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世界の若年層失業率、ユーロ圏危機の影響で上昇へ=ILO
2012年 09月 5日 12:20 JST
[ジュネーブ 4日 ロイター] 国際労働機関(ILO)は最新リポートで、今後、世界的に若年層の失業率が上昇するとの見通しを示した。ユーロ圏危機が新興諸国の経済に打撃をもたらし、労働意欲を失って労働力から脱落する若年層が増加するためという。
ILOは、2017年までに25歳以下の若年層の世界規模の失業率は12.9%と、今年予想されている数字から0.2%ポイント上昇する見込みで、特に途上国の若年層は最も影響を受けるとみている。
リポートは「ユーロ圏危機で先進国への輸出が低迷し、東アジアや中南米など欧州域外にも影響が拡大するとみられる」と指摘した。
また先進国の25歳以下の潜在労働力については、失業率は2017年までに17.5%の記録的高水準から15.6%に低下する公算が大きいが、それは主に意欲を失った若年層が労働市場を去るためと説明。
地域別では、今後5年間で中東の若年層失業率が2%ポイント、東・東南アジアでは約1%上昇すると予想している。
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海外経済の回復遅れるリスク高まっている=宮尾日銀審議委員
2012年 09月 5日 12:07 JST
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[下関 5日 ロイター] 日銀の宮尾龍蔵審議委員は5日、山口県下関市で講演し、景気や物価の見通しについて「海外経済の回復遅れるリスク高まっている」と語った。海外経済の一段の減速や円高進行、商品市況下落などによりに「私自身は景気・物価の下振れリスクを意識している」と強調、「必要な場合、細心かつ果断な措置が必要」と述べた。
日銀は景気の先行きを「海外経済が減速した状態から脱していくにつれて、緩やかな回復経路に復していく」とみている。宮尾委員は「経済全体は改善方向だが気がかりな要素増えつつある」とし、欧州な海外経済の減速長期化による輸出・生産の回復後ずれを懸念。「円高・株安強まれば設備投資や個人消費が抑制される」と指摘した。
欧州債務問題は「解決に長い時間を要して不思議でない」と長期化への覚悟を示すとともに、米国経済では牽引役であった企業に「かげりがうかがわれる」との懸念を示した。中国は「指導部の新体制発足に伴う経済政策運営がスムーズに移行するか目配りが必要」とした。
金融政策をめぐっては、国債買い入れによる金利低下を通じ、株式などへの投資を促す「ポートフォリオ・バランス効果」に対して「投資家のリスク回避による長期金利低下」が「向かい風として働いている可能性がある」と述べ、金融緩和に手詰まり感があることをうかがわせた。金融緩和で企業や家計のコンフィデンスが改善され景気・物価が刺激されれば「長期金利には上昇圧力がかかる」とも指摘した。
(ロイターニュース 竹本能文;編集 久保信博)
*内容を追加します。
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