http://www.asyura2.com/12/hasan77/msg/571.html
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(http://ytaka2011.blog105.fc2.com/blog-entry-254.html)より抜粋
・グローバルエリートの計画でもっとも重要なのはデリバティブの崩壊である。
・トム・ファラという人物がいる。彼は40年前、金融産業に深くかかわりグローバルエリートの計画を知ることになった人物だ。私はトム・ファラに実際に会った。彼はグローバルエリートに嫌気がさし、金融界を去った人物だ。彼は、「デリバティブの目的は、デリバティブ崩壊の引き金を引くことによって、グローバルエリートが希望する時期に金融崩壊を引き起こすために開発された特別な商品である」と言っている。
・連銀はQE1とQE2の量的緩和で大量の資金を銀行に流したが、銀行はすべての資金をデリバティブの購入にあてた。アメリカの主要銀行だけですでに250兆ドルのデリバティブを保有している。これが崩壊すると、アメリカの金融システムは崩壊する。
・私は金融崩壊がいつくるかは分からない。半年後かもしれないし、1年後かもしれない。だが、確実にやってくることは間違いない。
**** ドルは無価値化とグローバルエリートの目的
・グローバルエリートの目的は、世界やアメリカを破壊することではない。崩壊した世界をグローバルエリートの手で復興し、彼らが完全にコントロールできるような世界を構築するためである。特にアメリカはそうである。
・2012年末までのドルは無価値化する。ドルという通貨はなくならないだろうが、ドルの価値はほとんどなくなる。それまでに、ドルに基づく一切の投資や預金を引き上げ、金に変えておくべきだ。
**** デリバティブ崩壊の予兆
・デリバティブの崩壊が起こる前には、いくつかの予兆がある。ひとつは、通貨戦争の始まりである。2012年4月14日、中国は人民元を、これまでの0.5%から、1%の範囲でドルに対してフロートさせる決定した。このようなことが通貨戦争である。4月11日、ブラジルの大統領は絶対にQE3を絶対に実施しないように要請した。もしQE3を実施するなら、ブラジルは報復して通貨戦争を引き起こすと言った。
・通貨戦争の次に起こるのは貿易戦争だ。これがデリバティブ崩壊の第2の予兆だ。
・連銀が金利を1%引き上げることが、デリバティブと金融崩壊の最後の予兆となるはずだ。
◆デリバティブ市場の試練
http://precursor.blog55.fc2.com/blog-entry-430.html
「予測できぬ事を予測する」という表題で先日本稿に掲載した記事の趣旨によると、習近平が公式の場から姿を消した事が関係しているかもしれない中国の政治的混乱も予測しておくべきなのでしょうね。
その一方、天文学的な額の取引が行われているデリバティブ市場でも、取引の総額に応じて天文学的な結果を生じせしめかねないリスクが生じている様です。
★$648兆のデリバティブ市場は、新たな担保の集中リスクに直面している。
$648 Trillion Derivatives Market Faces New Collateral Concentration Risks
再び繰り返される悲しいデジャ・ヴの事例として、「不安定な」担保への過度な依存及びリスク(資産)の集中がもう一度積み上がっている‐今回は$648兆のデリバティブ市場において。
新しいクリアリング・ハウス(決済機構)の(ドッド‐フランク的な)基準は、潜在的な損失をカバーすべく更に形式的なやり方で、デリバティブの取引相手はクリアリング・ハウス(又は取引所)に対して高品質な担保を誓約する事を要求されるという事を意味するのだ。
しかし、中央銀行が彼等のバランスシート上に全てのソブリン・リスクをマネタイズする事に乗じた安全な賭けは、利用可能な品質の高い担保の量を減らした;この高品質な担保の欠乏は流動性の問題を生み出す。
これまでは無料を前提とした商売を喜んで作り出していたディーラー達は、絶望的なデリバティブの取引相手の要求に応えるべくレポ的なプログラムを創り出した‐それらを低品質の担保から高品質な担保へ変換する事を可能にする為‐そして、それらはクリアリング・ハウス又は取引所に供出される事が可能になった。
要求に合致していた一方、この担保の変換は銀行のバランスシート上の流動性の無い低品質な資産の集中というリスクを推し進めた‐ブルームバーグがダレル・ダッフィを引用している様に:「自分達の利益を気にし、これに関連するシステミック・リスクを気にする必要の無いディーラー達」
規制当局はこの問題に気付いているが、いつもの様に行動が遅いのだ‐それが修正するには大き過ぎる様になるまで。
CMEは既に社債を担保として受け入れているが、「一つの形式の担保を別の形式に変換する事で、ただ我々は多くの運用上のリスクを積み上げ続けているのさ。」と、ニューヨークに拠点を置くブラックロックのトレーディング部門のグローバルな責任者であるリッチー・プレージャーが語った様に、再担保化及び悪循環となるキャッシュ・コールの潜在性又は強制的売却が顕著に高くなった。
担保の清算を義務付ける事はリスクという視点から理に適っているが、担保コールとこの担保の変換が生み出すかもしれない痛みは必然的に巨額のデリバティブによって如何なる種類のシステミック・リスクのイベントでも再度生じる事を我々が目にする事になる‐中央銀行の臆病共による現在のゲームで起こりそうな「些細な事」だ。 そのプロセスは、悪い担保を集中する一方、更に多くの高品質な担保を抜き出す事でさえあるのだ。
要するに、次の暴発のリスクは、全ての銀行が相互に供出された担保に目を向ける時の、エウレカ(俺は判ったぞ)の瞬間なのだ。
前回は、それが住宅の「公正な価値」だったが、今やそれは、額面価格で一ドル当たり1ニッケル(5セント)の価値を誓う「変換された」担保の「公正な価値」なのだ。
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いやぁ、Tyler Durden の記事ですから、真っ当に和訳するのは非常に難しいのです。 でも、何だか大変な事になるかもしれないリスクが高まっているという事は理解できた様に思うのです。
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