http://www.asyura2.com/12/hasan77/msg/678.html
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(回答先: 金価格1万ドルへ・・WSJが[金利上昇−FRB破綻−ドル体制崩壊]を懸念し金=1万ドルを再び報じる! 投稿者 墨染 日時 2012 年 9 月 19 日 20:35:38)
http://blog.goo.ne.jp/msi021112/e/98853109edd1a5c755dc4ddd339cbbb8
本日の日銀の追加緩和10兆円。そうですか。。ドル円はスルスルと79円台に入り、円建て国内の金価格もその恩恵を受け上昇。その時点ではメデタシメデタシということか。ニュースを見ていると政財界そろって“よくやった!!”と拍手喝采という感じに見えた。さて、やることはやったんだから、この後で再度ドル安円高方向に押し戻されても、「投機的な動き」などとすぐには言わんのでしょうが・・。
それにしても緩和策の際にいつも思う(特に日銀)のは、10兆円などと簡単に言うのだが、世界中の金鉱山会社が寄ってたかって年間2800トンほどが掘り出されるに過ぎないということ。このところの価格上昇で金も生産熱が高まったことで、昨年の2818トンは過去最高となる。これに時価のグラム4500円を掛けると時価総額が出るが、ざっと13兆円弱になる。日銀は今年に入り2月14日の追加緩和10兆円を皮切りに本日含め実質的に25兆円の追加を決めたことになる。
★これだけで金にして5600トンと2年分の鉱山生産に匹敵するのだが、こうした金融環境が主要国共通に生まれていることが、如何に金にとってプラスであるかがわかろう。金は刷れない。ヒラヒラと燃えあがりそうなカネの渦の中で、その物理的重さに逆らうように浮かびあがるのが金ということになる。
■QE4も視野に
http://www.mmc.co.jp/gold/market/toshima_t/2012/1263.html
住宅ローン担保証券(MBS)を毎月400億ドル買い取り続ける。終了期限は設けず。雇用指標の持続的な改善が確認できるまで続ける。(オープン・エンド型QEと言われる所以。FRBがQE実施期間と雇用指標を直接リンクさせた初めてのケースだ。)
それでも効かなければ、更に追加的金融緩和も否定せず。その場合は、買い取り対象の証券を社債などに拡大することも考えられるのか。そこで市場筋では、「なりふりかまわず何でもやる」という意味の“kitchen sink policy”という言葉で早くも揶揄されている。米国経済が「財政の崖」を転がり落ちるような事態になった場合の「有事対応」も辞さずとの決意表明と筆者は読む。
財政政策が万策尽きた今、金融政策面で出来ることは何でもいつまでもする、という強い決意を市場は素直に歓迎して、株・商品総上げの「過剰流動性相場」の様相だ。
「“雇用が本格的に良くなるまで続ける”とは、具体的な失業率の目標数値があるのか」と事後の記者会見で問われ、「それはない」と否定している。
さて、金価格は一時1775ドルと今年2月29日以来の高値まで急騰。ジャクソンホール→ドラギ南欧買い取り発表→米国雇用統計(8月)悪化と三段跳びで上がってきたが、昨晩は更に4段目の跳びとなった。
さて、問題は、ここまでQE3期待で買われたポジションの落としどころ。いつ利益確定の売りに出るか、ということだ。
ここで反応は真っ二つに分かれよう。
決算期のあるファンドは、目先の利益確定に走りたいところ。噂で買ってニュースで売りが常道だ。ギリシャからは26日にゼネストなどのニュースも入っている。欧州発のリスクオフ売りに巻き込まれる状況も十分に考えられる。その前に逃げたいという気持ち。
対して、決算期のない個人投資家は、QE4も視野に、じっくり持つ余裕がある。
そうなると、一時、利益確定の売りで下げようが、それが一巡したところで買い直され、1800ドルを試す展開と見ている。
★長期的には、金市場の高値圏維持が2014年から2015年までは続くと、FRBが暗黙に認めたようなものと読める。そのプロセスで、2000ドルという数字も現実味を帯びてきた。
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