>>07
　いろいろ口実をつけた逃げ口上であることぐらい、書いた本人が自ら判断できるぐらいの知能はあるはずだ。
だが、並み居る経済学者と同様、自己欺瞞に自己欺瞞を重ねた思考法に呪縛され脳が干からびてしまっている。
　こんな類はほぼ例外なく「東大話法」が暴かれるのも気に入らない。既得の利権構造（権威）が失墜するのを嫌う心理が働く。多くの阿修羅参加者の正体というのは、実は意外や意外、保守的ではなかろうという疑念が本テーマを契機にむくむくと湧き上がってくる。

　並み居る経済学者のやるべきことは、現在の経済学が物理法則を無視しているという指摘に反論することである。あるいは物理法則を無視しているように見えるが、実は違うんだというような（結局まやかしにしかならないだろう）議論を展開していくことである。あるいは物理法則を無視した経済学であっても、これまでの歴史で輝かしい成果を上げてきた事例を並べ挙げることである。
　それができないので現在のところ、黙殺し、難解な経済言語でバリアを張り、外側に背を向け円陣を組み批判者をはねつけている。これがどこまで続くかである。

　新しい時代の到来に反応できる感性に乏しいのは、脳が老化しているからだろう。阿修羅のもう一つの病である。

　＞ニュートン力学に対して、相対論効果を無視していると非難しても無意味なことと同じだ

　とは悪質でスジの悪い譬えだ。ニュートン力学も相対論も物理法則で、相対論はニュートン力学を包含するものだ。このような譬えはまったく見当違いのスジ悪の言い逃れだ。

　＞既存の経済理論が無視している効果が、実際、どう現実に効いているかを明らかにすること

　苦し紛れの言い逃れだ。これまでの経済学の歴史の中で輝かしい成果を上げてきたなら、その事例を列挙するのが、もっともてっとり早い。それができないから、こんな見通しも立たないような命題を立てて、誑（たぶら）かしと時間稼ぎをしているのだ。
　貴殿は、東大話法を自在に使いこなす達人であることは確かなようだ（だから東大話法がこき下ろされると、その不快感は並のものではない）。

　繰り返すが、こんな苦し紛れの抵抗をいつまでも続けていけるのかということ。安富氏に続く若手の研究者が、この日本の地からどんどん輩出していく可能性が大きい（と思う）。
　名の知れた専門の経済学者がこれからどんな言い逃れを重ねていくか、あるいは安富理論をトンデモと決めつけて無視を決め込んでゆくか。無理を重ねた挙句、どこかでカタストロフィーが起こるだろう、というのが仁王像の動物的嗅覚。

　それは分かっている。そのいろいろある理論がおしなべて物理法則を否定した上に築かれているということだ。だから無力なのだ。この理論こそ実績を上げていると誇れるものは何もないではないか。いろいろなオカルト理論で人々を誑かし続けている。それでオマンマを食っている。有り難い世界だ。

　＞自然科学を理解していないから、ああいう愚かなことが言えるのだろう

　どこの馬の骨か分からない者がこう言ったところで誰も納得しないだろうな、ぐらいの想像ができないのか。読者が、なるほどと思うような書き方をしないと、単なる欝憤晴らしにしかならない。
　氏の著作を読めば、自然科学への並々ならぬ造詣の深さを感じるのが普通の人の感想だよ。

　>>17
　＞将来的には、ミクロの動的均衡モデルに基づいたマクロ経済モデルが、より洗練され、別に物理法則に矛盾しない形になっていくことは間違いないだろうね。

　物理法則を否定している限り不可能だ。何の根拠もない馬の骨の楽観論だ、と客観的には見られるだろうな、ぐらいの想像力をめぐらせてみよ。ただ、洗練されたメルヘンになる可能性はある。「銀河鉄道９９９」のように。