http://www.asyura2.com/12/hasan78/msg/107.html
Tweet |
今度は凶と出る ソフトバンクの大博打
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-7134.html
2012/10/13 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
米スプリント買収に市場はソッポ
ソフトバンクの大バクチに早くも赤信号が点滅している。米国の携帯電話会社「スプリント・ネクステル」を買収しようとしている一件だ。
「スプリント」は米国の業界3位。ソフトバンクは「スプリント」を通じ、同5位の「メトロPCSコミュニケーションズ」の買収も検討していて、そうなると、買収総額は2兆円を超える。ソフトバンクは今月、国内4位のイー・アクセスの買収を発表したばかり。その際、孫正義社長はツイッターで「目標が低すぎないか、平凡な人生に満足していないか」と書き込んでいた。そうしたら、米への本格殴り込みが明らかになったのだが、孫社長の野望に対する市場の評価は散々だ。
まず、株価。きのうは一時17%安。ストップ安水準まで下げる場面もあった。次は格付け。米格付け大手のS&Pがソフトバンクの格付けを「引き下げ方向で見直す」と発表した。これらの評価は当然だ。
「スプリントは業界3位とはいえ、上位のAT&T、ベライゾン・ワイヤレスには大きく引き離されている。そのうえ、5期連続赤字で負債は1兆1400億円もある。時価総額は1兆2000億円で、高すぎる買い物です」(株式アナリスト)
それでなくても、米国の市場は一筋縄ではいかない。NTTドコモも2004年にAT&Tの買収に乗り出したが、うまくいかず断念している。 ソフトバンクは06年に英ボーダフォンを買収、このときは1兆6600億円を使ったが大成功した。それに味をしめているのだろうが、今度は危ういという見方が多い。
「ボーダフォンのときと世界経済の情勢が違う。株が下がったのは市場が直感的に危ないと思ったからでしょう。ソフトバンクは太陽光発電にしろ、今度の買収にしろ、もう過去の経験値が通用しない挑戦に孫社長が一人で切り込んでいる。孫さんしか先が見えていないのでしょう。一人で自転車をこいでいる怖さがあります。自転車は走り続けていないとコケてしまう。そういう危うさがますます強まっているのです」(経済ジャーナリスト・有森隆氏)
ソフトバンクはグループ企業5000社、時価総額200兆円を目指すとぶち上げている。そのカジ取りを孫氏一人が担う怖さ。市場は敏感にそれを嗅ぎ取っている。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。