http://www.asyura2.com/12/hasan77/msg/717.html
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http://www.news-us.jp/article/292322707.html
特例公債法案先送りで38兆円分の財源に穴が空きました。
明らかに資金不足になるはずです。どうやって資金繰りをする気なのか?
国庫短期証券という「国債」があります。
政府短期証券や割引短期国債と同じです。2009年に名称を変更しただけです。
「特例公債法案廃案を家計に例えればてみた」
クレジットローンに該当します。
この「国債」は特例公債法案なく発行可能なので、一時的なつなぎ策としては有効です。実は日本政府、既にこの「国庫短期証券」を乱発しまくっていたのです。
地方交付税を削り予算制限したにも関わらず、それでも足りずクレジット借入を始めたのです。
末期症状と言っていいでしょう。本当にお金が足りないようです。
一体どれくらいの金額に膨れ上がっているのか。まだ全貌は把握していません。
一説では数百兆にも上ると言われています。
国庫短期証券は、Wikipediaで見る限り「国債である」と明記されていますが、表向きはあたかも国債でないかのように扱われています。巧妙な情報操作です。
「赤字国債が発行できないから、短期国債を乱発して食いつなぐ」とは絶対に言わない。「クレジットローンは借金ではない!」とパチンカーが発言したらキチガイだと思うでしょう。
今の日本政府のことです。「国庫短期証券は国債ではない」とでも言いたげです。
ちゃんとした借り入れができなくなり、ついにサラ金へ駆け込み始めたのです。
9月の入札結果を更新しました。
短期証券、相変わらず2ケタ〜3ケタ代の入札倍率が続いています。
それに対し20年国債の倍率はたったの4倍。短期への資金流入が止まりません。
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国庫短期証券は日本国債の1つ。
日本政府が一時的に生じる資金不足を補うために発行する国債の一種で、償還までの期間は2か月程度、3か月、6か月、1年の4種類。割引債として発行される。1999年に前身である大蔵省証券・外国為替資金証券・食糧証券の3つが統合して政府短期証券となった。財政補填の他為替介入に使われるケースも多い。2009年2月からは政府短期証券 (英Financing Bills:FB)と割引短期国庫債券(英Treasury Bills:TB)の、市場流通に際しての名称を統合し、国庫短期証券となった。ただし、財政制度上の位置付け等は変更されていない。
国庫短期証券 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E5%BA%AB%E7%9F%AD%E6%9C%9F%E8%A8%BC%E5%88%B8
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詳細金額を「詳細」リンク先にしか書かず、全体像を把握させない悪質な構成です。
財務省がちゃんとした表を作らぬのなら、誰かが代わりに作らねばなりません。
財務省平成24年9月の入札情報−これは要するに「銀行やサラ金屋に行って、借入枠を申請しお金を受け取る」予定表です。
国庫短期証券が目立つので、どうやらサラ金へ足を運ぶ回数が増えているもよう。
入札予定日 入札対象国債 発行予定額 応募総額
9月4日(火) 10年利付国債(第325回) 2兆3,000億円程度 5兆9,455億円
9月5日(水) 国庫短期証券(6ヶ月)(第307回) 3.5兆円程度 73兆7,631億円
9月6日(木) 国庫短期証券(3ヶ月)(第308回) 5.7兆円程度 133兆4,982億8,000万円
9月6日(木) 30年利付国債(第37回) 7,000億円程度 2兆8,503億円
9月11日(火) 5年利付国債(第106回) 2兆5,000億円程度 7兆2,844億円
9月13日(木) 国庫短期証券(3ヶ月)(第309回) 2兆5,000億円程度 90兆3,272億円
9月13日(木) 20年利付国債 1兆2,000億円程度 4兆9,923億円
9月18日(火) 国庫短期証券(1年)(第310回) 2兆5,000億円程度 41兆4,119億円
9月20日(木) 国庫短期証券(3ヶ月) 5兆7,400億円程度 107兆3,797億円
9月20日(木) 流動性供給入札 3,000億円程度 6,224億円
9月21日(金) 国庫短期証券(2ヶ月程度) 2兆5,000億円程度 48兆6,182億5,000万円
9月25日(火) 流動性供給入札 − −
9月27日(木) 国庫短期証券(3ヶ月) − −
9月27日(木) 2年利付国債 − −
注目すべきは応募総額の欄。9月5日、6日の短期証券にそれぞれ100兆レベルの資金が殺到しています。10年や30年など長期への入札は数兆程度ですので、その入札応募額は桁違いです。
★数百兆の資金が、短期の国債に集中し始めたことの意味は何か?
要するに、金貸しが一斉に「日本政府はもってせいぜい半年」と判断し始めたのです。
去年の入札結果と比べれば分かります。去年は大体1回あたり20兆円程度でした。
極めつけは、これです。
2013年度の予算が過去最大規模の100兆円突破となったことです。一体どこにそんなお金があるのか?まさに「クレジットローン」を乱発して賄う気でいるということでしょう。債務圧縮など端から頭にない。あるのは国民資産の収奪計画だけです。
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財務省は12日、13年度予算に対する各省の概算要求総額を発表した。一般会計が98兆8億円、特別会計で管理する東日本大震災からの復旧・復興費が4兆4794億円。単純合計すると102兆4802億円となり、前年度(震災の復旧・復興費を含めて98兆486億円)より約4兆円増えて過去最大規模となった。
過去に発行した国債の元利払いに充てる国債費が12年度予算より約2.7兆円増えたことや、高齢化に伴い社会保障費が増加したことが影響した。野田佳彦首相肝いりの「日本再生戦略」に関連する要求額が2兆802億円に膨らんだことも要求額を押し上げた。再生戦略関連は「環境・エネルギー」「医療・介護」「農林漁業」の重点3分野が6963億円、それ以外の分野が1兆3839億円だった。
政府は財政規律を維持するため、国債費を除いた歳出の大枠を前年度並みの71兆円以下にする方針だ。
財務省のリリース
http://www.mof.go.jp/budget/budger_workflow/budget/fy2013/h240912.pdf
http://mainichi.jp/select/news/20120913k0000m020074000c.html
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この予算もほとんどは国民のために使われることはなく、膨大な裏金に消えてゆくのでしょう。復興予算を借金返済で全て使い切るキチガイ政府です。日本人の命を軽視しすぎです。これを受けてか、どうやら「ゆうちょ銀行」が「国債からの逃避」を検討し始めたようです。
★「ゆうちょ銀行」が「国債からの逃避」を!?
「ゆうちょ銀」住宅ローンなど参入へ認可申請:日本経済新聞
(http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS0302M_T00C12A9EE8000/)
この中で、ゆうちょは「金利変動のリスクが大きい」ことを理由に挙げています。
現行の資産は7割が国債とのことで、ゆうちょの国債の買い手をやめる宣言ともとれます。
こうなると、日本国債に残された道はわずかしかありません。
・他国政府に買ってもらう
・外資金融=ユダヤマフィアに買ってもらう
・国債を乱発し自転車操業を続ける
こうして外債比率がどんどん上昇し、日本国債の安全神話が崩壊するというわけです。
というより、こんな状態の日本国債を誰が買いたいと思うでしょうか。
金利の上昇が始まれば、邦銀は数十兆レベルの含み損を抱えて全滅します。
市場が「売ったもん勝ち」の空気に包まれれば、国債崩落が待っているのです。
こんな状態では、もって1〜2年というところでしょうか。
2013年〜14年財政破綻説を唱える人も増えてきました。これは陰謀論抜きです。
2012年の今、世界は戦争前夜のような雰囲気になりつつありますが、それを抜きにしてもです。
・・・財政破綻が早ければ2013年に実現してしまうということです。
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