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http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M9EJFD6S972L01.html
9月12日(ブルームバーグ):任天堂の岩田聡社長が推し進めてきた専用ゲーム機戦略の評価が、新据え置き機「Wii U」を投入する年末商戦で定まりそうだ。対応ハードを問わず遊べるソフトが浸透する中で、任天堂は昨年2月発売の携帯機「3DS」不振で初の赤字に転落、据え置き機での巻き返しに賭けている。
「U」はコントローラーに6.2インチのタッチパネルを採用し、他のユーザーとの通信機能も持つ。発売に向けて「スーパーマリオブラザーズ」の新作など人気ソフトも開発中。米アップルのスマートフォン(多機能携帯電話、スマホ)「iPhone(アイフォーン)」などに配信される安価なゲームと争う形になる。
米調査会社NPDグループによる7月のビデオゲーム売上高統計でハードウエアは前年同月比32%落ち込み、専用機の苦戦を示した。同グループは5日発表の英文資料で、米国では利用者全体が減る中、携帯端末向けの「モバイルゲーム」が最大勢力となっていると指摘した。
ミョウジョウ・アセット・マネジメントの菊池真代表取締役は、「U」の成否が「専用ゲーム機がまだ必要かどうかの基準になる」とコメント。販売が低迷した場合、岩田社長は「新しいビジネスモデルを探す必要がある」との見方を示している。
BNPパリバ証券の山科拓アナリストは、前機種「Wii」発売当時はスマホやタブレット端末が競争相手にはなっていなかったとして、「U」をライトユーザーに浸透させるには人気ソフトなどの「差別化要因が必要」と述べている。
「Wii」は健康管理やスポーツなどのソフトでゲーム利用者を開拓し、発売翌年の2007年に任天堂の株価を初の7万台に押し上げた。しかし、同社は3DS不振や円高で前期(12年3月期) に上場以来初の純損失に転落し、大証での12日終値は9020円。
発売価格への注目
任天堂は現在までに「U」の価格や発売日を公表していない。3DSが販売不振から発売半年足らずで値下げを迫られた例もあり、市場関係者は低価格を呼び水に普及を図るのか、採算を重視し発売価格を高めに設定するかを注目している。
ドイツ証券の菊池悟アナリストは、市場への浸透を重視した場合は200ドル(1万6000円、1ドル=80円)、採算を重視すると300ドル(2万4000円、同)になると分析。ゲーム機は生活必需品とは違って安ければ売れるとは限らないと語り、価格設定は「岩田社長にとって大きな決断になる」と述べている。
BNPパリバ証の山科氏は普及のために価格を低めに設定して「赤字を大きく出すことは考えていないのでは」として、2万5000−3万円での発売を予想している。Wiiの国内希望小売価格は発売時に2万5000円で、09年以降は2万円となっている。
記事についての記者への問い合わせ先:東京 天野高志 tamano6@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:大久保義人 yokubo1@bloomberg.netMichael Tighe mtighe4@bloomberg.net
更新日時: 2012/09/12 15:54 JST
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