http://www.asyura2.com/12/hasan77/msg/890.html
Tweet |
PCが消滅に向かっていると思える新たな証拠
Digits-テクノロジー分野のニュースと分析
2012年 10月 11日 12:20 JST
今やパソコン(PC)への死亡宣告が、単なる脅しではなくなったかもしれない。
画像を拡大する
Reuters
PCの販売は落ち込むなかで、アイパッドは勢いを増すばかり
PCの販売台数を調査するハイテク関連調査会社のガートナーとIDCの2社がPC市場について驚くべき数字を発表した。ガートナーによると、今年7〜9月期の世界のPC出荷台数は前年同期比8.3%縮小した。IDCによれば減少幅は8.6%だ。
米ソフトウエア大手マイクロソフト MSFT 0.00% の次世代基本ソフト(OS)「ウィンドウズ8」の発売が今月下旬に控えていることから、今回の急落は結局一時的な現象だったという結果に終わる可能性もある。しかし、アップルは現在、四半期ベースで数千万台のタブレット端末「iPad(アイパッド)」を販売しており、従来のアイパッドより小さい新型アイパッドの発売も待たれている。アイパッドの今年7〜9月期の販売台数は1700万台と、前年同期比で84%急増した。
一方で、IDCとガートナーによると、今年7〜9月期に出荷されたPCの台数は約8800万台にとどまった。オンライン小売大手の米アマゾン・ドット・コムは、タブレット型端末「キンドル・ファイア」の販売台数を公表していないが、今年に入って製造ラインに大幅な更新を加えるほど成功している。さらに、グーグル GOOG 0.00% も画面の大きさが7インチのタブレット端末「ネクサス7」を投入しており、この市場はさらなる競争激化が予想される。
ウォール・ストリート・ジャーナルの先の報道によると、市場調査会社のIHSアイサプライは、世界のタブレット端末の販売台数が今年は前年比85%増加し1億2660万台になるとの予想を示している。昨年はアイパッドが世界のタブレット端末市場の約60%を占めていた。
米ヒューレット・パッカード(HP)やデル、中国の聯想(レノボ)グループなどのPCの販売台数は引き続き、タブレット端末市場を大幅に上回っているが、PCとタブレット端末の販売の曲線はまさに反対方向に向かっているようだ。
PC出荷台数の低迷には多くの理由があるようだ。ウィンドウズ8の発売が間近に迫っていることや、景気見通しをめぐる懸念などだ。
しかし、主因は非常に明白だ。PCの代わりとしてタブレット端末の台頭だ。
記者: Matthew Lynley
テクノロジー 一覧へ
メール印刷原文(英語)
関連記事
B&Nの「ヌック」シリーズ新製品、予約が過去最高水準=CEO 2012年 10月 9日
アップルの新たな小型タブレット、量産始まる=関係者 2012年 10月 4日
小型「アイパッド」を迎え撃つ製品 「キンドル・ファイア」から「ネクサス7」まで 2012年 10月 4日
類似記事(自動抽出)
【ブログ】アップルの覇権は本当に今後数年続くのか2011年4月 12日
【NewsBrief】1-3月期の世界パソコン出荷減少2011年4月 14日
ガートナー、今年のPC出荷予想を下方修正2011年6月8日
こんな記事もおすすめです
地図アプリの分野に拡大したアップルとグーグルの戦い2012年6月6日
マイクロソフト、アップル戦略に追随−タブレット端末で2012年6月 20日
エイサー、アリババの「阿里雲」搭載スマホの発売を延期2012年9月 14日
米アップルのまれな譲歩─モバイル広告で苦戦2011年 12月 13日
米アドビ、携帯端末向けフラッシュの開発中止−HTML5が勝利2011年 11月 10日
http://jp.wsj.com/Business-Companies/Technology/node_527689
世界のパソコン販売、つるべ落とし−第3四半期の出荷台数8%減
2012年 10月 11日 11:50 JST
パソコンの売り上げが、伸び率の減速からつるべ落としになりつつある。
調査会社各社が10日発表した報告書は、パソコン業界の業況悪化について、タブレット型端末による市場の共食い、経済状況の低迷、それに新興市場諸国でのパソコンの売り上げ鈍化などの要因を指摘している。そうした中でソフトウエア大手の米マイクロソフト(MS)とそのパートナーのパソコンメーカーは月内にウィンドウズの最新版とそれを搭載した新端末を発売することで、業況が盛り上がることを期待している。
画像を拡大する
パソコン出荷台数の前年同月比の推移
調査会社のIDCとガートナーによると、2012年第3四半期の世界のパソコン出荷台数は前年同期比で8%強落ち込み、減少幅は少なくとも2001年以降で最大となった。また調査会社のIHSアイサプライは、12年通期のパソコンの出荷台数が11年間で初の減少に転じるとの見通しを示した。
IDCのアナリスト、デービッド・ダウド氏は、「コンピューター業界が今、岐路に立たされているのは間違いない」と指摘し、「伸るか反るかの分岐点になるかもしれない」と話した。
市場ウォッチャーたちはこれまで、パソコンの購入を検討する人の一部がMSの最新基本ソフト(OS)の発売まで買い控えると予想していた。しかし、新学期向けセールなどの要因でパソコンの販売が比較的好調とされる第3四半期の急減は彼らにとって驚きだった。
調査専門家は、MSが発売する予定の「ウィンドウズ8」とそれを搭載するパソコンがPC販売を再燃させるのに十分かという点に注目している。メーカー各社はウィンドウズ8の発売に合わせて既に新モデルを製造しており、その中にはタッチスクリーン式の高級デスクトップパソコンや、タブレットにも変身できるノートパソコンも含まれる。
画像を拡大する
Reuters
サンディエゴにあるマイクロソフトのストア
ウィンドウズ8はタッチスクリーン式の端末でも従来型の端末でも同じように機能するように設計されている。一部のパソコンメーカーはこれまで、消費者がタブレットに引き寄せられるのを傍観するだけだったが、ウィンドウズ8の登場により、アップルの人気タブレット「iPad(アイパッド)」に対抗できる道が開かれる。
しかし、ウィンドウズ8搭載機を消費者が熱狂的に歓迎しようとしているようにはみられない。サンフランシスコにある家電量販店「ベスト・バイ」の店舗の裏には10日、新しく入荷したウィンドウズ8搭載パソコンの箱が山積みになっていた。だが店内にこの新OSを宣伝しているような様子は見られず、店員によれば、ウィンドウズ8について尋ねてくる顧客はいないという。
この店でノートパソコンを探していたケイラン・サンダーさんは、新OSがそれほど大きな違いをもたらすとは思わないと述べた。サンダーさんは動画の再生、電子メールの送信、それにウェブサイトの閲覧ができれば良いと述べ、「タッチ技術にはまだ引かれない」と付け加えた。
10日に無作為でインタビューを行ったが、サンダーさんのような姿勢はコンピューターの購入検討者にかなり多く見受けられた。これはMSとパソコンメーカーにとって悪い兆候だ。
IHSアイサプライのアナリスト、クレイグ・スタイス氏は「パソコンへの熱狂は、以前ほど大きくなくなった」と述べ、「人々はアップルの携帯電話機iPhone(アイフォーン)やiPadの新製品ほどパソコンに夢中になっていないようだ」と指摘した。
記者: Ben Worthen、Ian Sherr
IT一覧へ
メール印刷原文(英語)
類似記事(自動抽出)
【コラム】新しいノート型パソコンを買うのは待った方がいい2012年4月 20日
「ウィンドウズ8」を待つインテル2012年1月 10日
安価高画質テレビのビジオ、高品質PCに進出・最低価格898ドル2012年6月 15日
http://jp.wsj.com/IT/node_527666?mod=WSJWhatsNews
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。