時点で物価安定に対するより大きなリスクは、ユーロ圏の一部の国での物価下落だ」と語った。「その意味で、OMTはECBの責務と矛盾せず、実際には責務を確実に果たし続けるために不可欠なものだ」と続けた。
ドラギ総裁は国債購入計画に対する支持を、欧州一の経済大国であるドイツから得ようとしている。独連邦銀行(中銀)のバイトマン総裁を含め同国の政策当局者らからは、国債購入は中銀による政府の財政支援にほかならないとの批判の声が聞かれた。このような支援はECBの規則が禁じている。
ドラギ総裁は「OMTは姿を変えた政府財政支援にはならない」とし、「これら全ては財政ファイナンスを禁じた条約規定に完全に沿っている。さらに、購入対象は期間が短めのものに限られるため、市場の規律が働く余地がある」と説明した。
議会でのセッション後の記者会見でドラギ総裁は、ドイツ国民の理解を得たと言明するのは「余りに野心的」ではあろうが、信頼構築に向けて同国の議員らと「極めて生産的で幅広い」対話が持てたと語った。
議員は納得
メルケル独首相のキリスト教民主同盟(CDU)の幹部で議会の予算スポークスマンを務めるノルベルト・バーセル議員は記者団に「ドラギ総裁の回答は非常に説得力のあるものだった。このため、インフレ懸念には根拠がないとドイツ国民に伝えることができる」とし、「総裁は物価安定に最大の重点を置いている」と語った。
緑の党の予算スポークスマンのプリスカ・ヒンツ議員によると、ドラギ総裁は「ユーロに対する信頼が揺るがされた」ため、ECBの介入が必要になったと説明した。また、CDUと統一会派を組むキリスト教社会同盟(CSU)のハンス・ミヒェルバッハ議員はドラギ総裁が、ユーロ圏の高債務国は緊縮財政策を堅持する必要がありECBの購入が歳出削減の代替となることは想定されていないと議員らを納得させたと述べた。
同議員によれば、ドラギ総裁は「国債購入は唯一の手段ではないと強調」し、「ユーロ導入国に財政健全化を確実に迫る圧力もかかる」と説明。それが最優先だと念を押したという。
ドラギ総裁は議会のセッションで、プログラムには条件が課されるとし、ECBの独立性が損なわれることはないと述べた。ユーロ圏の納税者に対する「過度のリスク」を生じさせることもないと付け加えた。
「そのようなリスクは、購入対象国が不健全な政策を採用する場合にのみ現実化する」が、「ECBは経済と公的財政が持続可能な軌道上にある国についてのみ介入する」と説明。また、国債購入によって生じた流動性はECBが吸収するため、インフレをあおる要因にはならないとも述べた。
原題:Draghi Defends Bond Purchases With Warning of DeflationRisk (3)(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:フランクフルト Jana Randow jrandow@bloomberg.net;フランクフルト Stefan Riecher sriecher@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Craig Stirling cstirling1@bloomberg.net
更新日時: 2012/10/25 02:10 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MCEE8X6TTDVI01.html


選挙控えたイタリア、頼みの綱はやっぱりモンティ氏?
2012年10月25日(Thu) Financial Times
(2012年10月24日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)

 深刻化するイタリアの景気後退と、現状の政治的な選択肢に対する国民の不満が重なり、来春の総選挙後に実務家首相としての任期が終わっても、マリオ・モンティ氏が引き続きイタリア政府内で重要な役割を担うとの期待が高まっている。

 イタリアの政界エリート層をつかんで離さないのは、来春の選挙で明白な勝者が誕生しなかった場合にモンティ氏が首相続投を求められるのかどうか、あるいは、2013年5月にジョルジョ・ナポリターノ大統領の7年の任期が終わる時に、新議会が、首相職ほど影響力がないが、やはり重要な役割である国家元首にモンティ氏を選ぶかどうかという問題だ。

中道左派の次期政権で財務相就任か


就任後と比べると支持率は低下したが、ポストモンティが見つからない〔AFPBB News〕

 そして今、もう1つのシナリオが浮上している。中道左派が率いる新政権でモンティ氏が財務相就任を要請され、場合によっては欧州担当相を兼務するのではないかという見方だ。

 その場合、モンティ氏は少なくとも2014年終盤まで続投するだろう。その時点でモンティ氏は、ヘルマン・ファンロンパイ氏の後を継ぐ欧州理事会議長に立候補する可能性が高いと見られている。

 政府高官や中道左派の民主党(世論調査では、同党は来る選挙に勝つ公算が大きいが、絶対多数を握るには至らない見込み)の議員らによると、イタリアが景気後退と格闘する中、金融市場は継続性の保証を歓迎するはずだ、というのがこのシナリオの根拠だ。

 「債務危機は和らいできたが、実体経済は最悪だ」。ある政府高官は匿名を条件に、こうコメントした。「新政権でのモンティの最初の課題の1つは、イタリアが財政目標を達成するまでもっと時間を与えてくれるよう欧州連合(EU)と交渉することかもしれない。それには信頼を得ている人物が必要だ」

財政目標の先送りでEUとの交渉が必要になる可能性

 イタリアの実務家内閣は先月、同国の国内総生産(GDP)予想を下方修正し、今年は経済が2.4%縮小し、2013年は0.2%のマイナス成長になると予想した。政府関係者やエコノミストは、この予想でさえまだ楽観的すぎる可能性があると話しており、今年は経済が3%近く縮小し、来年も最大で2%縮小すると見る人もいる。

 民主党書記長(党首)のピエルルイジ・ベルサニ氏は、景気後退の循環的な影響を考慮した構造的財政収支で、2013年に財政を均衡させるという目標を先延ばしするために、イタリアはEUと新たな合意をまとめる必要があると述べた。

 モンティ氏は政府が提示した2013年度予算を修正すると見られている。当初予算は主要政党に、景気後退を招く要素が強すぎると非難された。

 みずほインターナショナルのエコノミスト、リカルド・バルビエリ氏は、モンティ氏がイタリアの次期政権に参画する「確率は高い」と見ているが、首相としてか財務相としてかは選挙の結果次第だという。

 また、議会の主要政党が新たな選挙法で合意できるかどうかにも左右される。現在審議されている法案は、選挙に勝った政党に票数の12.5%の「プレミアム」を与える。民主党は、主にシルビオ・ベルルスコーニ前首相率いる中道右派政党の混乱のおかげで、世論調査で25〜28%の支持率を獲得してリードしている。ベルルスコーニ氏は新党の結成を検討しているが、自身は候補にならないかもしれない。

 政治的な不確実性を高めているのが、民主党内の主導権争いだ。11月25日の党首選を前に、党の左派勢力に近いベルサニ氏は、フィレンツェ市長を務める若きリベラル派のマッテオ・レンツィ氏と激しい戦いを繰り広げている。

 一方、昨年11月にナポリターノ氏に終身上院議員に任命されたことで議席が保証されているモンティ氏は、選挙運動はしないと主張している。だが、自身の役職がどんなものになるかは明言せず、「特別な状況下」で要請を受けた場合には引き受ける意思があると語っている。

欧州理事会議長への野心

 元経済学教授で、EUの欧州委員(競争政策担当)も務めたモンティ氏は、イタリアの信頼性を回復させて国際舞台で名を成した。だが、イタリア国内では政治手腕と庶民性を欠くと見られており、経済が悪化するにつれ、モンティ氏が主要政党にとって資産になるか重荷になるかは依然定かでない。

 モンティ氏とともに働いている人々は、同氏にはイタリア内外での政治的野心があり、国際舞台で注目を浴びるポストは、ファンロンパイ氏の後継レースに名乗りを上げる前に有益な踏み切り板になると話している。

 「彼はイタリアを変えることを望んでおり、『山猫』の呪いを避けたいと思っている」と、別の政府高官は言う。この発言が示唆しているのは、1800年代終わりの混乱期のシチリアが舞台のジュゼッペ・トマージ・ディ・ランペドゥーサの小説で、現状のままであるためにはすべてが変わる必要があるというセリフで知られた作品だ。

By Guy Dinmore
http://jbpress.ismedia.jp/articles/print/36389  

  拍手はせず、拍手一覧を見る

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
  削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告する?」をクリックお願いします。24時間程度で確認し違反が確認できたものは全て削除します。 最新投稿・コメント全文リスト
フォローアップ:

 

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 経世済民78掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

     ▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 経世済民78掲示板

 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧