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http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MAITBI6K50YQ01.html
9月17日(ブルームバーグ):「AAA」格付けに該当しないと8カ月前に米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)によって判断されたフランスの信用力は、どう見ても実際にはもっと高い。
償還期間が1年以上の1兆700億ユーロ(約110兆円)相当のフランス国債相場は、「AA+」に格下げされた1月13日から7.4%値上がりしている。これは世界の他の国債の2倍余りの上昇率で、最上級格付けのドイツや英国、オーストラリアの国債をも上回る。バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチの指数で示された。フランス10年国債利回りは、資金の逃避先となることが多いドイツ国債や米国債を上回るペースで低下している。
フランス国債のパフォーマンスは、格付け会社による主要国の分析が的を得ていないと投資家が受け止めていることを示すものだ。米国も1年1カ月前に「AAA」格付けを失った後に借り入れコストが低下。ブルームバーグのデータによると、1974年以降で格付けや見通しの変更があった314件の約半数は、国債利回りが新たな格付けで示唆された方向と反対に動いている。
ニッセイアセットマネジメント債券運用部債券第1運用室の国部真二チーフ・ポートフォリオ・マネジャーは12日の電話インタビューで、
★格付け会社は信頼性を失いつつあるとし、フランスなど格付けが「AA」並みの国は全く安全だとみなされていると指摘した。
■国債利回りは低下
1月に他の欧州8カ国とともにフランスを格下げした際、S&Pは欧州の債務危機を政策当局者が封じ込めることができず、一部の国の借り換えコストが高水準にとどまる可能性を指摘していた。
ただ、フランスではそれが現実のものとはならなかった。財政赤字削減から成長政策へのシフトを掲げて5月に当選したオランド大統領の就任後、国債利回りは低下した。
フランスの10年債利回りは8月3日に過去最低となる2.002%に低下した。格下げ時には3.08%だった。利回り低下幅はドイツ10年債より大きい。1月13日に1.77%だったドイツ10年債利回りは8月3日に1.25%まで低下した。10年物米国債はこの間、40ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)未満の低下にとどまった。
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