http://www.asyura2.com/12/hasan77/msg/511.html
Tweet |
9.12 スペイン・ショック直撃
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-6814.html
2012/9/5 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
4年前の悪夢が再来する――。市場関係者は警戒を強めている。08年9月15日、世界はリーマン・ショックに襲われた。北京五輪が終わった直後のことだった。
「今年も『ロンドン五輪後が危ない』とささやかれてきた。それが現実になりそうです」(市場関係者)
シャープの経営危機のせいで忘れられがちだが、ギリシャの財政悪化に端を発したユーロ危機は何ひとつ解決していない。
それどころか事態はますます悪化している。株式アナリストの櫻井英明氏が言う。
「9月は、欧米のヘッジファンドが年末決算に向けて売りに転じる時期。毎年市場は荒れます。心理面からも9月は危険です。9・11多発テロの悪夢も頭にこびりついている。日本は案外のんきに構えていますが、いまユーロ圏は崩壊寸前なのです」
指摘する声が聞かれるのはスペイン・ショックだ。長期金利はひところに比べ低下した。それでも危険水域の7%に迫る6・80%である。3日にはスペイン南部のアンダルシア州が10億ユーロ(約985億円)の緊急融資を政府に要請した。政府要請は4州目だ。
◆ドイツ、オランダがソッポ向く可能性
黒岩アセットマネジメントの黒岩泰代表が言う。
「欧州中央銀行(ECB)の理事会が9月6日にあります。スペイン支援の方向を打ち出すでしょうが、その後の12日が危険です。EU支援を主導するドイツの裁判所が、危機解決のカギとなる欧州金融安定メカニズム(ESM)が合憲かどうかの判断を下します。違憲判決だったらスペイン救済はできなくなる。再びユーロは大揺れです」
12日は、もうひとつの爆弾が爆発しかねない。経済評論家の杉村富生氏の指摘だ。
「オランダの総選挙です。スペイン支援に反感を持つ野党の勝利が予想されます。オランダはドイツに次ぐ資金提供国。この国が支援にソッポを向けば、スペインは崩壊に向かうでしょう」
9月12日、スペイン・ショックが世界を襲う。ユーロ安・円高は猛スピードで進行し、平均株価はあっという間に8000円を割り込み、底が見えなくなる。4年前の悪夢再来を覚悟したほうがいい。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。