http://www.asyura2.com/12/hasan78/msg/151.html
Tweet |
http://www.eagle-hit.com/2012年10月16日 20:00
◆中国は米国の最大債権者の地位失う公算-日本が急速に追い上げ
中国は、金融危機のピーク以降初めて、米国の最大の債権者としての地位を失う見込みだ。米共和党の大統領候補ロムニー氏の選挙戦にも影響を与える可能性がある。
最新の政府統計によれば、中国の今年1−7月の米国債保有残高は1兆1500億ドル(約91兆円)で0.2%減少した。これに対して日本は5.6%増の1兆1200億ドル。11月までに海外の債権者中の首位に立つペースで保有を増やしている。米財務省は16日に、国際的な資本の流出入に関する8月分の集計を公表する。
ロムニー候補は、大統領選に勝利した場合、中国を為替操作国に認定することを公約に掲げ、貿易紛争に関するオバマ大統領の姿勢はあまりにも手ぬるいと批判してきた。しかし、米国債利回りが過去最低近くにとどまり、政府や企業、個人の信用コストが低下した理由は堅調な海外需要にある。米財政赤字は2012会計年度(11年10月−12年9月)に4年連続で1兆ドルを超えた。11月6日の大統領選でどちらの候補が勝っても、その穴埋めのため中国と日本に依存することになるだろう。両候補は16日に第2回の討論会に臨む。
ドイツ銀行の金利戦略責任者ドミニク・コンスタム氏(ニューヨーク在勤)は11日の電話取材に対して、「米国は引き続き、海外の資金をかなり必要とするだろう」と指摘。「国は国債を大量に供給し、誰かがそれを買うことになる。それが中国でなければ、他の誰かになる」と述べた。(中略)
中国は08年9月に、日本を抜いて世界最大の米国債保有国となった。中国人民銀行(中央銀行)は金融危機に対応して人民元の対ドル相場を約2年間1ドル=6.83元に事実上固定し、元高を防ぐためにドルを買い、輸出競争力の維持を図った。それによって集まったドルおよび海外で稼いだ資金を米国債購入につぎ込んだ形だ。
中国の米国債保有残高は11年7月に過去最高の1兆3100億ドルに達した。これは07年末時点から約200%増加した水準。それ以降、中国の保有は12%減少、日本は27%増加した。【ブルームバーグ 12:57】
******************************************
中国の外貨準備の多様化を図っており、ドル資産から他の資産へ分散化している。その一つに円債資産があり、日本国債の買い手ともなり始めている。
記事にもあるように、米国が資金を必要としており、米国債の買い手が<それが中国でなければ、他の誰かになる>というのは、日本でしかない。
政府日銀は、これまで為替介入によって円売りドル買いで、米国債などドル資産を買ってきたが、新たに米国への直接投資も加速してくるだろう。
日銀は、本日、成長分野の強化を目的に大手銀行を中心とした6金融機関に対して米ドル建てで総額7億1100万ドルを資金供給すると発表した。対象の投融資件数は22件となり、海外での企業の合併・買収(M&A)資金などが含まれる。
なにやらソフトバンク買収劇により海外M&Aが活発化しそうだが、
資金の流れから言えば、米国へドルが環流していく流れでもあるのだ。
世界の金融市場では、資金の流れが変わりつつあることを念頭に置くべきだろう・・・。
◆中国人民元、対ドルで記録的高値・・ロシアメディアも報じる!
http://japanese.ruvr.ru/2012_10_16/91427549/
中国人民銀行(中国の中央銀行)が火曜、対米ドル交換レートの最高値で6.3106元を記録(前日比0.01%増)した。Bloomberg通信が伝えた。民間両替所では、数日の間は公定レートから1%以内のずれが出る可能性がある。月曜の上海外国為替市場では、1993年以降最高となる対米ドル6.2580元が記録された。
★ 同時に人民元への12ヶ月ものの交換レートは、これから数年で米ドルに対する元の価値が1.4%下がるとの観測を反映し、低下した。これは中国のGDP成長率の減速が見込まれることに由来する、とBloomberg通信。中国の第3四半期のGDP成長率は前年同期比7.4%と見込まれる、とBloomberg通信が行ったアンケートにエコノミスト諸氏が答えた。
( インターファクス)
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。