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上海の株式市場は国慶節の大型連休明けの取引もマイナスで始まった様ですが、相変わらず当局による景気の良い話も飛び交っている様なのです。
〈大紀元より〉
20兆元規模地方版景気刺激対策、民間資本を狙う地方政府
【大紀元日本10月8日】7月以降、中国各地の地方政府が投資促進で「穏増長」(安定な経済成長)を狙い、相次いで景気刺激計画を打ち出す中、9月24日、四川省政府が新たに投資総額3兆6700億元(約45兆円)の投資計画を発表した。同投資計画には重要インフラ整備や産業振興、環境保護など2242項目があり、投資期間は2年間。投資規模は昨年四川省の域内総生産(GDP)の1.75倍に相当する。
我が国の馬鹿アナリストの方々は、この様な当局の姿勢を「頼もしい」と前向きに評価しているのでしょうね。
◆中国は経済の奇跡か、それとも巨大な政府主導の詐欺か?
(Is China an economic miracle, or one massive Government-sponsored fraud?)
中央政府によって計画された、指令形式の経済は長期的な経済成長を生み出さないという事を、歴史は幾度と無く我々に示してくれた。 このような意志を、ソ連に、英国に、テック・バブル崩壊後の--米国に、そして今日(こんにち)中国に見てきた。
「自由市場区域」を用いて中国は自由市場政策を取り入れたと、一部の者が主張するだろう事を私は認識している。 しかし、この用語でさえ中国が自由でダイナミックな市場に近く無い事を明らかにしている。(自由市場というのは単純に自由な市場の事であり、「区域」では無いのだ。)
その代わり、横行する汚職、詐欺、そして一握りの選ばれた者達(通常は支配政党と緊密な関係にある人々)が紙の資産を介して裕福になれるインサイダー取引というレンズを通して中国を見るべきである。
何よりも先ず、中国の経済データは全て正確さから程遠いのだ。 その理由は、最終売上によって GDP が計測される米国と異なり、中国では単純に何でも全て経済的な生産を経済の成長としてカウントするからなのだ。
では、中国が都市を建設したとしよう。 何れかのビルが購入された事があるか又は貸し出された事があるかに拘わらず、中国は都市全体を自国の GDP としてカウントするのだ。 誰でも想像出来る様に、これは「どこにも繋がらない橋」を建設する事や決して実際に利用される事の無い経済的なプロジェクトに関して中国政府に高い動機を与えたのである。
結果的に、同国はゴースト・タウンで溢れている...
■中国のゴースト・タウンと幽霊モール
世界銀行のホリー・クランベックによると、「呈貢(Chenggong)には、誰も住んでいない10万戸以上の新しいアパートがある」。
近くの昆明(Kunming)のベッド・タウンとして設計され、650万人近い都市である呈貢は2003年に開発が始まった。
高く--聳(そび)え立つアパートの区画が急増したものの、新たな住民を誘致しようという当局の試みが失敗した後、それらの殆どは今日(こんにち)でも閑散としている。
昆明で7年間働いたイタリア人ジャーナリストのマッテオ・ダミアーニは呈貢を幾度か訪ね、壮大な芸術的労働に従事する者達が居住するだけの、巨大な空間上で不気味に聳える無人のビル群を写真に収めた。
学生、労働者及び警備員の小さなコミュニティを見つけたが、その他には誰もいなかった。
「郊外も、市の中心部でさえも空です。」と彼は言う。 「完成したものの打ち捨てられた大きなスタジアム、ショッピング・モールそして何百棟ものビルディングを見る事ができますよ。」
そこには、完全に放棄された豪華な戸建て住宅もある。 それはアジアで最大の幽霊都市の一つと言われている。(http://www.bbc.co.uk/news/magazine/19049254)
■詐欺、文化そして法律:中国は変わる事ができるのか?。
偽造品や詐欺は何百万もの中国人を搾取する為に毎日使われている。
今週だけでも、詐欺の為に二人の男が逮捕された事を同国の国営メディアが報道した:一人は入札を操作した高い地位にある不動産投資家、他の一人は牛乳及びヨーグルトの製造日を改竄した乳製品製造業企業である蒙乳の営業マネージャーである。
これらの事件は、全国的な偽の食品及び薬の取り締まりの一環として、糖尿病や高血圧の治療に使用される薬を含む$1億8千2百万以上の偽造医薬品を差し押さえたという今月の初めの警察の発表に続いて起きたのである。 偽造薬品製造者達は「より上手に欺く事を可能にする新たな方法を生み出している」と、ニュースに付け加えられた声明の中で警察が警告した。
ほぼ定常的な一連の取り締まりや逮捕にも拘わらず、中国における詐欺の根強さと拡がりは法の適用が限界となる中国人社会の中での文化的な力に関する基本的な疑問を提起する...
...例えば、タバコの製造及び流通は国家が独占的に所有及び管理する事になっているにも拘わらず、偽造タバコの製造は4兆本に達すると推定されている。 ある製造業者はこれまでに、偽装を補完すべく偽の軍事訓練を指導され、中古の軍服に身を包んだ労働者達を含めて、軍事施設の如く見える様に設計された福建の偽造タバコ工場を建設したと伝えられている。 四川省では、その一方で、州立刑務所の「第1区」の様に偽装した闇市場のタバコ工場を警察が家宅捜索したと言われている。
(http://blogs.wsj.com/chinarealtime/2012/08/24/fraud-culture-and-the-law-can-china-change/)
・・・そこで、単なるハードランディングというだけで無く、中国はソ連型の全面的な経済崩壊に向かっていると私は完全に信じているのだ。
実際、統制を維持する事について如何に中国政府が絶望的になってきたかという証拠が必要であるならば、彼等が$1兆の刺激策プロジェクトを開始した事を考えてみるべきである。
$1兆を超える中国の刺激策には失望させられるだろうとバークレイズは述べている。
バークレイズ及び野村によると、中央政府と中国人民銀行から地方政府への、概ね11兆 RMB($1兆7千4百億)以上の額となる支出計画が発表された。 日本の銀行のアナリスト達は中国の GDP が第3四半期に7.7%となり、第4四半期には 8.8% に強く反発すると予想している。
今後の刺激策の影響及び広さを限定的なものとする構造的且つ周期的な変化を中国が経験する事に伴い、これらの成長への期待に対して懐疑的になる理由がある、とバークレイズのチームは主張している。 アジア危機及び2008−9年の金融危機の何れにおいても中国は雇用の喪失やデフレに苦しまなかったものの、「今回は違う」と彼等は述べている。(http://www.forbes.com/sites/afontevecchia/2012/09/17/chinas-more-than-1-trillion-stimulus-will-disappoint-barclays-says/)
この数字を、全体で僅か$7.3兆しかない中国の経済に当てはめてみよう。 そう、中国は正に国全体の GDP の23%に等しい刺激策を公表したのである。 これは2008年の刺激策の大きさの2倍以上なのだ。
もしも米国が$3兆以上に匹敵するQEプログラムを発表した場合を想像してみて欲しい。 それが、中国で発表された最新の刺激策プログラムと等しい規模なのだ。 そして、これに対し中国の株式市場は弱気に反応したのだ。
繰り返すが、この時点で中国はハード・ランディングを超えているのだ。 この事と上昇し続ける食糧品のインフレを組み合わせると、今後数年間で実際に中国が幾つかの小さな国々に分裂するかもしれない可能性があるのだ。(抜粋)
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